超人気番組で学童保育を取り上げていただき、「ボーッと生きてんじゃねぇよ」とゲストを叱っていただきたい。
学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。子どもの育ちを支える学童保育、保護者の安定した生活を支える学童保育、そして社会を支える学童保育を支援する「学童保育運営支援」の重要性と必要性を訴えています。
学童保育のことは、年々、いろいろな状況が社会に伝えられるようになっています。小1の壁を筆頭に、学童保育の抱える問題点もメディアで報じられるようになりました。最近では、長期休業中の昼食提供問題が取り上げられています。とてもありがたいことです。でも、もっともっと、学童保育の事を社会に知っていただきたいと私は思います。育成支援の重要さと専門性の高さ、働いている人の過酷な雇用労働条件、大規模学童保育所での子どもたちのつらい過ごし方、本当にたくさんあります。
そもそも、学童保育って何?というところから、もっと社会には、学童保育への興味と関心、そして理解をもってほしいと願います。そこでぜひとも、あの某公共放送の超人気番組で、永遠の5歳児に、学童保育について取り上げていただきたいと私は期待しています。いやほんと、本気です。
そうですね、「ねぇねぇ岡〇、がくどうほいくしょって、何? がくどうほいくしょってさ、本当に存在しているの?」と、問うてもらうことからスタートでしょうか。当然、「がくどうって、ほら、小学生の子どもが、学校が終わったらみんなで過ごす場所ですかね。子どもを預かってもらって、後で親が迎えに行くとか。その間、子どもたちは勉強したり遊んだりして過ごす場所で、日本全国、あちこちに存在してはると思いますよ」というような返答がきて、結局は、「ボーッと生きてんじゃねぇよ!」と叱られる。そんなパターンが最高です。
で、永遠の5歳児が、「学童保育は事実上、存在しているけれど、学童保育所として正式に存在してはいない」と、視聴者を「?」とさせるような回答をぶちかますわけです。「それっていったいどういうこと?」と、視聴者に思わせてこその番組ですね。
むろん、その後の解説には、次の事を紹介してほしいですね。
「学童保育と呼ばれる業態は確かに存在して、学童保育所も全国あちこちにあるけれど、学童保育の世界の一部である放課後児童健全育成事業=放課後児童クラブは、その業態のごく一部であること」
「放課後児童クラブとしての事業運営をしているけれども、種々の(不合理な)理由で国の補助金が交付されずに放課後児童健全育成事業として扱われていない学童保育所もあること」
「一切補助金を受けないで、利用者の月謝のみで運営している民間学童保育所という存在があること」
そして、そのように現状、バラエティーにとんでいるのは、そもそも学童保育所が自然発生的に誕生した法律の枠外(アウトロー)の存在であって、全国各地で独自の発展を遂げてきたこと、1997年の法制化の時点でも区市町村で独自に行ってもよいとされたこと、今に至るも学童保育の制度構築が非常に緩やかなこと、などを紹介しつつ、小1の壁や「小4の壁」、昼食提供や、祝祭日の開所、最近クローズアップされている「平日の小学校登校前の受け入れ問題」など、様々な課題の解決が、学童保育の世界に迫られていることを紹介していただきたいのです。
そして、学童保育をはじめとする子育て支援の各種制度、施設の充実が、これからの「こどもまんなか社会」の構築に必要不可欠なことを指摘して、締めくくっていただきたいのですね。
先日、NHKが学童保育所の昼食提供について記事をネット配信していましたが、その記事の書き出しに「いわゆる学童保育」と、ありました。記事を書いた記者は、学童保育について相当、しっかりと正確な状況を把握されていると私は感心しました。メディアが正確に学童保育について伝え続けてくれること、報道の分野だけでなくバラエティーでも学童保育について取り上げて国民の興味、関心をアップさせることは、本当に重要なことと私は考えています。
もちろん、僭越ながらこのわたくしめ、協力できますぞ。
「あい和学童クラブ運営法人」は、社会における子育て支援の重要な1つの施策である学童保育の意義と役割に関して、その社会的認知の向上につながる具体的な提案をしています。また、育成支援の質の向上に直結する研修、教育の機会を提供できます。学童保育業界が抱える種々の問題や課題について、具体的な提案を行っています。学童保育所の運営について生じる大小さまざまな問題について、取り組み方に関する種々の具体的対応法の助言が可能です。個々の学童保育所運営者様へ、安全安心な子どもの居場所づくりとその運営手法において、学童保育組織運営について豊富な経験を持つ代表が、自治体や学童保育運営事業者に講演や具体的な助言、アドバイスを行うことが可能です。
子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。どんなことでも「あい和学童クラブ運営法人」に、ご相談ください。子育て支援の拡充に伴い、今後ますます重要視されていく子どもの居場所づくり事業の充実のため、一緒に取り組んでいきましょう。
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