2分で読める今週の「運営支援」ブログ(8月7日~8月12日)
あい和学童クラブ運営法人はブログで、学童保育(所)への提言や意見を行っています。8月7日から8月12日に掲載したブログの内容をご紹介します。
・学童保育の世界を苦しめる人手不足は構造的な問題です。「低めに設定された補助金」がすべての元凶となり、保護者からの徴収分(受益者負担分)も安易に増やせるわけでもなく、人件費にまわせる予算が足りず、人手不足が解消しないのです。(8月7日ブログ掲載)
・学童保育の人手不足を解消するには、補助金の負担割合を変えること、補助金と受益者負担の目安となる負担割合を変えること、この2つをすぐに実行していただきたい。これこそ、劇的な特効薬の1つです。(8月8日ブログ掲載)
・学童保育も保育所と同じように、「育成支援を必要とする場合において、支援を行わなければならない」と、法令に記されるべきで、地域子ども子育て支援事業ではなく保育所同様の「児童福祉施設」と、その位置付けを変えるべきなのです。(8月9日ブログ掲載)
・補助金が引き上げられたとしても、「賃金条項付きの公契約条例を設定し、自治体が、学童保育所職員にふさわしい賃金額を最低保障すること」「学童保育での業務の質を担保するために、育成支援の事前準備時間を確保した就業時間の設定と、常勤職員の無期雇用を委託もしくは代行の条件とする」ことを設定する必要があります。(8月10日ブログ掲載)
・社会が学童保育を正しく理解し評価することで、構造的な仕組みを変えられることにつながります。社会の理解と評価があれば、学童保育の事業主が過度の利益追求をすることを妨げる種々のルールを課す法令制定も可能になります。(8月11日ブログ掲載)
・いまも学童保育の世界には、職員の無期雇用、十分な人数の雇用を実現している事業者があります。このような良心的な事業者は、ぜひとも、自治体から運営を任される学童保育所の数を増やすことに注力してください。1つの市区町村だけではなく、自治体の境界を越えて。規模が大きくなるとスケールメリットを活かした経営ができます。(8月12日ブログ掲載)
※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習、取材対応が可能です。学童保育に関する職員、保護者の方の個別の相談には原則、無料で応じております。お気軽にお問い合わせください。(講演、研修、取材対応は原則、有料です)