学童保育は、ほとんど知られていません。イメージで語られる学童保育から、現実で語られる学童保育へ。

 学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。子どもの育ちを支える学童保育、保護者の安定した生活を支える学童保育、そして社会を支える学童保育を支援する「学童保育運営支援」の重要性と必要性を訴えています。

 子育て支援の重要なシステムとして欠かせなくなった学童保育ですが、もっともっと社会の注目を集めてほしい。私は常にそう思っています。そんな折、7月20日の夕方にTBSで放送された「Nスタ」で、「保護者にとっては“試練の夏休み”!?背景に社会的な問題も・・・」の特集が放送されました。私もコメント取材の依頼を受け、学童保育の状況について、番組担当者様へ説明かたがたお話申し上げ、番組内で紹介されました。マスメディアで学童保育の事が紹介されるのは、とてもありがたいことです。

 今回の一連の過程で改めて認識したのは、学童保育については「子どもがいる場所」というイメージはあっても、そこから先、学童保育所ではいったいどういうことが行われているのかという実情について、学童保育に関わったことが無い方々には、まったく未知の世界なのだな、ということです。今回、私に取材をされた番組の方も、学童保育について「本当に難しいですね」と率直におっしゃっていました。

 なぜ学童保育所の料金にそんなに差がある?行政が管轄する学童と管轄しない学童があるってどういうこと?全児童対策事業って何?学童保育所と放課後児童クラブとはどう違うの?なぜ隣の自治体と学童保育所での業態が異なるの?

 学童保育は、「子どもを預かる場所」という漠然としたイメージで語られることがあっても、そのイメージの中にある実像について、当事者(学童保育を利用している、あるいは利用していた保護者や従事者)以外には、ほとんど知られていないと思ったほうがよい。改めて私はそう認識しました。それは何より、学童保育所と、そこで働く人の専門性や、働いている人の雇用労働環境など、さらに増して意識されることがないであろうという、厳しい現実です。

 「学童保育は、ほぼほぼ、本当のことが社会に伝わっていない」

 私は改めて思いました。学童保育の置かれている厳しい現状や、学童保育に蔓延している厳しい雇用労働環境について、積極的に社会に発信を続けていかねばならないんだ、と。今はまだまったく社会的に知名度や信頼度を欠いていますが、引き続き努力を重ねて、学童保育のことを世間に広く伝えていける立場に成長できるように努力を続けてまいります。そして、「イメージで語られる学童保育」から「現状が語られる学童保育」への変化を目指していきます。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の社会的評価の向上について、積極的に学童保育の現状や理想について社会に発信をしていきます。また、育成支援の質の向上に直結する研修、教育の機会を提供できます。学童保育業界が抱える種々の問題や課題について、具体的な提案を行っています。学童保育所の運営について生じる大小さまざまな問題について、取り組み方に関する種々の具体的対応法の助言が可能です。個々の学童保育所運営者様へ、安全安心な子どもの居場所づくりとその運営手法において、学童保育組織運営について豊富な経験を持つ代表が、自治体や学童保育運営事業者に講演や具体的な助言、アドバイスを行うことが可能です。

 子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。どんなことでも「あい和学童クラブ運営法人」に、ご相談ください。子育て支援の拡充に伴い、今後ますます重要視されていく子どもの居場所づくり事業の充実のため、一緒に取り組んでいきましょう。

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