3分30秒で読めます! 運営支援ブログ&社労士ブログの短縮版(2025年11月9日~11月15日)
「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」と「あい和社会保険労務士事務所」では、それぞれ「運営支援ブログ」と「社労士ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年11月9日から11月15日までに掲載した両ブログ(運営支援ブログ、社労士ブログ)の内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日のブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリーの小説「がくどう、 序」が、アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)
※New! 「放課後児童クラブ(学童保育所」)用語辞典・運営支援版の掲載を始めました。運営支援の独断と偏見による、運営支援流の「児童クラブの業界でよく使われることば」の紹介です。「児童クラブでのあそび」について現場の支援員や保護者の皆様からの投稿をお待ちしています。弊会までメールでお送りください。
※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(ただし放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
・激安材料で超簡単に作れちゃう、にんにく強めのたらこスパゲッティを紹介します。安くて簡単にできますからね。和風のたらこスパとは違う味のたらこスパを食べてみたいと思ったらぜひ! 業スーの冷凍ニンニクをみじん切りにして、オリーブオイルで炒めて、それを覚ましたニンニクオリーブオイルをたらこと混ぜて、茹でたパスタにあえるだけ!(11月9日掲載・運営支援ブログ身辺雑記)
・放課後児童クラブは、人件費に十分な予算を確保できないので、常に人手不足です。職員数が足りません。だから1人あたりの業務量も多くて、それがつらくて人が定着しません。人を増やさねばならないのですが、そう簡単にはできません。ほんのわずかでも人手不足の職場で仕事がラクになる工夫を考えます。「ナイナイ尽くしの放課後児童クラブ(学童保育所)の職場。無理を承知で最善を尽くす手法を考えよう」シリーズのその1は、人手不足の児童クラブではどういうことになるかをつづっています。(11月10日掲載・運営支援ブログ)
・「ナイナイ尽くしの放課後児童クラブ(学童保育所)の職場。無理を承知で最善を尽くす手法を考えよう」シリーズのその2は、フレックスタイム制度の導入の勧めです。児童クラブの仕事とフレックスタイム制度は、かなり相性が良いと考えます。児童クラブの仕事には「不確実性が高い」からです。こども同士のトラブルはその最たるもの。トラブル対応で時間がかかっても、フレックスタイム制度であれば他の日の労働時間を短くしてバランスを取れます。その日に何時に退勤するか、自分自身で決められるからです。一方で、「イベントもない、午前中の会議や研修も入っていない、午後からは頼みになるパート職員がフルに入ってくれて、こどもたちも最近はとても落ち着いてまとまっていて、提供する予定のおやつの品の数量も賞味期限もしっかり確認済み」という「奇跡の日」があれば、うんと短い労働時間にする。フレックスタイム制度の場合ならではの、柔軟な働き方の実現です。(11月11日掲載・運営支援ブログ)
・「ナイナイ尽くしの放課後児童クラブ(学童保育所)の職場。無理を承知で最善を尽くす手法を考えよう」シリーズのその3は、業務の見直し。生産性向上のために重要なことです。よく、業務の効率化を図るとして「3つのM」を見直せ、といいます。「無理な業務」「無駄な業務」そして「(人によって)ムラのある業務」を見つけ出して追放することです。無理な仕事も無駄な仕事もムラのある仕事もそれぞれに複雑にからみあっていますから、単純に「これはムダ」「この仕事はムラが多すぎる」と判別することはできないにしても、3Mのどれか、あるいは相互に影響していると思えるものを「これ、不要だよね」と見つけることが、業務の見直しの本質です。運営支援がお勧めしたいのは「とても小さなことをまず1つ、2つと、省略してみる」、つまり「仕事の量」を減らすことから始めることです。3Mでいえば「無駄を見つける」スタンスに近いですね。その際において必ず守らねばならないことは、「業務上必要であって規則類や内規で定められている業務は見直し対象外」(つまり無駄ではない業務は区別する)とすることと、「こどもの安全確保に必要な業務は見直し対象外」(絶対に必要ですからね)とすることです。(11月12日掲載・運営支援ブログ)
