忘れがたき思い。忘れがたき1年。
(代表萩原のブログ・身辺雑記。なお、本文と猫の写真は関係ありません)学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」萩原和也です。
1年前を思い出す。いろいろなことがあった。そのことはここに記すことはしないが、あまりにも残念なことばかりであった。信じていたことが信じられなくなり、人の心なんて簡単に切って捨てられることも知った。信じていた人が信じられない人であったということも知った。世の中に尽くすことの大切さよりも、自分たちが楽なことを選ぶことが正しいという人ばかりであることを知った。
今まで尽くしてきたことが誰にも評価されていなかったことを知った。それでも貫き続けることが大事であることがある、そういう思いを自分が抱いていることも知ることができた。社会正義を貫くことの大切さを知った。
1年前を振り返り、その時に抱いた決意が間違っていなかったことを、今こうして、1年後に知った。そしてとても寂しくつらい気持ちもまた、今も残っていることも知った。そしてまた1年後を目指して前に進むしかないと覚悟をしている自分がいることも、改めて知ることができた。
成長できたか、できなかったか。結果という意味で言えば、私はこの1年では、成長できていない。学童保育の悲惨な状況を変えようと決意していても、形として実現できていないから。それでも、私は目標は変えない。目指す地点は動かさない。現実的に不可能となるまで、私は歩みを止めない。そうしていれば、いつかは、私と一緒に目標を目指してくれる人が増えていくかもしれない。過去の過ちを認めてまた私と共に歩んでくれる人が現れることもあるかもしれない。いつまでも私は待っている。その日が来ることを。
ちょっとだけ、いやかなり感傷的になる日もまだ多い。それは仕方がないと思っている。それまで私は嘘偽りなく
かなり本気で学童保育の世界が発展することにすべてのことをささげてきた。大げさに聞こえるかもしれないけれど
これだけは本気でそう言える。もともと、息子が学童保育所にお世話になってから学童保育の世界に足を踏み入れて
にわかに信じがたいような事がまかり通っていることを知った。子どもたちと保護者のために懸命に仕事する人には
あってはならない酷い待遇が、当たり前のようにはびこっていた。それを無視して、自分たち利用者側だけが得する
いい加減な制度は、早く是正されねばならないと、本気でそう思った。それが社会正義だと、私はそう思った。私は
たくさんの「やらねばならないこと」を胸に抱いて、この世界に飛び込んできた。ただそれは、独りよがりだったと
いえるかもしれない。そうであっても、学童保育の世界が幸せになるために、こんな学童バカがいてもいい。
来年の10月31日には、もっと前向きなことを書き記すことができるように、自分なりに頑張っていきたい。