<運営支援ブログ・ミニその3> 放課後児童クラブ・学童保育を遠慮なく利用してください。頼っていいんですよ!

 放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリー小説「がくどう、 序」がアマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください!
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 4月1日を迎え、きょうから放課後児童クラブ、学童保育所を利用し始めた学童ビギナーのパパ、ママも多いのではないでしょうか。運営支援ブログのミニ版として、4月1日にありがちなことについて特別にお送りします。
 (※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所と同じです。)

<子どもがかわいそう! この前まで保育園児だったのに、朝から夜まで学童にいたら疲れちゃう! って意見は気にしないでOK!>
 放課後児童クラブを利用する子育て世帯は、新年度の4月1日から児童クラブを利用しないと、仕事と育児が両立しない場合がほとんどでしょう。当然です。むしろ、そのような、仕事や介護、看護、学業と、子育ての両立のために整えられている制度が、放課後児童クラブですから、4月1日から利用されて当然です。堂々と利用して、いいんですよ!
 ところがSNSやネットの掲示板では、「4月1日から学童を使うだなんて、子どもの気持ちを考えてほしいね」とか、「朝から夜まで学童で過ごすと子どもは疲れるんだから」という書き込みがたくさんあります。そういう書き込み、投稿を目にするたびに、ワーキングマザー、子育て中のパパやママは、自責の念にかられてしまいがちです。

 学童運営のプロであるわたくし、萩原が断言します。

「そんな書き込み、単なる投稿者のストレス解消に過ぎない。無視で正解。児童クラブがなぜ存在するか、どういう役割を機能として果たしているかを理解していれば、そんな書き込み、できるはずがない」

 児童クラブは、就労等で家庭を不在にする、つまり子育ての時間を確保できない保護者に代わって、子どもの「健全育成」を行う施設です。親の代わりに子どもを育てるといえるでしょう。よく、学童は「第二の家庭」と言いますが、まさにこのことです。もちろん、親としての権利、監護者は親、保護者です。親、保護者が子どもを監護、養育できない時間帯に、保護者に代わって子どもの健全育成を行う場所として児童クラブがあり、児童クラブの職員は、子どもが巣小屋化に育つように専門的な知識と技量で、子供の成長を支えるのです。

 ですから、児童クラブ、学童を利用している子どもは、むしろ、安全安心の場所で過ごすことができるのです。これはまさに子どものためにある児童福祉の仕組みなのです。利用を始めて数日しか経たないうちは、新1年生の子どもは、児童クラブの雰囲気、大勢いて、がちゃがちゃにぎやかな雰囲気に、驚いて慣れないことも、確かにあります。しかし、いずれなじんできます。数日かかるか、半月かかるかもしれません。でも、子どもは大丈夫です。児童クラブの職員が、先生が、支援員たちが、ちゃんと子どもたちを支えてくれますよ。

 ここで運営支援から、学童ビギナーの保護者さんに2つだけお願いします。
1つは、児童クラブに子どもを迎えに行ってお家に戻ったとき、子どもに優しく、「今日、ありがとうね」と接してあげてください。このとき、「あなたが学童に行ってくれるから、お仕事できるのよ」と言わないでほしいのです。それは、子どもに「自分が頑張らないとママ、パパは困っちゃう」という意識を植え付けてしまうから。そうすると、児童クラブでもしも嫌なことがあっても子どもは親に打ち明けるのを戸惑ってしまいますから。「ありがとうね。頑張ったね」だけでいいんです。「学童でどんなことがあった?」を優しく聞いてみるだけでいいのです。無理やり聞き出そうとしなくても、ひとこと、ふたことだけでいいのですよ。

 もう1つは、児童クラブの職員に、なんでも相談してください。「うちの子、どんな様子でしたか? 何か戸惑ったことはありましたか?」と、何でも聞いてください。万が一、お子さんが児童クラブで居心地が悪い、ちょっと過ごすのに苦労していることがあるとしたら、児童クラブと早期に連携して協力してその困難を解消する必要があります。そうしないと「行き渋り」という非常に厄介な事態に知らず知らずに陥ってしまう可能性があるからです。保護者はぜひとも、児童クラブの職員と、密に、コミュニケーションをとってくださいね。

 児童クラブを利用することは、決して引け目を感じることではありません。育児の時間を長く確保できる会社、勤め先ばかりではありません。もちろん、保護者の意思で、育児に軸足を置いたライフスタイルを選択するのは、それはそれでよいことです。だからといって、朝から夜まで児童クラブを利用して仕事と育児の両立をすることがダメなことでは、断じてそんなことはありませんよ。児童クラブを信頼して、子どもを信頼して、子育てと仕事のワークライフバランスを上手に取り合ってくださいね。

 (もし、児童クラブが子どもに寄り添ってない、保護者とも連携を取ろうとしないのであれば、それこそ大問題です。その時は遠慮なく、市区町村や事業者に意見を出したり質問を出して善処を求めましょう。利用料を払って、税金を払って、児童クラブの存続を支えているのは、言うまでもなく保護者なのですから。運営支援にも、ご相談くださいね。)

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 弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない児童クラブを応援しています。

 放課後児童クラブを舞台にした、萩原の第1作目となる小説「がくどう、序」が発売となりました。アマゾンにてお買い求めできます。定価は2,080円(税込み2,288円)です。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員・笠井志援が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。リアルを越えたフィクションと自負しています。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、群像劇であり、低収入でハードな長時間労働など、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いた作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説は、なかなかないのではないのでしょうか。素人作品ではありますが、児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描けた「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作に向いている素材だと確信しています。商業出版についてもご提案、お待ちしております。

 弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録を目指します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイスが可能です。ぜひご検討ください。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。どうかご検討ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

(このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)