かっこよかったなあ、ロボットヒーロー

(代表萩原のブログ・身辺雑記。なお、本文と猫の写真は関係ありません)学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」萩原和也です。幼いころに夢中だったロボットヒーローアニメのことです。もちろん、昨日の水木一郎さんのご訃報を聞いて思い出したのです。水木さんには謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 幼いころといってもいつだったか、記憶があいまいになっていたのでネットで放映期間を調べてみました。すると、マジンガーZは自分が幼稚園のころ。小学校1年生ぐらいかなと思っていたら違っていました。続編のグレートマジンガーも幼稚園年長、UFOロボ グレンダイザーになって小学生になっていました。40年以上前の記憶となると、ごっちゃになってしまうものですね。再放送を見ていたのかもしれません。

 小さい頃は(今と違って)貧弱な体形で、モヤシとあだ名されていました。運動神経もゼロで、ロボットアニメやウルトラマンシリーズ、戦隊シリーズに影響された「戦いごっこ」では、やられ役ばかりでした。それでも、ヒーロー役も、やられ役も、一定の限度があったんじゃないかなと、今になって思います。相手がけがをするまでのひどいパンチやキックはなかったように思います。学童保育でも戦隊ごっこはありますが、手加減が分からないのか結構痛めつけてしまう結果に走りがちで、戦隊ごっこ禁止のクラブも多いようですね。

 作品そのものだけでなく、アニメソングにも夢中でした。学校の帰り道では、友達と歌いながら帰ったものです。もうこの20年近く、ほとんどアニメ作品を見ていないので勝手な想像ですが、わたくしが子ども時代のアニメと今のアニメの主題歌は、「そのアニメのために作られた曲」か「タイアップ」かで、大きく分かれているような気がします。マジンガーZやゲッターロボ、巨人の星、宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム(ファーストガンダムね)、ヤッターマンシリーズも、主題歌はその作品のため、その作品の世界観を反映させて作られた曲でしたよね。タイアップが曲のヒットと結びついたのは、コナンあたりからなのでしょうか、まったく根拠はありませんけれども。勝手な想像です。あ、「ようこそジャパリパークへ」は作品の世界観に拠る歌ですね。

 UFOロボ グレンダイザーの主題歌(こちらは、ささきいさおさんの曲ですね)の歌詞には、「守れ人間の星、みんなの地球」というフレーズが出てきたように記憶しています。「宇宙でひとつのみどりの星だ」というフレーズもあったはず。今の時代感覚からすると、地球を人間の星、と言い切ってしまうことはなかなか勇気がいることかもしれませんね。地球は人間だけのものじゃない!って。でも当時はまだまだ人間が主役、生命の多様性の価値観やガイア理論が広く普及する直前の時代だったのでしょうから、あまり目くじらをたてるものでもないかしら。

 わたくしが高校生の時に読んだ本で「複合汚染」という小説?があります。有吉佐和子さんの作品です。1974年ごろに新聞連載されていたようです。ちょうど、水木さんが歌ったロボットヒーローたちが大活躍していた時代と重なります。農薬や排気ガスによる自然への影響について警鐘を鳴らした作品です。(ちなみにこの作品を読んで、ホンダが大好きになりました)グレンダイザーの歌詞にある、地球は「みどりの地球」である、というとらえ方が、4大公害病の反省もあり、大ベストセラーになった「複合汚染」などの影響も加わって、1970年代半ばから徐々に広まっていったのでしょう。そういえば、琵琶湖の水質を守るためにリンが入った洗剤の使用を全国で初めて規制した滋賀県の条例ができたのが、1980年のことでした。

 幼いころ、ロボットヒーローに夢中になった自分が今は学童保育に夢中になっています。子どもたちの夢と希望を守るのが学童保育ですからね。まあ、いいんじゃないでしょうか。で、そのロボット、今はAIを駆使して戦場で兵士の替わりに戦うことを目的に開発が盛んになされているとのこと。SF作家アシモフによる「ロボット三原則」には、ロボットは人間に危害を与えてはならない、とあるのですが、近未来の戦場はいったいどうなってしまうのでしょう。いま学童でのびのび遊んでいる子どもたちが、専制国家の横暴の結果、戦場に駆り出されることがないようにと望むばかりです。

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