3分で読める今週の「運営支援」ブログ(11月12日~11月18日)
あい和学童クラブ運営法人はブログで、学童保育(所)への提言や意見を行っています。11月12日から11月18日に掲載したブログの内容をご紹介します。愛知県津島市の学童保育所の指定管理者選定に関連し、学童保育所の事業者に対する指定管理者制度について言及した1週間でした。ぜひご確認ください。
・ 津島市の学童保育運営事業者を巡る事案に、育成支援を尊ぶ学童保育業界の将来を思う。このままでは消え去るだけ。指定管理者制度で企業と戦うには、「いい学童だから」だけではダメ。(11月13日掲載)
・指定管理者制度による学童保育所運営は、学童保育所における育成支援の質の低下を招く大きな要因になる可能性が高い。その要因は、ひとえに、職員にかけるコストをケチるから。(11月14日掲載)
・ 営利企業が学童保育所を運営する場合は企業(事業者)の倒産、破たんや経営方針の変更よって施設の閉鎖が現実として行われる、それも突然に行われることがあるということを、多くの保護者、行政担当者はしっかりと認識してほしい。(11月15日掲載)
・保護者会運営あるいは保護者会由来の非営利法人が全国規模の株式会社との「競争」に勝つためには、地域を超えて一体となり、その事業規模、財政基盤を盤石として、全国規模の営利企業に対抗できるだけの財政力を確保することがいまこそ急務。それが実現できない限り、地域ごとに存在する個々の非営利法人は、いずれ、全国規模の株式会社に競争で負けます。育成支援を大事にしてきた学童保育所が「絶滅」します。(11月16日掲載)
・学童保育の事業者を選ぶには、コスト削減に留意しつつも育成支援の質と保護者の利便性を考えるのであれば、非公募の随意契約や随意指名、選定で事業者を選ぶことでも、その目的は十分に果たせます。(11月17日掲載)
・競争で事業の質が向上するのは、その事業者の利益が増える分野だけ。事業者の利益にならない分野では、逆にサービスの質が低下する恐れが強い。(11月18日掲載)
※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習、取材対応が可能です。「学童保育とは、こういうところ」という市民、保護者向けの講演が可能です。学童保育に関する職員、保護者の方の個別の相談には原則、無料で応じております。お気軽にお問い合わせください。