「あい和学童クラブ運営法人」は、あす2025年11月4日で設立開業3周年です。真価が問われる4年目、ご支援ください!
放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者と働く職員をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台にした人間ドラマ小説「がくどう、 序」が、アマゾン (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)で発売中です。ぜひ手に取ってみてください! 「ただ、こどもが好き」だからと児童クラブに就職した新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描く成長ストーリーです。お読みいただけたら、アマゾンの販売ページに星を付けていただけますでしょうか。そして感想をネットやSNSに投稿してください! 最終目標は映像化です。学童の世界をもっと世間に知らせたい、それだけが願いです。ぜひドラマ、映画、漫画にしてください!
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営と、運営に関わる人たちを支えようという思いで設立した一般社団法人「あい和学童クラブ運営法人」は、2022年11月4日の設立から数えて、明日で満3年を迎えます。なんと4年目に入ります。ここまで事業として細々ながらも意気込みだけは大きくもってやってきました。今回は御礼と感謝、そして4年目への決意をお伝えします。なお、あす4日の運営支援ブログはわたくし萩原の所用のためブログ投稿はございません。ご了承ください。
 (※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブは、いわゆる学童保育所と、おおむね同じです。)
<あい和学童クラブ運営法人が目指すこと>
 あい和学童クラブ運営法人は、日本の放課後児童クラブ(学童保育所)が、継続して安定的に運営できる社会を目指しています。それは、まずこどものため、そして子育て世帯のワークライフバランスを支えるためです。どんな運営の形態であれ、児童クラブが無事に安泰して運営を続けられるための、できうる限りの支援をしよう、というために、わたくし萩原が設立した法人です。児童クラブ運営のコンサルティングといえば分かりやすいでしょう。
 改めて、あい和学童クラブ運営法人が目指すものを示します。
「日本の放課後児童クラブが、継続的に安定して運営ができること」
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児童クラブの継続した安定運営が実現する=「児童クラブが、こどもに欠かせない居場所となる。遊びと生活を通じてこどもが育っていく場所となっている。こどもの人権が脅かされることなく、こどもが守られる場所である}
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児童クラブが継続して安定運営できるには?=「児童クラブで働いている職員が、ずっとここで働きたいと思える雇用労働条件が備わっていることが大前提。仕事の量と質に見合った報酬、給料が得られていること。休日も休暇もしっかり確保され、雇用契約も不安定ではなく、児童クラブの仕事で生計が確実に立てられるようになっていること」
 つまり、あい和学童クラブ運営法人が目指すものは、「児童クラブの安定=こどもの人権が守られている状況の実現=児童クラブで働く職員の雇用の質の向上」、となります。
 児童クラブで働く職員の雇用労働条件、職場環境が向上しているということは、児童クラブを運営する事業者が、児童健全育成事業の充実を最重要として事業体の経営、事業の運営を行っていることと等しいといえます。事業体の利益計上を最優先としているとか、事業運営に携わる者がいかに楽をしようかと考えているとか、なにか邪(よこしま)な狙いがあるならば、育成支援の質も、職員の雇用の質も、上がりませんものね。相反するものですから。
 わたくしは、最初は児童クラブの利用者として児童クラブに関わりました。幸運なことに、わが家のこどもがお世話になった児童クラブはとても素晴らしかった。雰囲気も、何より職員があらゆる点で秀でていました。たった1つ、雇用労働環境だけが、その素晴らしい職務の結果とは、とても釣り合わない状況でした。「そこまでこどもの権利と成長のために、保護者の子育て支援のために働いているにも関わらず、たったそれだけの収入なんですか??」という驚きでした。
 わたくしは、それは間違っている。それは事業運営の巧拙ではなくて、この社会全体が、児童クラブに対する価値を正当に理解していないが故に、投入される金額が少ないために最終的に働くものに分配される報酬が少ないのだということを理解しました。それは明らかに社会正義に反していると考えました。「児童クラブでしっかり働いている人に、その働きに応じた報酬を得られるような社会にしなければならない」というのが、この「あい和学童クラブ運営法人」の設立と、児童クラブの運営支援という事業活動に足を踏み入れた理由です。
 児童クラブで働く人が、あすも来月も来年も、その先もずっと、児童クラブで働きたいと思えるだけの報酬、休日や休暇が確保できる業界になること、そのような業界に変えることこそ、あい和学童クラブ運営法人と運営支援の目的なのです。その目的がかなえば、おのずと、児童クラブはこどもにとって何より理想的な、成長の場であり、安全と安心が確保された居場所になっていくのです。
 少なくともわたくしは自分が直接、運営に関わっていた法人では賃金の引き上げや休日、休暇の整備について、それまでほとんど手が付けられていなかった部分について改善に取り組みました。また、児童クラブはこどもと保護者のためにある社会インフラである、という存在価値をしっかりとわきまえ、利便性の向上を推し進めることでホスピタリティの向上に取り組みました。なかなか理解は得られませんでしたが、東京都の新しい認証クラブの方向性を見るに、わたくしの考えはまったく間違っていなかったものだと感じている次第です。
<あい和の活動>
