「打倒!小1の壁クエスト」第2話。壁も、学童も、そんなにあるなんて聞いてないよ~!

 学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。子どもの育ちを支える学童保育、保護者の安定した生活を支える学童保育、そして社会を支える学童保育を支援する「学童保育運営支援」の重要性と必要性、学童保育のあらゆる問題の解決を訴えています。

 「打倒!小1の壁」クエストが始まりました。主人公は、来春にお子さんが新1年生となるご夫婦、学童保育について普通に入れるものと思っていたようですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきたようですよ。

 ~打倒!小1の壁クエスト~第2話:小1の壁って1つじゃないのね!

(前回までのあらすじ)子どもが来年春、学童保育に入れるものだと思っていた勇者ママと勇者パパ。小1の壁について学童に詳しそうな学童バカ・ハギに教えてもらったところ、壁が1つじゃないと知ってびっくり。さあ、どうする学童。どうなる学童。
勇者ママ「小1の壁、入れる入れないだけじゃなくて、開門時刻と閉門時刻、お弁当の壁。役員の壁、運営の壁、雰囲気の壁、人間関係の壁って、なんでそんなにあるのよ。学童保育って、保育所と同じで誰でも普通に入れなきゃおかしいじゃない!ちょっとあなた、ハギに詳しく聞いてきてよ」
勇者パパ「え、ママは一緒に行ってくれないの?まあいいけど」

 というわけで、勇者パパは改めてハギのもとへ赴き、たくさんあるらしい小1の壁について話を聞くことにしました。
ハギ「まずは、学童保育所に入所できるか、できないか。これが最初のどでかい壁じゃよ。ここで多くの子育て世帯が涙するのじゃよ」
勇者パパ「その壁、どうやってクリアすればいいんすか?」
ハギ「残念じゃが、あまり方法は多くない。その壁が高く険しい所に住んでいるなら、壁を越えられなかったとき、どうすれば良いかも考えておかねばならない。これは構造的な問題だから、今のところ、個人ではなかなか、どうにもならないのじゃ。ただ、1つだけ手はある」
勇者パパ「だからもったいぶらないで、その手を先に教えてくなきゃ」
ハギ「先に結論だけ言ったら、なぜその結論になるかが説明できんじゃろ。そんなことじゃ壁は超えられんぞ。でな、その手とは、簡単な事での、小1の壁がないところに住めばいいんじゃよ」

勇者パパはポカーンとしています。

ハギ「まあな、究極な選択じゃがの。この国には、小1の壁がない地域もあって、それは2つのパターンがあるんじゃき。1つは、学童保育のようで学童保育じゃない<学童>をやっていて誰でも利用できる仕組みにしているところだ。もう1つは、入所申し込みを基本的に断らない地域もあるんじゃ。そう多くはないがの。そういう地域に引っ越してしまうのが、究極の小1の壁打倒法じゃよ」

勇者パパ「現実世界なんでルーラの呪文が使えるわけじゃないですから引っ越しはすぐに考えられないけど、ちょっとまってください。学童保育のようで学童じゃないってどういうことっすか?」
ハギ「いい質問じゃ。これの、欧米の学者やエリートがの、インタビューの時に、自分が話したいことについて質問がきたときに、よく使う言葉じゃ。この言葉が聞けたら、おぬしは良い仕事をしているということじゃよ」
勇者パパ「そうっすか。で、どういうことっすか?」
ハギ「難しいけどの、学童保育には、放課後児童クラブ、っていうジャンルがあっての、それが皆がイメージする学童保育じゃ。それと似ているが、放課後児童クラブじゃない放課後子供教室、全児童対策事業というジャンルがあって、それは基本的にだれでも利用できる仕組みじゃ。よって小1の壁がないんじゃ。有名どころは、川崎でやっている<わくわくプラザ>とか、品川の<すまいるスクール>という取り組みだな。あとは、英語やプログラムやアクティビティの学習や体験ができる、民間学童保育所、という施設もある。これは月謝がお高いが、サービスは至れり尽くせりじゃ。」

 小1の壁どころか、学童保育にも種類がたくさんあるなんて聞いてないよ~の勇者パパ。頭はすっかり混乱していますが、要は、子どもが学童に入れるか入れないか。それが大事な問題と思いなおしました。
勇者パパ「たくさん種類があってよくわかんないですが、とりあえず、うちらの場合はどうなんですか?」
ハギ「それは、直接、お役所か、あるいは子どもさんが入学する小学校の子どもたちが通う学童保育所にメールなり電話なりで質問するのが一番早いかの。役所のホームページからも、だいたい判別がつく可能性もあるぞ。役所のホームページに学童保育所の一覧が掲載されていたり、入所申請書のダウンロードができるページもあったら、それはだいたい、放課後児童クラブじゃな」

 小1の壁には、たどり着くのも大変なようです。小1の壁、ママとパパは無事にクリアしてクエストを達成できるのでしょうか。しばらくの間、「打倒!小1の壁」のクエストで、小1の壁について学んで、一緒に打倒法を考えましょう。(たぶん続く)

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育に関連する多くの問題、小1の壁の問題解決や、保護者の負担感といった学童保育に立ちはだかる多くの問題の解決について、学童保育の運営に関して具体的な実践と経験を積んだ代表が、具体的な解決策を提示することが可能です。

 学童保育の運営についても、育成支援の質の向上に直結する研修、教育の機会を提供するとともに、個々の学童保育所運営者様へ、安全安心な子どもの居場所づくりとその運営手法において、学童保育組織運営について豊富な経験を持つ代表が、自治体や学童保育運営事業者に講演や具体的な助言、アドバイスを行うことが可能です。

 子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。どんなことでも「あい和学童クラブ運営法人」に、ご相談ください。子育て支援の拡充に伴い、今後ますます重要視されていく子どもの居場所づくり事業の充実のため、一緒に取り組んでいきましょう。

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