今なら100円もしないで胃薬みたいな健康食材が手に入る! そう、大根とキャベツ。激安のうちにモリモリ食べよう。
放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者と働く職員をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台にした人間ドラマ小説「がくどう、 序」が、アマゾン (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)で発売中です。ぜひ手に取ってみてください! 「ただ、こどもが好き」だからと児童クラブに就職した新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描く成長ストーリーです。お読みいただけたら、アマゾンの販売ページに星を付けていただけますでしょうか。そして感想をネットやSNSに投稿してください! 最終目標は映像化です。学童の世界をもっと世間に知らせたい、それだけが願いです。ぜひドラマ、映画、漫画にしてください!
いままで激安材料で作るパスタと、1回だけスープ、そして肉じゃがを紹介してきました。今回は激安料理ではなくて激安食材です。中高年のみなさま、消化が弱っていませんか? そんなときこそ、大根とキャベツです。
<安いうちに買う>
ネットで調べればすぐわかりますが、だいこんときゃべつは、消化を助ける成分が含まれていますね。まあわりと有名です。そもそも「キャベジン」なんてキャベツっぽい名前じゃないですか。
いま、スーパーマーケットに行けば時々、大根1本が100円以下、キャベツも100円しない値段で売っていますね。それをみるとわたくし、「うほっ! あっー! 胃薬が並んでるっ!」とうれしくなります。
安いうちに買いましょう。
問題はですね、大根もキャベツもわりと量が多いこと。カットの大根、キャベツはもっと安いですけどやめましょう。カットされたものは、すぐに傷みが進みますから。ダイコンなら丸ごと1本、キャベツもね、丸々1個を買いましょう。
「でもさ、使いきれないんよ。最後に結局余っちゃう」という人、多いでしょう。それはよく分かります。使いきれず野菜室の主になってしまって最後はショボショボになってしまうの、割と普通です。
なぜ使いきれないか。それは、「調理が面倒」とか「メニューがあまり思いつかない」とか「そもそも1人暮らし、2人暮らし、せいぜい家族3人暮らし」なので1回の食事で使う量が少ないとか、そういう理由でしょう。
大丈夫。使い切れますよ。
<だいこん>
ガシガシと生で食いましょう。もちろん鶏大根もいいですし、おでんもいい。だいこんは煮て食うのが冬にぴったり。でも毎食、鶏大根や、おでんとはいきません。「大根おろし」は、ごはんの友。でも、あの辛味が苦手な人もいますしね。
わたくし萩原は、大根をサラダで食べます。まあ威張れるほどの斬新なメニューでは全く違いますが、結局のところ、量を使うのには生の大根がぴったり。それに消化に有効な成分は調理の加熱に弱いとも言われているようですから、生で食うのがいいんです。ほら、穴があいているやつ、それに大根をこすると、細長くなってどんどん大根を削れるものがありますよね。あれを使えばいいんです。「おろし」をするより力もいりません。
気を付けるのは「指の皮をこすって削って出血するけが」だけです。あれは痛い。赤い大根になっちゃいます。
じゃかじゃかと、大根をけずっていけば、細長くなった大根がわんさか量産できます。それを、お好きなドレッシングやマヨネーズで食べればいいだけ。レタスなど他の葉物の野菜と一緒に召し上がれ、です。10センチでも15センチでも輪切りにして、その分だけ削っていけばいい。生野菜はわりと毎日食べても飽きないので、大根が大活躍するってわけです。しかも、「大根おろし」と違って辛くはない。むしゃむしゃ食えます。
なお、千切りにした大根や、削って細長くなった大根を、フライパンで油で炒めて、しょうゆ、みりん、かつおだし、酒を加えて炒めてもおいしいです。切り干し大根を生大根で調理するようなイメージです。これですと、けっこう長い大根でも半分ほど一気に使い切れます。わたくしはこのメニューを「美久尼(びくに)殺し」という名前で教わりました。中国地方の郷土料理だとも聞きましたが、インターネット検索でもみつかれないんですよね。獣肉一切禁止で過ごす尼僧がよろこんで食べるという意味だと聞きました。
大根の葉は、お味噌汁でどうぞ。
<キャベツ>
まあ、なんだかんだで使い切れることもありますね。大根より万能でしょう。ホイコーロー。生姜焼きの付け合わせのせんぎりキャベツ。とんかつにもキャベツが欲しい。みそ汁の具でも良い。千切りにしたものをそのまま炒めて醤油で味付けしてもおいしいです。「キャベツの塩だれ」もいいですね。なお、キャベツそのものは繊維が固いので消化にはあまりよくないと食材に関する情報では紹介されていますので、単に生だけをむしゃむしゃ食うのは注意が必要なようですが。
わたくしのおすすめは「甘酢きゃべつ」。あの「カンタン酢」のような、酢系の調味液があればすぐにできちゃう。きゃべつを適当な大きさに切ります。ちぎってもよし。ビニール袋にたくさん入れましょう。そこに、わたくしは砂糖大さじ2杯、カンタン酢のような調味液をドバドバ、レモン100%果汁(ポッカレモン、のようなもの)があれば適当(大さじ1杯ぐらい?)を入れて、ビニール袋できゃべつをモミモミ。冷蔵庫で1時間ほど、時々、袋の上下をひっくり返して全体に酢の液体分がなじむようにする。それだけです。
この甘酢キャベツ、カレーライスの付け合わせにぴったり。餃子にもイケます。脂っこいメニューには実に重宝しますよ。しかもこれも生ですからね。キャベツの酵素がたぶん生きているんじゃないかしら。酢で破壊されたりませんよね? どうなんでしょう。
もう50歳も半ばになると、ちょっとした料理で胃もたれしてしまうのですが、「大根サラダ」や「甘酢キャベツ」を一緒に食べると、劇的に胃もたれが減ります。というか起こしません。食べるときは、大根や甘酢キャベツを結構多めに、先に食べることをお勧めします。血糖値が高めの人は「野菜から先に食べて」とよく医療関係者さんから勧められますが、その通りですね。先に消化酵素たっぷりの大根やキャベツを生で食べて、それからメインのおかずに行く。もちろんメインを食べながら大根やキャベツをも食べます。
これで、胃もたれの不安はかなり解消しますね。ちなみに消化を助ける食材では、「ながいも、ヤマトイモ、ネバリスター、じねんじょ」といった長芋、山芋系もお勧めです。
この時期、大根とキャベツは安いときに買ってモリモリ食べましょう。買う機会が増えればお店も農家さんもうれしいでしょう。何より健康生活です。野菜売り場で健康食材をどんどん買いましょう。
(おわり)

