3分で読める今週の「運営支援」ブログ(11月26日~12月2日)

 あい和学童クラブ運営法人はブログで、学童保育(所)への提言や意見を行っています。11月26日から12月2日に掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。

・ 学童保育事業運営に役立つ「小さくても大事なこと」:その1「事業内容を地域に知っていただくこと」
  地域社会(住民、学校、地域の団体、議員)に、自ら実践している事業内容を継続的かつ頻繁に伝え周知する。
 発信手段はウェブサイト(ホームページ)や広報紙、地域のイベント参加等の複数の手段で。
 特に重要なのは「事業者に寄せられた利用者や地域からの要望、不平、不満、問題とその対応策の公表」。
 忘れてはならないのは「発信した」ことではなく「発信した内容が地域や住民に届いているか」。
  (11月27日掲載)

・学童保育事業運営に役立つ「小さくても大事なこと」:その2「人材(職員)募集では細かい点まで明記しよう」
 求人募集はハローワーク(公共職業安定所)と自社のウェブサイト(ホームページ)で十分
 雇用労働条件は、時間外労働(残業)と休日を特に詳細に表示しよう。
 職員募集では、自社のホームページに、しっかりと育成支援の理念を載せよう。
 訪問による説明機会を望まれたら喜んで対応しよう。職場の見学も断らないで。(11月28日掲載)

・ 学童保育事業運営に役立つ「小さくても大事なこと」:その3「求人採用で最も気にするべきは社会人適性だ」
 応募書類から性格や仕事ぶりが想像できる。訪問時の対応も含めて総合的に採用の可否を判断する。
 事業者の目指す理念や方向性に共感しているかどうか、念を入れて確認すること。
 育成支援の具体的な方法論を答えられないからバツではない。技術論は組織が教えるもの。
 社会人適性こそ重要。人の話を聞いて答えられること。文章の読み書きが不自由ないこと。喜怒哀楽があること。
 雇用労働条件は確実に伝える。試用期間中の待遇、就業可能日、通勤方法、住居、扶養の有無について確認漏れは厳禁!(11月29日掲載)

・学童保育事業運営に役立つ「小さくても大事なこと」:その4「求人応募を増やすため、休日と手当の充実」
 休日を増やす。完全週休二日制をアピールする。年間休日数120日とする。
 人間関係に悩んでも相談できる体制が整っているとアピールする。
 勤務開始後から年次有給休暇や特別休暇を付与する。「急用でも欠勤を気にすることがない」と安心感を与える。
 将来が安心だと思えるような手当を創設する。ベストは「住宅ローン手当」。
 新採用者の多くが不安に思う「仕事を早く覚えられるか」に寄り添う「親切丁寧な新人育成」を実施する。
  (11月30日掲載)

・学童保育事業運営に役立つ「小さくても大事なこと」:その5「研修教育は本当に重要。先輩任せは絶対にダメ」
 配属先の先任職員(先輩)に育成を任せるようでは、ダメ。
 雇用契約後2週間(法令上の試用期間)は社会人適性を徹底的にチェックする。
 研修教育は「組織が掲げる理念や方針」に沿って行う。専任の研修教育担当者を設けるべし。
 できる限りOFF-JTを行う。保護者に協力してもらうこともあり。
 まずは非認知能力から育て磨き上げること。(12月1日掲載)

・学童保育事業運営に役立つ「小さくても大事なこと」:番外編は、指定管理・公営の従事者の給料アップのために
 学童保育の事業者の多くに、「人件費をかけないで学童保育を運営する仕組み」が蔓延している。
 雇う側からすれば「その給料で契約したんだから、文句はないはずでしょ」となる。
「見せかけの育成支援」で済ましているから、安い人件費で運営ができる。
 社会の意識と規則が「見せかけの育成支援は許されない」という仕組みに変わることが欠かせない。
 高いレベルの育成支援の実践とその必要性を訴え続け、法令や基準の改正を実現させることが必要。
(12月2日掲載)

 ※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習、取材対応が可能です。「学童保育とは、こういうところ」という市民、保護者向けの講演が可能です。学童保育に関する職員、保護者の方の個別の相談には原則、無料で応じております。お気軽にお問い合わせください。