3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年3月23日~3月29日)

 あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年3月16日から3月22日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
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※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。

・放課後児童クラブに関する最近の報道で、私が気になったこと。放課後児童クラブという制度の建て付けが、子どもが社会に出たときに困らないような大人となるように育っていく場所(それこそつまり時間限定ですが、家庭の代替的機能)を整備して機能させる仕組みです。子どもはそこで非認知能力を自然と身につけていきます。認知能力を存分に伸ばす、いわばエリート学童があっても選択肢の1つとして、存在することはまったく問題ないでしょう。希望者はぜひとも、そのようなエリート学童で存分に自己の能力を伸長させてください。社会を実際に大きく動かす原動力はエリート層の充実です。ただ、エリート学童は「放課後児童健全育成事業」ではないことと、非認知能力をじっくりと伸ばす児童クラブにもしっかりとした存在意義があることを社会がもっと認知する必要がありますよ、ということです。(3月24日掲載)

・放課後児童クラブを、新卒の学生が就職先として積極的に選択するということは、まだまだ珍しいかもしれませんね。なんといっても、ほぼたいていの児童クラブは、常に職員を募集していて、いつだって就職先として門戸を開放しています。つまり新年度のスタートに合わせて採用されなくても、いつでも採用してくれるという業界なのは、まあ事実です。運営支援ブログも、これまでに児童クラブで働く人の収入が少なすぎるということをさんざん指摘してその改善を求めてきました。「やっぱり、収入が少ない仕事は嫌だ」という思いを、これから就職先を決める人に抱かせてしまってはいけません。なので、しっかりと言っておきます。「まともな児童クラブの事業者なら、大丈夫、暮らせます。一人暮らし、できます。家族と同居なら、余裕ありあり。配偶者、パートナーもフルタイムで働いているなら、それなりに余裕をもって暮らせます。」と言っておきます。(3月25日掲載)

・児童クラブに入れなかった、つまり待機児童になってしまった場合、ありとあらゆる手段を駆使し、あるいは組み合わせて、小学校の間の最長でも6年間を乗り切る必要があります。放課後子供教室や児童館は、子どもの居場所として児童クラブが利用できない場合に真っ先に利用を考える仕組み、施設となります。特に児童館は、利用する児童を事前申し込みにしないだけで本質的な機能は児童クラブと同じです。また、利用料がかなり高額になりますが、いわゆる「民間学童保育所」の利用を検討できる世帯もあるでしょう。ただ、そのような仕組みがうまく使えず、さらに頼りになる親族が身近にいない状況という前提で、子どもの居場所を確保するためにどういう手段や工夫があるのでしょうか。(3月26日掲載)

・放課後児童クラブはよくよく考えると案外、不思議な世界で、世間一般はいわゆる「年度末」はお別れの時期、別れの季節(そして年度始めは出会いの時期)ですが、児童クラブは、子どもについては途中入所や途中退所、退会が普通にありますし、事業者にしても年度替わりの新卒採用より、いつでも途中入社、中途採用OKで、離職退職もいつでもあります。ですから年度末がサヨナラ、というイメージは薄いのですが、それでも、年度末のクラブ退所、退会、そして退職はあるでしょう。この点、事業者の事業運営が安定してくると、こと職員に関しては年度途中の採用や離職は減っていくように私には感じます。今回の運営支援ブログは、いままで児童クラブに関わってくださった方々へのお礼と感謝の気持ちを伝えます。(3月27日掲載)

・朝日新聞が、保育現場におけるスキマバイトの問題を報道しました。記事には、スキマバイトの募集ページに学童保育の求人が多く掲載されているとあります。実際に、児童クラブの現場ではすでにスキマバイトを利用しないと事業が成り立たないという現実があるということです。私もそうですが、児童クラブの世界に関わる人の多くが「子どもと関わる仕事にスキマバイトはやめてほしい」という意見を相次いで発信している一方で、実際にはスキマバイトを利用しないと日々のクラブ開所ができない現実があるのです。「児童クラブにスキマバイトはダメだ」という、いかにも良識派的な意見が拡大すればするほど、現実にスキマバイトに頼らざるを得ない現場の事業者側は目立たぬように、バレないように、こっそりと水面下でのスキマバイト利用に追い込まれているのではないでしょうか。だとすれば、これは早急に解消しなければなりません。事故や問題、トラブル、不祥事は、世間の視線から逃れようとして身を隠すようにこっそりと行われている部門で起こりがちだからです。(3月28日掲載)

・ 小1の壁の深刻な問題は、女性への差別的待遇が表面化することです。仕事や職業生活に男女の差は当然ながら全く存在しないはずです。しかし一方では、子育て中の夫婦では、子育てへの負担の点で、女性(母親)が現実的に職業生活において不利益を被ることが多い。小1の壁で母親が正規職を退職して非正規になったり会社の中でも軽易な業務に転換したりすることがたくさんあります。女性のキャリアを容易に閉ざすことにつながる観点から、小1の壁は、可及的速やかに解消が必要です。小1の壁の中核である待機児童問題や、朝の児童クラブの開所時刻の遅さは、早急に解決されるべきです。自治体は、女性の活躍を阻害する要因を除去するべき、という観点から、児童クラブの整備や、児童クラブ運営事業者への働きかけを行う必要があることを理解するべきでしょう。 政治家、議員は、この観点でぜひ児童クラブの整備を進めてほしいですし、研究者、学会もぜひ、強く訴えてほしいですし、メディアもどんどん報道してほしいと願っています。 (3月29日掲載)

〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、業務用につかっていたパソコンが使用不能になった影響で現在、更新を停止しております。使用不能になるまでの間、2025年3月23日から3月29日まで2つの市区町村を紹介しました。データの救出作業が完了次第、更新を再開します。(紹介済み1,231市区町村/全1,741市町村)
栃木県日光市
愛知県日進市

※ご存じの方がおられたらご教示を。このブログは、ワードプレスを利用していますが、文章や文字をコピーしようとマウスでドラッグしたとき、色が反転しなくなってしまいました。ドラッグした範囲が一目でわかるように反転なり、色が付くようにするには、どうしたらいいのでしょうか。教えてください!

〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。どうかご検討ください。

 放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を完成させました。2025年3月下旬にPOD出版で発売します。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。ご期待ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)