「日本の学童ほいく」2月号を読みました!児童虐待への取り組み、まさに同感!

(代表萩原のブログ・身辺雑記。なお、本文と猫の写真は関係ありません)学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」萩原和也です。身辺雑記です。「日本の学童ほいく」2023年2月号が届きました。わたくしなりの感想を2点、紹介させてください。

 特集は「第57回全国学童保育研究集会」です。この中で、特別報告として、山形市の支援員さんの発言が紹介されています。とても同感したのは、この方が1980年(!)から今に至るまでずっと支援員として働き続けてこられた一番の支えは、「子どもたちの成長の瞬間」に立ち会えたから、との部分。そして、それに続く、「私たちは、全人格を相手にする「発達支援専門職」という大切な仕事に携わっているのだと思います」というところです。

 学童保育で働く放課後児童支援員、補助員は、決して、子どもを「見てるだけ」の存在ではないのです。そこが、世間になかなか理解されにくいところなのですが、学童保育所は子どもにとっての「第二の家庭」である、ということを思うと、ただの見守り役ではないことが想像できると思うのです。子どもが育っている場所であれば、子どもの成長の瞬間を共有することができます。育っている場所だからこそ、子どもの人格をすべて受け止める場所であり、そこで働く人たちは、その人格と向き合う仕事である、ということが分かると思うのです。

 学童保育で働くということは、高度なコミュニケーション能力を必要とする、専門職として働く、ということなのですね。

 そしてもう1点は、明星大学の川松亮さんの報告です。第24分科会「困難を抱える家庭を支える学童保育」でのことです。この中で、とても重要だと思ったのが、「子どもは家庭のさまざまな困難状況を抱え、そのなかでなんとか生きようと必死にもがいています。子どもが表すさまざまな行動は、どのような生活背景から生じているのか、想像をめぐらし、考えることが求められていると思います」という部分です。

 これはまさに、学童保育で働くということは、高度なコミュニケーション能力を必要とするゆえんです。目の前の相手(子ども)は、いまどういう状況なのだろう、家庭ではどういう状況なのだろうと絶えず予測し、予測を確実とするためにコミュニケーションを通じて情報をキャッチする。
 そしてその情報をしっかりと、先につなげることが、学童保育の仕事で求められるのです。

 川松さんはさらにこう言っておられます。「指導員のみなさまが、子どもの生活背景にアンテナを立てて、気づきを相談につなげていただけるとありがたいと思います。」

 児童虐待など、困難な状況に追い込まれた子どもに、いち早く気づくことができる立場なのが、学童保育で働く人たちです。この川松さんのご指摘を、すべての支援員さんが念頭に置いて日々の育成支援に奮闘されることを切に期待します。

 なお、まったく関係ないのですが、せっかく「放課後児童支援員」という公的資格ができたのですから、学童ほいく誌でも、放課後児童支援員(支援員)として、支援員で統一すればいいのに、とわたくし個人は思います。ずっと指導員という呼称を続けてきて愛着があるのは分かりますが、放課後児童支援員という資格をこの先、もっともっと育てていく(専門性を深め社会からの高い評価を得る)ためには、学童保育業界として、放課後児童支援員についてもっと積極的に触れていけばいいのに、と思います。余談でした。

 来月号も、楽しみです。
 全国の自治体で学童保育を担当される方や営利企業で学童保育を運営されている方にも、ぜひご一読をお勧めします。

(このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも楽しんでいただけましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをよろしくお願いします。また、フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸せです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せくださいませ)