子どもにとって良い放課後児童クラブを考えよう。石巻市で勉強会の講師を務めます。

 学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。子どもの育ちを支える学童保育、保護者の安定した生活を支える学童保育、そして社会を支える学童保育を支援する「学童保育運営支援」の重要性と必要性を訴えています。学童保育の問題や課題の解決に向け、ぜひ皆様もお気軽に、学童保育に関するお困りごと、その他どんなことでも、ご相談やご依頼をお寄せください。講演、セミナー等をご検討ください。

 日曜日は過去の育成支援ブログの掲載内容をコンパクトに取りまとめてご紹介しておりますが、本日2月11日は事情により、前週のブログ記事取りまとめはあす12日もしくは13日の掲載とさせていただきます。みなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。

 実は本日(11日)、宮城県に来ております。あす12日、石巻市内において、「放課後こどもクラブBremen」様のお声がけをいただき、学童保育に関する勉強会の講師を務めさせていただくことになりました。本日夕刻から会場の視察と事前打ち合わせを行い、あすの会の成功を誓い合ったところです。

 いまの日本の学童保育の世界は、もともと、あらゆる事業形態、事業態様が混在しているところにおいて、急激な市場化、ビジネス化が進行しています。それは、営利の広域展開事業者による指定管理者としての放課後児童クラブの運営数の増加そのものです。それにより、現状においてすら学童職員の雇用労働条件が不十分にありながら、さらにその状況が深刻になる事態を現実のものにしているのではないかと危惧されています。

 いわんや、子どもの育成支援はいったい、どうなっているのか。そのような事業者でどのような育成支援が行われているかの情報がなかなか表面化しないことにも、私は危機感を覚えています。

 このような厳しい状況にある学童保育の世界に、どんなに小さくても一石を投じたい、問題提起を行いたいと思って運営支援の活動を続けてきたところです。今回、石巻の学童のみなさんからお声がけをいただき、貴重な機会をご用意していただいたことは大変ありがたく、心より感謝しております。参加された方に少しでもわたくしなりの危機感をお伝えできればと思っております。

 育成支援を大事にした学童保育所、かつ、社会に必要とされる学童保育所を安定的に運営するために「あい和学童クラブ運営法人」が、多方面でお手伝いできます。弊会は、学童保育の持続的な発展と制度の向上を目指し、種々の提言を重ねています。学童保育の運営のあらゆる場面に関して、豊富な実例をもとに、その運営組織や地域に見合った方策について、その策定のお手伝いをすることが可能です。

 子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。萩原は2024年春に「知られざる学童保育の世界」(仮題)を、寿郎社さんから刊行予定です。ご期待ください!良書ばかりを出版されているとても素晴らしいハイレベルの出版社さんからの出版ですよ!

 (このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば、当ブログの引用はご自由になさってください)