リスクを防ぎクライシスに立ち向かう運営者を!

(代表萩原のブログ・オピニオン)学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」萩原和也です。「学童で働いた、こどもをあきらめた」の悲劇が起きないように全力で訴え続けます。

 本日は、学童組織運営者に、リスクマネジメントとクライシスコントロールについて知っておくことの重要性をお伝えします。

 学童保育の運営形態は全国各地でバラバラです。自治体(公設公営)から株式会社による完全な民設民営、非営利団体(NPOや一般社団法人)や任意団体(保護者会等)による公設民営まで、隣の自治体とまったく異なるということも珍しくありません。
 自治体や社会福祉協議会、また株式会社による運営は、事業体本体がしっかりしているのでさほど問題は目立たないのですが、非営利団体や任意団体が学童保育を運営している場合、運営者が「組織運営の専門的技術を持っていない」場合が多く、毎日なんとなく運営していてその日を過ごしている、というケースがままあります。
 また、事業体本体はしっかりしていて、財務や労務、法務などは万全であっても、担当者が学童保育所の実務に詳しくなく、現場の学童保育所で日常業務運営を担当している方たちとの意思疎通が難しくなっている場合も散見されます。

 こういう状態で、一番恐ろしいのが、事故事件を招きかねないリスクの放置と、万が一の場合に起こったクライシスへの対応の不備です。特に、学童保育所は、その行動が予測不可能な「子ども」が多人数存在しており、次に何が起こり得るかの事前の予測が大変難しい局面もあります。
 ですが、子どもの命を背負っている学童保育所は言い換えれば命を守りながら日々、事業(ビジネス)を行っているわけです。運営者が「運営にはあまり詳しくなかったから、予想できなかった」では、通じません。保護者や有志による組織運営であっても、万が一の場合は、起きてしまった不祥事に責任を背負う義務があります。

 万が一の場合を起こさないように、不幸にも起きてしまったらその被害を局限に留めるように、今こそ、学童保育運営にリスクマネジメントとクライシスコントロールの学習が必要です。弊会は、そのお手伝いを行います。

 今現在、何もなく過ごせていることは単なる幸運にすぎないと心しましょう。リスクマネジメントとクライシスコントロールをしっかり学ぶことで、その幸運を必然に変えましょう。

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