学童保育の世界でありがちな「対立」。解消にはモラールの形成と向上が必要です。
学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。子どもの育ちを支える学童保育、保護者の安定した生活を支える学童保育、そして社会を支える学童保育を支援する「学童保育運営支援」の重要性と必要性を訴えています。
質の高い学童保育事業を実施すること。それは間違いなく、運営組織全体、すなわち運営組織を構成する人たちのモチベーションが高い状態を維持していることが絶対に必要です。経営者も、現場クラブで育成支援に従事する放課後児童支援員や補助員、すべての人たちです。
ところで、フィクションの世界でよく描かれるのが「本社と現場との対立」です。「事件は会議室で起きているんじゃない!」というセリフが有名になった刑事ドラマがありましたね。典型的な、本部と現場との対立の構図を、ドラマを盛り上げる1つのモチーフとして使っています。それは、視聴者の多くが共感できるからこそ使われるモチーフなのです。有名な銀行ドラマもそうでしたよね。腹黒い銀行の常務と現場で奔走する銀行員。あのドラマにもまた、経営中枢と現場との対立がモチーフとして効果的に使用されています。
学童保育の世界も同じです。むしろ、より激しいすれ違い、対立がごく普通にある世界です。
当然ながら、そういう状態は組織全体のモチベーションが下がっている状態であって、事業運営にマイナスしかありません。
事業体や、そこに属する人たちの行動をどう管理し、向上させていくのか、現在は実に多くの「行動科学」「行動心理学」が発展し、多くの理論が展開されています。それらを、特に経営側が学ぶことは重要ですし、現場において従事するいわゆる中間管理職的な立場の職員にも大切なことと思います。ただ、実のところ、いろいろな理論も行き着く先は、モチベーションの上昇、それを「モラール(士気)の形成と向上」を目指すこと、になります。
モラールの形成と向上には、これもまた定番の答えが2点、用意されています。
「組織内における十分なコミュニケーション。特に労使間(学童保育で言えば、運営本部と現場クラブ)」
「労働側(現場クラブ職員)の、経営に関する意思決定への参加」
この2つがしっかりと保障されている運営組織こそ、モラールの形成と向上に多大な効果をもたらすのです。そしてそれは「組織力全体のアップ」につながります。
現場のクラブが持つ不満はたくさんあります。雇用労働条件以外で運営に関わることだけでも、「運営は現場を考えず、どんどん子どもを入所させる」「加配職員がいないのに障害のあるお子さんをしっかりと支援できない。なのにまた入所させる」等々。先ほどの2点がしっかりと機能していれば、互いの意見、見解の相違が運営と現場双方がしっかりと把握でき、お互いに納得のできる意思政策決定が可能となるチャンスが増えていきます。
この2点、そんなに難しそうに思えませんが、実際に実施しようとなると細かいところで難点が出てきます。例えば、運営組織もまたルールに従って行動しなければならないのですから、その2点を実現できるルールが必要です。そういった細かいところまで、アドバイスができるのが「学童保育運営支援」の事業なのです。
「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育組織運営に豊富な経験を持つ代表が、学童保育の運営組織におけるモラールの形成と向上を支援し、結果的に職員集団のモチベーションアップを実現することができます。それだけでなく、育成支援における理解の獲得と実践の実施手法について、具体的かつ適切な助言、アドバイスを行うことができます。
学童保育の運営者の方、そして行政の学童保育担当者の方、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る学童保育所の発展のために、一緒に考えていきましょう。職員育成はもちろん、どんなことでも「あい和学童クラブ運営法人」に、ご相談ください。子育て支援の拡充に伴い、今後ますます重要視されていく学童保育です。学童保育の充実のため、一緒に取り組んでいきましょう。
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