学童保育の「事業の質」アップに必要な3点は、こうして作りましょう。

 学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。子どもの育ちを支える学童保育、保護者の安定した生活を支える学童保育、そして社会を支える学童保育を支援する「学童保育運営支援」の重要性と必要性を訴えています。

「事業目標の確認と共有」(育成支援目標の明示)
「目標達成への貢献意欲」(モチベーション向上の施策)
「コミュニケーションの充実」(職員間相互理解と交流)

 これらを、運営組織の責任者が、まず決意と行動のそれぞれをもって示さねばなりませんとも指摘しました。組織を率いる立場、最高責任者はもちろん、理事など経営に携わる者たち全員が率先しそれぞれを明確に示し、かつ、実践することです。

 その中でも、最初に挙げた「事業目標の確認と共有」を重視するとも指摘しました。そして、それは例えばと

 この2つを目標として設定し、その内容を作り上げる時、どういう作業が必要か。すなわち、学童保育と言う事業を運営する組織、事業体として、より質の高い事業展開をするために必要な目標をどうやって作り上げていくか、ということです。このプロセスを適切に行うことがスタートとして重要なのです。

 一般的に、企業における生産性の向上(=質の向上)は、組織を構成する者のモラール(士気。モチベーションと考えていいでしょう)によって左右されると言われています。いわゆる「企業における人間関係管理」の分野になります。人間関係管理において、モラールの形成と向上に役立つ施策として数多くの施策がありますが、基本となるのは「労使との緊密な関係(労使協議)」であり、「施策への提案制度の充実」であり、「構成者の自己申告制度の保障」です。

 これらの施策が適切に行われていると、組織の構成者に十分な「動機づけ要因」が育ちます。組織や業務の質の向上に貢献することができた、自らの仕事や職責の範囲が拡大し組織人としてさらなる成長を遂げることができた等々、組織の構成者のモチベーションが上がることになります。

 これらを踏まえると、回答は見えてきたはずです。

 先の2つの例示事項を目標として設定しようとするなら、その目標の中身について、学童保育組織の運営側と、クラブで実際に育成支援業務に当たる者、いわゆる労使が一緒になってその内容を作り上げることこそ、必要なプロセスということです。

 もちろん、最終的に決定するのは運営側(経営者)の仕事です。つまり、それを運営側が勝手に決めて現場に押し付けてはダメだ、ということです。

 結論だけ知ると「当たり前の事」に思えるでしょうが、その「当たり前」が実はなかなかできないから、問題がいろいろ起こっては積み重なっていき、それが職員の早期退職や、質の低い育成支援事業展開になっているのです。

 なお、これらは、公設公営の学童保育所においても有効な考え方です。現場で育成支援に従事する職員集団全体の事業目標を設定することは、極めて有効だからです。

 具体的な目標設定のプロセスの組み立て方、その進行方法について、「あい和学童クラブ運営法人」では、学童保育組織運営に豊富な経験を持つ代表が、具体的なアドバイスを送ることが可能です。「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の運営組織における事業の質の向上に取り組みます。組織全体のモチベーションアップを実現させるために、具体的な助言、アドバイスを行うことが可能です。

 学童保育の運営者の方、そして行政の学童保育担当者の方、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る学童保育所の発展のために、一緒に考えていきましょう。職員育成はもちろん、どんなことでも「あい和学童クラブ運営法人」に、ご相談ください。子育て支援の拡充に伴い、今後ますます重要視されていく学童保育です。学童保育の充実のため、一緒に取り組んでいきましょう。

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