3分で読める今週の「運営支援」ブログ(2月4日~2月10日)
あい和学童クラブ運営法人はブログで、学童保育(所)への提言や意見を行っています。2024年2月4日から2月10日に掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
・冬の大雪や夏の台風、激しい雷雨など、天候の急変、気象災害は、いつ、どのような災害が起こるかどうか、事業運営者は常に「万が一の対応」を考えておかねばなりません。公営や、営利の広域展開事業者は、急な方針変更や臨機応変の対応はおおむね時間がかかり、方針の変更に消極的なことが多いので、なかなかきめ細かな対応をしない傾向があります。そのような組織に属する現場の職員や現場職員の調整役(マネジャー的存在)は、事前に運営責任者や運営本部に対し、予想される事態が起こった時の対応について早急にとりまとめることを要望し続けることが大事です。(2月5日掲載)
・天候急変時に、頑張ってクラブを開所したのに、保護者から感謝されるところか苦情、クレームを言われることがあります。保護者自身のスケジュール、仕事や業務の都合を変えなければならなかったことで周囲に及ぼした影響で自分自身の評価が影響を受けることに対する保護者自身のいら立ちをぶつけられているもの。保護者が、学童職員その人自身に対して何か問題や敵対心、いらだちを感じているものではありません。保護者が、急なスケジュール変更を余儀なくされ上司や同僚などに影響を及ぼしてしまった原因をもたらした学童の運営の都合(そうなることの理由は、理解はしている)に、いら立ちをぶつけたいだけです。(2月6日掲載)
・学童保育業界では、新たに採用した人、特に中途の経験者に対して、すぐに「使えない」というレッテルを張ることが多いように私には思えます。人手不足が著しいがために、役立つ人材が欲しくてたまらず、採用後ほんのわずかな時間しかたっていないのに、役立つ人材のレベルまで到達していない段階ですでに「使えない」人材と決めつけるという風潮です。これは、事業者側に問題があります。人を育てようとしない事業者の意識が問題です。(2月7日掲載)
・公園で遊んでいた学童の子どもたちが、大きな犬に襲われるというとても恐ろしい事態に直面しました。実際にかまれてけがをした子どもにとっては、そう簡単にぬぐえない心理的外傷にもなるでしょう。かまれた傷そのものはやがて治っても、心に受けたショック、心の傷はなかなか癒えません。学童保育の事業者は、自分たちが受け入れている子どもたちなのですから、できる限り、心理面のケアに尽くすべきです。(2月8日掲載)
・小1の壁の問題の皮肉。小1の壁が存在しない地域の施設は大規模状態。小1の壁がある地域は、学童保育所に受け入れる子どもの人数を限定しているがゆえに、学童保育所に入れた子ども(と、そこで働く職員)にとっては、過ごすにあたってふさわしい環境が維持されている。小1の壁が、学童保育所にいる人が過ごしやすいような環境の質を維持しているという、皮肉な結果となっています。(2月9日掲載)
・日本版DBSの対応が急務です。まずは認定を受けるために規則規程類を整備すること。放課後児童クラブは、被害の防止措置を講じる努力が求められます。「被害の防止措置が万全です」と国から認定された事業者であるかどうかが、放課後児童クラブの事業者として市区町村や保護者から積極的に選択される重要な要素となりえます。それは営利の広域展開事業者にとってさらに有利な状況にもなります。(2月10日掲載)
※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習、取材対応が可能です。「学童保育とは、こういうところ」という市民、保護者向けの講演が可能です。学童保育に関する職員、保護者の方の個別の相談には原則、無料で応じております。お気軽にお問い合わせください。取材対応も可能です。学童保育に関するどんなことでも、まずはお問い合わせください。
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