 その、目指すもののために、あい和学童クラブ運営法人では、「事業体経営、事業運営に当たる方々への支援、助言」や「職員、保護者(とりわけ運営業務、運営任務に従事する保護者)からの相談」を承っています。 また、新たに児童クラブを新規設立したい方への支援、助言も行っています。支援や助言としては、依頼された内容における児童クラブ職員や放課後児童支援委等への教育研修の講師をお引き受けしています。職員同士のチームワーク、理念共有の方法、スキルアップの手法、児童虐待やこどもへの性暴力の抑止と早期発見、事後対応に関する教育研修を承っています。地域に支持される児童クラブのあり方について講演やセミナーを行ってもおります。
 また、児童クラブ以外の団体からのご要望に応じて、児童クラブを中心とした地域づくり、街づくり、子育て支援についても研修や講演を行っています。
わたくし萩原は、児童クラブ事業体の運営と、事業運営について担当していますが、児童クラブ現場職員への育成支援に関する教育研修については、弊会と協力関係にあるベテラン支援員がしっかりとご依頼の案件を承っています。また、児童クラブの新規設立に関する作業に関しては、弊会と事業提携している行政書士事務所がフォローしております。多くの方面からのご相談に対応できる万全の対応を整えております。
<皆様からの応援が必要です!>
 あい和学童クラブ運営法人の運営支援は、とてもとても細々とスタートしました。手元にあるのは時間だけ。この運営支援ブログを連日更新したり、旧ツイッターに投稿を重ねたりで、財力の無い弱い立場なりの広報周知戦略しか取れませんでしたが、それでも「この強い決意を、しっかりと広めよう」という決意のもと、ひたすら続けてきました。
 石の上にも三年、とはよく言ったものですね。ありがたいことに、2023年よりも、2024年よりも、2025年になると業務の相談やオファーが格段に増えてきました。報酬を頂戴できるお仕事も立て続けに舞い込んできています。そういえばこの1年、小説「がくどう、 序」を出版しました。社会保険労務士としての開業も果たしました。わずかですが、着実に進歩していました。ホップ・ステップ・ジャンプのジャンプの年、ちいさなジャンプですが飛び上がったようです。
しかし、まだまだです。もっと大きな飛躍をしなければ、児童クラブを支えることには至りません。
 いま児童クラブは、いわゆる日本版DBS制度導入を筆頭に、事業主の負担となる各種の法制度への対応の負担を踏まえて、運営主体の集約化に向かう流れができつつあるとわたくしは考えています。公営クラブの民営化は急ピッチで進んでいますし、保護者が運営に関わる地域の企業や法人団体による運営移管も相次いでいます。
 児童クラブの世界は大激変の真っただ中にいます。
その激流の中にいる児童クラブの方々からも、その激流に気づかずにいたばかりに急に激流に飲み込まれて困り果てている方々からも、その激流を目にしてどうしたらよいか途方に暮れている方々からも、運営支援は相談をいただければ全力で支援します。それが、職員の雇用を守ることですし、こどもの居場所を守り続けることになるからです。
企業運営でも公営でも保護者運営でも、児童クラブの運営に困ったら、ぜひともご相談ください。それが、児童クラブの運営支援をわたくしが事業として続けていくことができる、最も重要な要因になります。皆様からの仕事の依頼、業務の依頼こそ、あい和学童クラブ運営法人が活動を続けていられる土台になります。
なお、わたくしは2025年9月から社会保険労務士としても活動を始めました。社労士の業務としては「あい和社会保険労務士事務所」が窓口として承ります。就業規則類の整備、労務相談は「あい和社会保険労務士事務所」からご用命ください。
 飛躍の4年目となりますよう、放課後児童クラブの運営支援はさらに研鑽を重ねて児童クラブの発展のために尽くす所存です。ぜひ皆様からのオファー、仕事のご依頼、お待ちしております。
(お知らせ)
<社会保険労務士事務所を開設しました!>
 2025年9月1日付で、わたくし萩原が社会保険労務士となり、同日に「あい和社会保険労務士事務所」を開業しました。放課後児童クラブ(学童保育所)を中心に中小企業の労務サポートを主に手掛けて参ります。なお、放課後児童クラブ(学童保育所)に関して、労働関係の法令や労務管理に関すること、事業に関わるリスクマネジメント、生産性向上に関すること、そしていわゆる日本版DBS制度に関しては、「あい和社会保険労務士事務所」を窓口にして相談や業務の依頼をお受けいたします。「あい和社会保険労務士事務所」HP(https://aiwagakudou.com/aiwa-sr-office/)内の「問い合わせフォーム」から、ご連絡のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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 「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」は、引き続き、放課後児童クラブ(学童保育所)の一般的なお困りごとや相談ごとを承ります。児童クラブの有識者として相談したいこと、話を聞いてほしいことがございましたら、「あい和学童クラブ運営法人」の問い合わせフォームからご連絡ください。子育て支援と児童クラブ・学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と児童クラブ・学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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New! ※当運営支援ブログにも時々登場する、名古屋の弁護士、鈴木愛子氏による「子どもが行きたい学童保育」(高文研)が発売されました。放課後児童クラブのあり方とその価値、本質が、具体的な事例に基づいて紹介されています。放課後児童クラブ、学童保育に関わるすべての方に読んでいただきたい、素晴らしい本です。とりわけ行政パーソンや議員の方々には必読と、わたくし萩原は断言します。この運営支援ブログを探してたどり着いた方々は、多かれ少なかれ児童クラブに興味関心がある方でしょう。であれば、「子どもが行きたい学童保育」をぜひ、お求めください。本には、児童クラブに詳しい専門家の間宮静香氏、安部芳絵氏のこれまた的確な解説も併せて収録されています。本当に「どえりゃー学童本」が誕生しました!
(https://amzn.asia/d/3QWpbvI)
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(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)