・「ナイナイ尽くしの放課後児童クラブ(学童保育所)の職場。無理を承知で最善を尽くす手法を考えよう」シリーズのその4は、仕事の質を見直すことを考えます。ポイントは「ムラ」を無くすこと、つまり「業務内容の平準化」(同じ事案に対して取り組んだ結果が誰しも同じか、同じに近くなること)と、もう1つは「無理」を無くすこと、つまり「業務内容の平準化」に加えて「業務内容に見合った職員の適材適所の配置」を徹底することです。(11月13日掲載・運営支援ブログ)
・埼玉県春日部市の放課後児童クラブをめぐり、極めて重要で画期的な判決が出ました。人手不足にあえぐ児童クラブには重大すぎる意義がある判決です。今までは、児童クラブの運営事業者を選定する、決めるにあたっては、どの応募者もこぞって「職員確保は大丈夫」とアピールしてきましたが、この控訴審判決が仮に確定しますと、市区町村側も慎重な対応が必要となります。つまり「職員確保は大丈夫と胸を張るけれど、本当にそうですか? 仮に職員数が確保できなかったらどうなるか、あの裁判で分かりますよね。職員確保の具体的な方策を説明してください」と、本来ならばなるはずです。(これについては、児童クラブにおける職員確保、とりわけ常勤職員の確保が放課後児童健全育成事業の質を支えるという重要性をしっかりと理解した審査委員、選定委員が選ばれることも極めて重要な点でしょう)。(11月14日掲載・運営支援ブログ)
・山形県上山市はホームページで「国・県にかかる交付金等の不適切処理について」と題したページで、放課後児童クラブに交付した補助金について不適切な処理をしていたことを説明するとともに、ダウンロードできる資料で詳細を開示しました。職員の配置基準を満たさない状態の日や、こどもが全員いなくなった後の時間帯で配置基準を満たしていない状態の日にも補助金を交付していたというものです。原因は、制度に対する理解不足や確認不足であるとしています。(11月15日掲載・運営支援ブログ)
※放課後児童クラブに興味関心のある専門職同士で交流し、意見交換し、情報共有する場として、(仮称)「学童保育が好きな士業の会」を立ち上げました。年内にオンラインによる初回会合を目指します。ぜひゆる~く、参加してみてください。会合に関する情報は弊会ブログ記事を時々参照することでご確認くださいませ。(2025年9月25日から告知記事掲載)
〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、最後となる埼玉県蕨市まで到達し、1巡目が終了しました。2025年9月から2巡目に突入しています。2巡目の確認事項は特設ページで順次、掲載していきます。また、2巡目の調査で新たに確認したデータは、1巡目の投稿記事に反映させていきます。更新頻度がかなり遅くなっています。ご了承ください。
※ここまで3分半!
(お知らせ)
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
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New! ※当運営支援ブログにも時々登場する、名古屋の弁護士、鈴木愛子氏による「子どもが行きたい学童保育」(高文研)が発売されました。放課後児童クラブのあり方とその価値、本質が、具体的な事例に基づいて紹介されています。放課後児童クラブ、学童保育に関わるすべての方に読んでいただきたい、素晴らしい本です。とりわけ行政パーソンや議員の方々には必読と、わたくし萩原は断言します。この運営支援ブログを探してたどり着いた方々は、多かれ少なかれ児童クラブに興味関心がある方でしょう。であれば、「子どもが行きたい学童保育」をぜひ、お求めください。本には、児童クラブに詳しい専門家の間宮静香氏、安部芳絵氏のこれまた的確な解説も併せて収録されています。本当に「どえりゃー学童本」が誕生しました!
(https://amzn.asia/d/3QWpbvI)
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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「あい和社会保険労務士事務所」は、放課後児童クラブ事業者様の経営の改善、事業運営の効率化、また児童クラブで働く人たちや運営に関わる保護者(会)の雇用労働条件や運営ノウハウのより良い改善のために、専門的な見地で助言、アドバイスを行います。また、中小企業様の労務関係の改善にご尽力いたします。児童クラブの方、埼玉県内の中小企業の方はぜひとも顧問契約をご検討ください。
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(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。この運営支援ブログも投稿記事数が1,200を超えました。選りすぐりの投稿を出版してくださる出版社さん、どこかにいらっしゃいませんかね。マニアックなブログですが連日、数百から1,000前後の閲覧はありますよ!)




