3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年5月25日~5月31日)

 あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年6月1日から6月7日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリー小説「がくどう、 序」がアマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
※運営支援ブログは、投稿数1,000記事を超えました。放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)について知りたいことは、運営支援ブログにお任せください!

・日本版DBSに関する検討会(第2回)で出された、放課後児童クラブ(学童保育所)側が留意しておきたい実務上の課題を紹介する3回目(最終)。犯罪事実確認を怠ったら、認定事業者は認定取り消しの対象となりえます。対応案として「事前の伝達」が示されています。児童クラブ事業者は職員に、戸籍提出について理解をしっかり求めなさい、ということです。そうではないと、懲戒処分になる可能性がありますよ、ということも事業者は職員に説明して理解させねばなりません。(6月2日掲載)

・民間委託した放課後児童クラブ(学童保育所)の悲惨な現実。市区町村の管理責任はどうなっている? 民間委託は丸投げとは違う! と怒りを込めた上下2回シリーズの上。とてもひどいクラブ運営、事業運営をしている民間事業者で働いている人から運営支援に悲惨な状況を知らせる連絡がありました。このクラブがある自治体は、最近、民間事業者にクラブ運営を任せることにしたばかり。この自治体は民間委託に際して、これでもか!とばかりの利点をアピールする資料をまだホームページで公開しています。それがいかに現実と乖離している可能性が濃厚であるか、ということです。(6月3日掲載)

・民間委託した放課後児童クラブ(学童保育所)の悲惨な現実。市区町村の管理責任はどうなっている? 民間委託は丸投げとは違う! と怒りを込めた上下2回シリーズの下です。児童クラブの民間委託で、最も問題と私が思うのは事実上の「丸投げ」となっており、それが平然と横行していることです。このたび届いた無残な運営の内容を平然と放置している受託事業者ですが、委託側の自治体は、「自治体が事業実施の責任者 ※民営化ではなく、民間委託(公設民営)」と、児童クラブの責任者であるということを認めていますが、実際に責任者としてふさわしい行動を行っているかと言えば実態は全く違うのです。これは単に、民間委託に対して不安を持つ住民に対してその不安を和らげるために使った「方便」としか考えられません。方便で済ませられることが不可能なように、市区町村は委託ないし指定管理者として運営を任せた事業者を定期的に調べることを義務付けることが必要です。その根拠となる法令を国が特別法で制定するべきです。業務委託契約や指定管理者制度で児童クラブの運営を任せるとしたらそれは原則的に放課後児童健全育成事業の補助金が交付されることになりますから、補助金を受ける側の事業内容(=補助金をどう使っているか)を、管理監督する立場であって当然です。市区町村は、受託事業者が契約書や仕様書に記載された通りの児童クラブの事業内容を行っているか、そして労働法制はもちろん種々の法令に背く行動を行っていないかどうかを、必ず調べねばならない、と制度化するだけの簡単な話です。管理監督した結果は、すべて公開するべきです。自治体のHPで公開するのがいいでしょう。(6月4日掲載)

・出生数が70万人を下回ったことが明らかになりました。急激な少子化の進行がさらに加速していますが、だからといって児童クラブの整備はもうしないでもよい、とは全くなりません。待機児童の問題だけではなく、特に待機児童を出していない地域に実は根深い問題として存在している大規模問題、これを考えると、70万人割れ=児童クラブの整備はもう急がないでよいのだ、とはなりません。こどもの安全安心な居場所、こどもが専門家のもとで充実した育成支援を受けられる場所は、親の子育てへの戸惑いや不安感の増大による「子育てのしにくさを感じる親が増えているであろう状態」を踏まえると、むしろますます整備の必要性が高まると私は考えます。(6月5日掲載) 

・お声がけを頂いたので、さいたま市緑区にある「民間学童保育所 Hearty」(ハーティー)に訪問させていただきました。高窪千華代表とおよそ2時間、いろいろなお話をお聞きすることができました。「英語レッスン付学童で充実した放課後時間を」というメッセージがHPに踊っているので、運営支援ブログが使っている区分の「学習支援系」児童クラブだと思われそうですが、実は、児童クラブの本来の趣旨である児童の健全育成、育成支援を重視しつつ、その上に学習支援を展開している重層的な仕組みの児童クラブです。こうしたクラブがどんどん増えるといいですね。そのさいたま市の放課後子ども居場所事業の現状も併せて紹介しています。(6月6日掲載)

・放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する人、職員へのヒント。「児童クラブのトリセツ」シリーズ12。今回は、<その47:就職活動中です。学童保育の仕事って、正直どうですか? 少子化でいずれ失業しませんか?>、<その48:夏休みにとても職員数が足りないのでアルバイトを雇います。学生のアルバイトはどうですか? 高校生はどうですか?>、<その49:夏休みに学童でアルバイトをしてみたいのですが、注意するところは何ですか?>、<その50:夏休みのパート、アルバイトが見つかりません!>、<その51:保護者ですが、夏休みの児童クラブの職員体制が不安です。変な人が紛れてきませんか?>、を説明していますよ。(6月7日掲載)

〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、2025年6月1日から6月7日まで34の市区町村を紹介しました。(紹介済み1,470市区町村/全1,741市町村)
北海道幌加内町
北海道幌延町
埼玉県本庄市
北海道本別町
京都府舞鶴市
滋賀県米原市
群馬県前橋市
静岡県牧之原市
北海道幕別町
鹿児島県枕崎市
愛媛県松前町
熊本県益城町
北海道増毛町
栃木県益子町
島根県益田市
東京都町田市
長崎県松浦市
島根県松江市
北海道真狩村
長野県松川町
長野県松川村
三重県松阪市
静岡県松崎町
徳島県松茂町
宮城県松島町
神奈川県松田町
千葉県松戸市
愛媛県松野町
大阪府松原市
埼玉県松伏町
北海道松前町
長野県松本市
愛媛県松山市
神奈川県真鶴町
(ここまで3分30秒)
 ご存じの方がおられたらご教示を。このブログは、ワードプレスを利用していますが、文章や文字をコピーしようとマウスでドラッグしたとき、色が反転しなくなってしまいました。ドラッグした範囲が一目でわかるように反転なり、色が付くようにするには、どうしたらいいのでしょうか。教えてください!

(お知らせ)<新着情報!> 

2025年6月から放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
 弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
 佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
 児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
 もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。(https://dbs.office-iolite.com/)
※新着情報はここまで。「お得情報」が下にあります!

〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
 さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
 この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。とりわけ、2026年12月までに始まる、いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
☆(お得情報!)
放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)