3分で読める今週の「運営支援」ブログ(1月7日~1月13日)

 あい和学童クラブ運営法人はブログで、学童保育(所)への提言や意見を行っています。2024年1月7日から1月13日に掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。

・令和5年度の放課後児童クラブ実施状況から読み取る、大規模クラブ数の増加が著しい。入所の児童数増に、施設の整備がまったく追い付いていない状況が、このデータから読み取れます。(1月8日掲載)

・小学生が37万8000人減ったのに、学童に行く小学生は22万3000人も増えました。全学年で、学童を利用している子どもが増えています。普通なら、小学生の人数の減少と連動して学童利用の児童数も減ると思いませんか?この、強い学童への社会的ニーズを受け止めて、子どもの居場所をしっかりと整備することが、次元の異なる少子化対策です(1月9日掲載)

・毎年公表される運営状況の調査結果のうち、利用料の項目は区分を変えて公表するべきです。コストを少なくすることが当然の公立公営と、コストに見合ったサービスを提供する非営利法人系の公立民営まで、両極端のクラブが全部ひとくくりにされて紹介されているデータだからです。こども家庭庁は、「公立公営」「公立民営」「民立民営」は当然、民営は運営主体の区別ごとに、利用料の分布が分かるデータを作成し、毎年公表する必要があります。(1月10日掲載)

・滋賀県長浜市の放課後児童クラブの児童が亡くなったプール遊びでの事故で検証委員会による報告書が提出されました。運営支援の視点からは、この報告書は「形式はとてもまとまっているが、学童保育の世界ゆえに起きた事故であるという認識を持たなかったことで、学童保育の活動で起きるかもしれない重大事故の再発防止に資する役割は限定的である」と判断します。(1月11日掲載)

・ワーカーズコープ・センター事業団による職員数水増し(名簿改ざん)。不正を直接に行った現場の行為は厳しく問われますが、この巨大な組織は、どうして現場を救おうとしなかったのか。つまり、組織として、何を大事にしたかったのかが全くうかがえないことがどうしても理解できません。(1月12日掲載)

・学童保育所のように、多くの子どもが過ごす施設に関しては、建築基準法や消防法という一般的な法律の基準をさらに上回る新たな基準を設けて、耐震や耐火構造に関して一定の水準以上にある施設のみ、使用可能とするべきです。(1月13日掲載)

 ※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習、取材対応が可能です。「学童保育とは、こういうところ」という市民、保護者向けの講演が可能です。学童保育に関する職員、保護者の方の個別の相談には原則、無料で応じております。お気軽にお問い合わせください。取材対応も可能です。学童保育に関するどんなことでも、まずはお問い合わせください。
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