2分で読める「学童保育の常識は世間の非常識」(6月19日~23日)
あい和学童クラブ運営法人では平日、ブログで、学童保育(所)の改善の提言を行っています。今週お届けした内容をご紹介します。6月19日から23日の週は、学童保育の進化発展を邪魔する「学童保育の常識は世間の非常識」を取り上げました。
・学童保育業界では、放課後児童支援員なのに「学童保育指導員」と呼ぶことが多い。学童保育指導員という呼称を使い続けて平気な人たちは、「自分たちが、社会から、どういう見られ方をするか、どのように理解されるか、ということをまったく考慮していない」。(6月19日ブログ掲載)
・学童保育の劣悪な労働環境。休憩時間なし、休みが取れない、年次有給休暇をスムーズに取れない。その改善責任は、使用者(雇用者)側が行うものがほとんどであり、雇用側の責任が最も重大。(6月20日ブログ掲載)
・「遊び」の本質を理解していない支援員はいまだに多い。クラブの施設長や主任クラスが育成支援の本質を理解し、常にしっかりと職員を指導すること。学習への過度な排除はもう社会のニーズにそぐわない。昼食提供をできるシステムの検討も必要(6月21日ブログ掲載)
・学童保育の運営は事業運営と同じ。よって専任の経営者が事業運営の責任を担うという覚悟が必要。事業規模のスケールメリットを活かすため事業者は合併等で経営規模を拡大するべきだ。(6月22日ブログ掲載)
・学童保育業界が理想かつ最終的なゴールとして目指す公設公営の学童保育所。しかし現実の公営学童は放課後児童クラブ運営指針が示している育成支援を実施できるほど充実していない。公営学童は、運営指針を理解した民営事業者による運営に転換した方がよい。(6月23日ブログ掲載)
※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習が可能です。学童保育に関する職員、保護者の方の個別の相談には原則、無料で応じております。お気軽にお問い合わせください。(講演、研修は有料です)