子どもも保護者も楽しめるイベントは、学童保育の運営を大いに後押ししてくれます。ぜひやりましょう。
学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。子どもの育ちを支える学童保育、保護者の安定した生活を支える学童保育、そして社会を支える学童保育を支援する「学童保育運営支援」の重要性と必要性を訴えています。
すでに真夏のような暑さが続いています。熱中症対策のため外で自由に遊ぶ時間がなかなか取れないことも多いでしょう。「夏は、外でたくさん遊んで元気いっぱい!」という昔の感覚では過ごせなくなってしまった日本の夏ですね。
夏休みなど長期休業期間中は、子どもたちにとって学童保育所で過ごす時間が長く、退屈にさいなまれたり、やることがなかったりと、学童っ子の子どもたちには大変な時期。もちろん職員の側も、おでかけ(所外保育)をしたりイベントを考えたりと工夫を凝らしているのですが、予算に限りがあったりそれこそ猛暑なので外出自体にリスクが高くなったりで、「何をしたらいいのかな」と困ることが多いのです。まして、今は再び新型コロナの大流行が懸念されていて、感染拡大防止を踏まえた対応が迫られてもいます。
夏休みの時期は、新型コロナ流行前なら、例えば夏季キャンプを行ったり、おでかけをしたりと、実施できるイベントが多かったでしょう。こういうイベントを行うと、いろいろな変化が生じます。子どもたち同士がぐっと仲良くなることはもちろん、保護者が参加するイベントならなおさらで、それまで「誰のお父さん?お母さん?」だったのが「〇〇くんのパパだ!」と子どもたちが近寄って遊びをせがんだり、職員と保護者との仲もぐっと良くなるなど、いろいろな良い結果を生み出すことができたことは、多くの職員が実感したことでしょう。
ですから、猛暑やコロナ対策など、大変厳しい条件ではありますが、できる限り、子どもたち、そしてできることなら保護者も参加できるイベントを考えて実施できるように、知恵を絞りましょう。「どうせ難しいから無理」ではなく「どうやったらできるかな」という前向き姿勢が大事です。
室内で行うなら「縁日あそび」。子どもたちが店を出していろいろなモノを売ったりゲームを提供したりして楽しむ。屋外なら、熱中症への万全な対策を踏まえた上での「流しそうめん」。いずれも、保護者や地域の方を招いて楽しめます。流しそうめんは、お昼ご飯の代わりにもなりますし、季節を感じられるイベントですから、準備はそれなりに大変ですが、それこそ保護者に協力を呼び掛けて実行できれば、保護者と学童側の距離感も一気に縮まります。
そうしたことが、以前に紹介した相対的クレームではないですが、ちょっとしたトラブルなら「良好な関係」という環境で解消されることになり、結果的に、学童保育の運営に大いにプラスに働くのです。1つイベントをやれば、それだけその後の運営がうまく回る、という、したたかな計算も踏まえて、イベントにぜひとも取り組んでみるべきでしょう。
大事なのは、運営組織の姿勢です。「流しそうめん?水道代が高いんだからやめて」ではないのです。その水道代で、その後の学童保育所運営がプラスに働くのなら、安いものだと考えることです。そのような思考方法ができない者は、そもそも学童保育の運営に関する素質が無いですね。
ちょっと予算はかかりますが、「お笑いイベント」はどうでしょう? 正直、テレビでよく見かける売れっ子の芸人さんをお招きすることは難しいですが、将来ブレイクする可能性のあるお笑い芸人さんを招いての「学童お笑いライブ」など、楽しくありませんか?1つのクラブだけでは費用対効果もありますので、100~200人ほど収容可能の大き目な会議室などに数クラブの子どもや保護者が集まってのお笑いライブなら、できそうです。あるいは、オンラインで複数クラブをつないでのお笑いライブ。ウケるかどうかは芸人さんの腕次第として、夏の思い出作りに結構、役立つと私は思いますよ。
私の知人(というか、元の上司)で、今は演芸界で活躍されている方がいます。お笑いの賞の審査員も務めるほどの方です。学童お笑いライブにもしご興味があるようでしたら、ぜひ弊会にご相談ください。お笑い芸人さんの紹介について橋渡しをすることが可能です。夏休みが終わった後、秋のイベントでももちろん大丈夫です。お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。
子どもたちにとって、「子ども時代の夏」は人生でほんの一部。大人が考えるより、子どもの夏休みの思い出は大事なのです。大人の皆さんも、子ども時代の夏を思い返してみてください。どれほど楽しくて豊かな時代だったか、実感できますよね。子どもに、楽しい思い出をたくさん作ってもらうことは、大人の役目です。ぜひ、大人は汗をかいて、知恵を絞って、子どもの楽しい時間を作るために頑張りましょうよ。
「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育所での種々の取り組みについて提案を行っています。また、学童保育所の運営について生じる大小さまざまな問題について、取り組み方に関する種々の具体的対応法の助言が可能です。個々の学童保育所運営者様へ、安全安心な子どもの居場所づくりとその運営手法において、学童保育組織運営について豊富な経験を持つ代表が、自治体や学童保育運営事業者に具体的な助言、アドバイスを行うことが可能です。
子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。どんなことでも「あい和学童クラブ運営法人」に、ご相談ください。子育て支援の拡充に伴い、今後ますます重要視されていく子どもの居場所づくり事業の充実のため、一緒に取り組んでいきましょう。
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