学童保育の世界に関わる人たちの地位と権利向上のため、「職能団体」の設立こそ重要で、急務です。

 学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。子どもの育ちを支える学童保育、保護者の安定した生活を支える学童保育、そして社会を支える学童保育を支援する「学童保育運営支援」の重要性と必要性を訴えています。

 社会の様々なジャンルにおいて、いわゆる業界団体が存在しています。その目的は言うまでもなく、社会、特に政界に業界の意向や希望を伝えることでその業界の地位を向上させ、また、業界自身の質的向上のために種々の施策を行うことです。私は、学童保育の世界にも、こうした業界団体、とりわけ、専門職である放課後児童支援員とその補助員の社会的評価および地位の向上と、学童保育業界全体の質的向上のために、放課後児童支援員など専門職を中心に、学童保育所を運営する立場の人たちや保護者等も加わって組織する職能団体の設立が今こそ必要であると、考えます。

 具体的には、例えばですが、実際に現場で子どもたちの支援に従事している人たちを1号会員、保護者を2号会員、運営関係者を3号会員、有識者を4号会員、などと区分し、日本全国において、個人で加盟する団体です。目的は、学童保育の世界の進化と発展のため、従事者の雇用労働条件の改善や、育成支援の質的向上のために、種々の施策を行うことと、学童保育に関する情報の収集と分析、学童保育に関する種々の提言を行うこと、などが考えられるでしょう。
 定期的なアンケート調査で学童保育の世界の現状を速やかに把握して分析し、社会に広く問題提起をしていくことがとりわけ重要でしょう。

 オンラインで基本的に連携を行っていけば、スピーディーであり、かつ、固定的な費用の投下も削減することができます。広く参加者を募るために、会員料金は極めて低額、例えば年額1,000円、いや500円でもいいかもしれません。

 会員数が多ければ多いほど、把握できる情報の質と量が高まりますし、社会に対して、または政治や行政に伝える時も、重みを増しますので、会員数を増やすためには会員料金は低額にすることが重要でしょう。

 大事なことは、決して特定の政治勢力や政党、団体と、密接な関係を持たないこと、あるいは、持っていると思われないことです。特定の勢力が発行する業界誌や発行物だけに意見の表出が目立つようでは、社会に広く受け入れられるとは思えません。不偏不党、中立の立場で、学童保育の世界全体の利益になるための新団体が必要なのです。

 そして、新たな団体の活動を通じて学童保育の世界が少しでも好転に動くようになれば、すなわちそれが、子どもの最善の利益に結びついていくのです。

 どの業界でもそうですが、その業界の発言力が強いことが、業界への利益に結び付くことは紛れもない事実です。その点では圧力団体と言えるのですが、現状であまりにも劣悪な学童保育の世界を質的に向上させるために、今こそ、多くの学童保育関係者が参加する新たな団体で、社会や政治、行政を動かしていくことが、重要かつ急務ではないでしょうか。できることなら、私は率先してその動きに立ちたいと考えています。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育所をめぐる社会的環境の改善のため、種々の意見提言を行います。また、日常において学童保育所を運営する立場の方たちへ、安定した学童保育所の運営に役立つ種々の助言が可能です。学童保育組織運営について豊富な経験を持つ代表が、自治体や学童保育運営事業者に具体的な助言、アドバイスを行うことが可能です。

 子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。どんなことでも「あい和学童クラブ運営法人」に、ご相談ください。子育て支援の拡充に伴い、今後ますます重要視されていく子どもの居場所づくり事業の充実のため、一緒に取り組んでいきましょう。

 (このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば、当ブログの引用はご自由になさってください)