2分半で読める今週の「運営支援」ブログ(10月8日~10月14日)
あい和学童クラブ運営法人はブログで、学童保育(所)への提言や意見を行っています。10月8日から10月14日に掲載したブログの内容をご紹介します。
・冷静に考えれば、子どもだけで過ごす時間は減らすべきです。ごみ捨ての間の子どもの留守番が条例違反というのは、あまりにも現実の生活にそぐいませんし、現実的な内容に修正する必要がありますが、「子どもだけで過ごす時間を極力減らす」という考え方は、決して間違っていないのです。(10月9日掲載)
・ 条例改正案の問題点は、必要な措置について具体的な対応を示さないまま一方的に県民を条例違反とするからです。やむを得ないにしろ、意図的にしろ、保護者が「子どもだけで過ごす」時間と空間を作らざるを得ない状況というのは、子どもが犯罪や事故に巻き込まれる可能性を考えると、できる限り無い方がいいに決まっています。(10月10日掲載)
・ 条例改正案騒動では、小学3年生までが学童保育という趣旨の発言が提案側からありました。それを聞いた報道陣も聞き流していたようです。この騒動を伝える報道で、「県東部の市幹部も「学童指導員の大幅な増加や、外で遊ばせるときの見守りも必要になる。財政負担はばかにならない」と困惑」という記事がありました。学童保育は制度も意義も理解されていないのです。 (10月11日掲載)
・不登校の小学生に対する支援に関して、学童保育所(放課後児童クラブ)も、一定程度の役割を果たせることができます。「学校には入れないけれど、学童なら行ける」という子どもには、学童保育所が不登校の子どもに寄り添ってその子の日常を支えることを、学童保育所の新たな役割として課すべきだと私は考えます。(10月12日掲載)
・育成支援の考え方の理解、解釈が職員ごとにバラバラでは、子どもたちが戸惑い、混乱します。もっと言えば、職員ごとに言っていることが違う状態に置かれた子どもたちは、職員=大人を信用しなくなります。育成支援どころではありません。(10月13日掲載)
・ひどい状態にある勤務先の学童保育を変えたい。でも運営組織や行政が無関心。個人ではどうしようもない。どうすればいいのか。答えは簡単。動いて、力を付けることです。具体的には、是正しなければならない問題点、課題、悪習や悪弊について、「正さねばならない」と同じ認識を持った、同じ組織の構成員を増やし、保護者にも理解をしてもらうことです。本当に社会正義に反するような状態があるなら、世の中の良識がある人は、きっと理解を示してくれるはず。(10月14日掲載)
なお、萩原個人的な思いを10月14日に「「頭おかしい条例」に思う残念なこと。差別意識を隠さない残念思考。それで子どもを守る?人権意識はお持ちで?」という題でブログ記事を投稿しています。
※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習、取材対応が可能です。学童保育に関する職員、保護者の方の個別の相談には原則、無料で応じております。お気軽にお問い合わせください。