<運営支援ブログミニ31>大型連休(GW)。放課後児童クラブ(学童保育所)で働きはじめて間もない人は「ゆっくり休んで」。

 放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)の運営者と働く職員をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表で「あい和社会保険労務士事務所」の萩原和也です。放課後児童クラブ(学童保育所)運営支援アドバイザーであり、放課後児童クラブの労務管理や事業運営をサポートする社会保険労務士です。
 本日はミニ版。放課後児童クラブでこの春から働き始めた人へ伝えたい。「ゴールデンウイークは、ゆっくり休んで」ということを。

<ゆっくり休んでいいんです>
 この春から放課後児童クラブで働きだした人、とりわけ正規職員、常勤職員であったり、非常勤でも週5日勤務のフルタイムパート職員の場合は、「こどもと保護者の顔と名前を覚える」ことから始まって、職場のルールだったり自身の学びだったりで、実に忙しい日々を送ってきたでしょう。からだの疲労も心の疲労も、今までの学生のころや別の仕事をしていたころとは異質のフル回転、フル稼働の日々を過ごしてきたでしょう。

 ですから、ゆっくり休んでください。休んで身体を整える、気力を充実させないと、どんな仕事でも同じですがとりわけコミュニケーション労働である児童クラブのお仕事は大変です。6月は祝日が無いので精神的な重圧もありますからね。この大型連休、ゴールデンウイークでしっかり休んでください。

 「こどものことが気になってしまう」「新人研修のレポート提出がある」など、いろいろ仕事がらみの気になることはあるでしょう。「仕事のことが気になってしまう自分」はそのまま受け止めつつ、「仕事のことが気になっている自分はそれが自分だから構わない。自分はそういう性格だから。ただ、仕事が休みの日は休んでも誰からもとやかく言われる筋合いはないのさ」と、開き直れるといいですね。

<管理職も休もう>
 児童クラブ運営組織で管理職として働いている人もしっかり休みましょう。経営者の立場にいる? まあそれは自分で好き好んでその地位にいるのか、くじ引きで引き当てたのかは分かりませんが、経営者は労働者ではありませんからね、常に自らを研鑽し、事業運営に必要だ、役立ちそうだと思えることがある、思える書籍がある、思える番組があるなら積極的に吸収しましょう。経営者は24時間、事業運営に立ち向かってください。働く人は24時間戦う必要はありませんが、営む人は24時間常に経営者ですから。児童クラブの管理職は主任だったり施設長だったり何らかの部門の長でしょうが、事業経営の責任者ではないでしょうし、せいぜいがヒラの理事でしょう。ですのでゴールデンウイークは骨休めしてください。

<五月病を恐れないで>
 昔、昭和や平成の初期までは「新人に休み癖を付けさせちゃいかん」と真顔で言う上司がいたものです。当時ももちろんそんなことはダメでしたが、今は絶対に許されません。むしろ「残業グセ」が付く方が困ります。慣れない仕事で張り詰めた緊張で入職の時から過ごしてきたでしょう。普段の自分を無理やり押し殺して強い負荷のストレスを感じながらそれでも緊張感が優越して過ごしてきたでしょう。その緊張がふっと緩むと「自分はこのまま仕事を続けられるのだろうか」「こんなに大変な仕事とは思わなかった。もう自信が持てない」という意識に支配されていくと、大型連休が終わるのが怖い、また職場に行くのが怖い、という感情がむくむくと湧き上がってくる、そういう人もいます。
 そういう気持ちになってしまうのは、それは自分の限界値を越えているということです。それは自分が悪いわけではありません。ダメな社会人ということなんかではまったくありません。自分の限界を超えたと感じたら、すぐに専門医に相談しましょう。それでまた仕事に挑める気持ちになれればそれでよし、なれなくてもいいんです。仕事なんて児童クラブ以外にたくさんありますよ。
 運営側は、ゴールデンウイーク明けに仕事に来られなくなった人を責めてはなりません。むしろ「自分たちはどうすれば強い負荷を覚えさせない業務の仕組み、新人教育の仕組みが構築できただろう」と今までのやり方を見直すことに集中してください。

 なんでも今年のゴールデンウイークは1日多く祝日があるようですね。児童クラブ関係者の方、クラブで働く支援員さん、補助員さん、事務局や運営本部のみなさん、行政の児童クラブ担当者の皆さん、どうかのんびりとお過ごしください。あ、せっかくのまとまった休みですからね、のんびりと読書でもいかがですか? 不肖・萩原の「がくどう、 序」はお勧めです。学童ネタの小説ですが、まあ一応、新人職員のど根性成長ストーリーですから。気楽に手に取ってくださいませ。「保護者運営ルーツの児童クラブって、そういう世界なの?」という発見もあるでしょう。ちょっとお高いですし、Amazonでしか発売しておりませんが、どうぞぜひ、よろしくお願いいたします。

(お知らせ)
<社会保険労務士事務所を開設しました!>
 2025年9月1日付で、わたくし萩原が社会保険労務士となり、同日に「あい和社会保険労務士事務所」を開業しました。放課後児童クラブ(学童保育所)を中心に中小企業の労務サポートを主に手掛けて参ります。なお、放課後児童クラブ(学童保育所)に関して、労働関係の法令や労務管理に関すること、事業に関わるリスクマネジメント、生産性向上に関すること、そしていわゆる日本版DBS制度に関しては、「あい和社会保険労務士事務所」を窓口にして相談や業務の依頼をお受けいたします。「あい和社会保険労務士事務所」HP(https://aiwagakudou.com/aiwa-sr-office/)内の「問い合わせフォーム」から、ご連絡のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 放課後児童クラブ事業を考えている民間企業の方へ朗報! 児童クラブ参入の手引きとなる「埼玉県 放課後児童クラブ新規参入スタートブック」が公開されました。全40ページ。フルカラー。冊子は2部に分けて埼玉県福祉部こども支援課のページで公開されています。なお本スタートブックは弊会が作成受託しました。
(前編)
 https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/166938/r0803_houkago-jidou-club-startbook01.pdf

(後編)
https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/166938/r0803_houkago-jidou-club-startbook02.pdf

 「Wedge ONLINE(ウェッジオンライン)」にて2026年4月13日、「「こどもが学童に入れたから仕事も安泰!」なのか?小1、行き渋り、夏休み…いくつも存在する“学童保育の壁”とその対処法」という記事が公開、配信されました。(https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40473)。わたくし萩原が編集部の依頼に応じて寄稿しました。ぜひご高覧ください。

 「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」は、引き続き、放課後児童クラブ(学童保育所)の一般的なお困りごとや相談ごとを承ります。児童クラブの有識者として相談したいこと、話を聞いてほしいことがございましたら、「あい和学童クラブ運営法人」の問い合わせフォームからご連絡ください。子育て支援と児童クラブ・学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と児童クラブ・学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)

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萩原和也