学童はお迎えが必要ですか

 学童保育所はその多くが、保護者、または保護者に準じる人が迎えに来ることを求めています。とはいえ、学童保育所を設置している地域ごとによってその判断基準や実施の具合は全く異なります。

 その中では、「午後5時までに降所(=学童保育所を出て自宅に帰ること)の場合は、児童の1人帰りは可能ですが、午後5時を過ぎた場合は保護者の迎えが必要です」という基準やルールを設定している施設は比較的多いです。日没が早い秋や冬には適用しない地域もあるようです。
 一方、どの時間であっても保護者の迎えが必要であると規定している施設もあります。保護者は父母の他、祖父母に加え、高校生以上の同居家族など、と指定がある場合も多いですし、迎えに来た場合に施設側が児童を引き渡すにあたって事前に迎えに来る者を登録する制度を採用している施設もあります。

 地域地域の施設によって対応が異なる理由は、学童保育所の中核である「放課後児童クラブ」は、児童福祉法によって、地域の実情に応じて実施することができると定められているためです。施設の開設、運営に全国統一基準が設定されていません。子どもの迎え等、実際の利用にあたっては、学童保育所を利用する前に地元の市区町村や学童保育所運営事業者に確認することが必要です。

 (運営支援による「放課後児童クラブ・学童保育用語の基礎知識」)