保護者・支援員の善意に頼った学童保育所運営から、事業体による堅実な運営に切り替えましょう。2023年は「学童保育所運営組織支援元年」です!

(代表萩原のブログ・オピニオン)2023年、あけましておめでとうございます。学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」萩原和也です。「学童で働いた、こどもをあきらめた」の悲劇が起きないように全力で訴え続けます。

 弊会は、学童保育所の運営組織を全般的に支援・サポートするために2022年秋に設立された、日本でも初めてといっていい非営利法人です。学童保育は今、少子化対策の切り札として、女性の社会進出を支える存在として、また、子どもたちへの十分な育成支援の提供として、ますます重要視されています。
 ところが、学童保育所の運営に関しては、なかなか注意が払われていないのではないでしょうか。
 特に、任意団体(保護者会や運営委員会)が学童保育所を運営していたり、任意団体から発展した非営利法人が学童保育所を運営したりしているケースの場合、保護者や支援員(職員)に、運営を任せっきりにしている場合が多々あります。

 学童保育所は、子どもの育成支援や保護者の就労支援にとって極めて重要な児童福祉事業です。よって、学童保育所の運営が万全でないと、子どもや保護者に重大な影響を与えかねない事態を招く恐れもあります。それは、自治体や企業にとっても影響を及ぼしかねません。

 保護者や支援員の善意、ボランティアに依存した学童保育所の運営では、ガバナンスやコンプライアンスが十分に守られているといえないケースも見受けられます。そのような運営組織では、万が一の事態を防ぐリスクマネジメントやクライシスコントロールについて、なかなか充実した対応が難しいのが実情です。毎年のように改正される関連法令への対応も、難しくなっています。支援員の確保や雇用労働条件の向上など、対応しなければならない問題は数多くあります。
 しかも、学童保育所の大規模化への対応(物件探しや、学童保育所分離分割の業務)を保護者や支援員任せにして、保護者や支援員にさらなる負担を背負わせるケースも後を絶ちません。
 考えたくはないですが、子どもや施設に対して重大な影響が出た場合を想定してください。学童保育という事業において発生したことに対して、最終的に責任を負うのは当然、運営の担当者です。それが、保護者や職員が担っていた場合、諸々の責任を負う事態(損害賠償等)に対処できないのは、言うまでもありません。

 学童保育所の運営には、もう、保護者や支援員の善意による任意団体や、非営利法人であっても非常勤役員(ボランティア)に頼った運営ではなく、事業体として、選任の担当者が取り組む必要があります。

 弊会は2023年、次のことを提言します。

「保護者や支援員の善意、ボランタリー頼みの運営から、事業体による安定した学童保育所運営への進化発展を目指そう」
「非営利法人による学童保育所運営をしっかりと支える運営支援が今こそ必要である、という新たな発見をしよう」
「地域の実情にあった学童保育所の運営を確立し、地域社会・企業の発展につなげよう」
「学童保育所で働く支援員の雇用労働条件を向上し、安定した学童保育所運営を実現しよう」
「学童保育所を利用する保護者や、従事する支援員に、組織運営の責任を負わせることを止め、事業体がしっかりと組織運営を担おう」

 これらの事項について、弊会は丁寧に支援・サポートすることをお約束します。
 繰り返しますが、学童保育所の安定は、子どもと保護者の生活を守るだけではなく地域社会の発展、企業価値の向上につながります。弊会は、学童保育所運営に関して、ありとあらゆるサポートをお約束いたします。

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