3分で読める今週の「運営支援」ブログ(3月10日~3月16日)
あい和学童クラブ運営法人はブログで、学童保育(所)への提言や意見を行っています。2024年3月10日から3月16日に掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。3月16日は2本の記事が投稿されています。
・令和6年度(2024年度)から放課後児童クラブには、安全計画の策定が義務づけられます。取り組んでいますか?安全計画は基準省令(放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」に規定されています。「事故、事件などトラブルを起こさないで、無事に学童事業を行うために必要な事項をいつ、どのように実施するかの計画を立ててください。その計画に従って研修や訓練を行ってください。内容については保護者にも理解を求めてください」というものです。(3月11日掲載)
・日本は繰り返し大地震に襲われる国。建物の耐震に関して、日本はその一般的な基準においてそれなりに高いレベルです。建築基準法にしても、数度の地震被害を経て改正された耐震基準は諸外国に比べてはるかに厳しいものであることは理解しています。しかし私が訴えたいのは、放課後児童クラブの建物については、一般的な法規制よりも、もっと厳しい基準を設けて、子どもたちの命を守るという姿勢を国として示すべきなのではないですか。(3月12日掲載)
・SNSに「学童落ちた」の投稿が見られるようになってきました。国は本当に学童待機児童を0人にしたいのなら、期限を区切ってであっても、例えばこの10年間だけでいいので、予算を何倍も用意して、児童クラブの整備に投じればいい。プレハブなら半年もあれば施設は完成します。校庭のすみっこに、公有地にプレハブの児童クラブを造ればいい。施設を作るのが難しければ民間団体に補助金を投じて居場所を確保すればいい。お役所より民間の子育て支援団体のほうが、よっぽど小回りが利いて対応ができます。(3月13日掲載)
・平成26年度に策定された放課後児童運営指針は、学童業界の人ならその重要性を理解していると思いますが、児童クラブにとって極めて重要な「道しるべ」。それが制定以来、初めて改定されることになります。とても重要な出来事が起ころうとしています。(3月14日掲載)
・滋賀県長浜市の民間放課後児童クラブで昨年夏に起きた、プール活動中に児童クラブの児童が亡くなった事案について長浜市は実に的確な再発防止策を取りまとめて3月13日に公表しました。児童クラブでのプール活動は今後、水深60センチ以下のプールに限るという内容。現状の放課後児童クラブにおけるリスク管理の能力ではそれが限界と行政が判断したことです。学童業界は、子どもの活動の安全をしっかり担保できないと判断されたということ。つまり、子どもの命を任せられないと失格の烙印を突き付けられたということです。(3月15日掲載)
・車いすの子どもがこの4月からの放課後児童クラブ入所を、車いすという理由だけで事業者ならびに自治体から拒否された、不当な差別事案について、自治体は入所拒否から一転、入所を認める通知を保護者に伝えました。入所が認められて当然のことですが、それにしてもよかったです。事業者と行政を相手に、単身、不当を訴えてきた保護者さんには、つらいことがたくさんあったでしょうが、本当に良かったです。(3月16日掲載)
・放課後児童クラブ運営指針の改正作業が始まりましたが、児童クラブの運営事業者(運営主体)は改正作業で盛り込まれることが濃厚な「業務継続計画」(BCP、Business Continuity Planning)についても制定しましょう。現状は努力義務ですが、BCPは大災害が起こったときに、どうやって事業を続けるかという重要な計画です。児童クラブの場合は、自然災害だけでなく経営上の障害をも含んで考えましょう。(3月16日掲載)
※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習、取材対応が可能です。「学童保育とは、こういうところ」という市民、保護者向けの講演が可能です。学童保育に関する職員、保護者の方の個別の相談には原則、無料で応じております。お気軽にお問い合わせください。取材対応も可能です。学童保育に関するどんなことでも、まずはお問い合わせください。
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