3分30秒で読めます! 運営支援ブログ&社労士ブログの短縮版(2025年11月2日~11月8日)

 「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」と「あい和社会保険労務士事務所」では、それぞれ「運営支援ブログ」と「社労士ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年11月2日から11月8日までに掲載した両ブログ(運営支援ブログ、社労士ブログ)の内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日のブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリーの小説「がくどう、 序」が、アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc
※New! 「放課後児童クラブ(学童保育所」)用語辞典・運営支援版の掲載を始めました。運営支援の独断と偏見による、運営支援流の「児童クラブの業界でよく使われることば」の紹介です。「児童クラブでのあそび」について現場の支援員や保護者の皆様からの投稿をお待ちしています。弊会までメールでお送りください。
※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(ただし放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。

・ワンパントマトガーリックスープパスタを作りました。安くて、調理も簡単なのに、おいしくできました。材料と調理工程の紹介です。トマト水煮缶、にんにく(業務スーパーで売っている、冷凍のむきにんにく)、パスタの乾麺も激安品。片付けも楽ですね。(11月2日掲載・運営支援ブログ身辺雑記)

・放課後児童クラブ(学童保育所)の運営と、運営に関わる人たちを支えようという思いで設立した一般社団法人「あい和学童クラブ運営法人」は、2022年11月4日の設立から数えて、明日で満3年を迎えます。なんと4年目に入ります。ここまで事業として細々ながらも意気込みだけは大きくもってやってきました。今回は御礼と感謝、そして4年目への決意をお伝えします。(11月3日掲載・運営支援ブログ)

・11月4日はブログ投稿を行いませんでした。

・こどもが通っている、あるいは自身が勤めている放課後児童クラブの「良いところ」を普段から見つけて、それがどういう価値があるのかを理論化しておきましょう。いま、日本のあちこちで、スペック上は立派に運営しているように上手にアピールする事業者が児童クラブの運営者を選ぶ過程において絶対的に有利となっています。審査して配点を付けるその基準が、規模の大きな会社や団体が黙っていても高得点になるような仕組みになっているのです。その絶対的な不利を少しでも挽回するのは「支持」です。こどもの支持、保護者の支持、職員の支持です。その支持が本当にあるかどうかを常に確認しておくことこそ、「学童の良いところ探し」でもあるのです。良いところがないクラブは支持、されませんからね。(11月5日掲載・運営支援ブログ)

・神奈川県相模原市の学童保育施設で勤務していた者が、こどもへのわいせつ行為で5回目の逮捕となりました。運営支援がどうしても強く訴えたいのは、5回も逮捕されるほど事件性のある行為が繰り返されていながら、運営事業者は、こどもへの深刻な虐待行為について何故気が付かなかったのかという強い疑念です。少なくとも2023年の夏から2025年1月までの間に、5回の逮捕がされるほどこどもへの性加害が複数回、複数のこどもを対象に行われていたことについて、「同僚職員を含む運営事業者は、元職員の犯行に一切気が付かなかったのか」という疑問と、「こどもの人権を必ず守るという教育研修をどの程度まで行っていたのか」「人権侵害を含む非違行為について運営事業者はその行為の抑止と、行為がなされた場合の早期発見に対してどの程度、体制を整えていたのか」という疑問があります。「施設内で行われる犯罪行為、非違行為について抑止と早期発見に、運営事業者はまったく無関心だったのか?」という疑問がわく、ということです。(11月6日掲載・運営支援ブログ)

・児童クラブをこれから利用しようと準備を進めている人、また利用しようと考えている新規入所の保護者さんへ、運営支援は大きな声で伝えたい。「就労証明書は最優先で準備しよう!」、と。継続入所の場合は就労証明書の入手手続きを経験したことがあるでしょうから、どのくらいの時間が出来上がるまでにかかるのか覚えておられるでしょうか。ただ、以前に1週間かからずに完成したとしても、次に就労証明書の作成を勤務先に頼んだとて、同じように短期間で仕上げてくれるとは限りません。継続入所の人も、「就労証明書だけは真っ先に準備しよう」と、伝えたい。(11月7日掲載・運営支援ブログ)

・どうして放課後児童クラブ(学童保育所)の仕事は、なかなか大変なのかシリーズ。その3は「職員数が少ないから」。児童クラブの適正な児童数というのは、おおむね40人とされています。国は、そもそも運営費の補助額において職員数を3名で想定しているとされています。国の調査では、児童クラブにおけるこどもの人数が51人以上の場合、最多の職員配置数は5名以上となっていますが、割合が29.2%という値は、3名の28.7%、4名の27.4%とあまり差異はありません。こどもの人数が61人以上の場合でも、職員3名配置の支援の単位が23.1%もあります。4分の1近い支援の単位が、61人以上のこどものクラスで職員が3人しかいないというのは、「そりゃ大変だわ」となります。こどもの人数が20人台での配置職員数3名と、61人以上のクラブでの職員配置数3名では、1人の職員が担う業務量はまったく違うでしょう。それでいて、もらえる給料の額がほぼ同じであれば、児童数が多いクラブで少ない職員数の中で働いている人は、そりゃ長続きしません。(11月8日掲載・運営支援ブログ)

※放課後児童クラブに興味関心のある専門職同士で交流し、意見交換し、情報共有する場として、(仮称)「学童保育が好きな士業の会」を立ち上げました。年内にオンラインによる初回会合を目指します。ぜひゆる~く、参加してみてください。会合に関する情報は弊会ブログ記事を時々参照することでご確認くださいませ。(2025年9月25日から告知記事掲載)

〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、最後となる埼玉県蕨市まで到達し、1巡目が終了しました。2025年9月から2巡目に突入しています。2巡目の確認事項は特設ページで順次、掲載していきます。また、2巡目の調査で新たに確認したデータは、1巡目の投稿記事に反映させていきます。更新頻度がかなり遅くなっています。ご了承ください。

(お知らせ)
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
 ☆
New! ※当運営支援ブログにも時々登場する、名古屋の弁護士、鈴木愛子氏による「子どもが行きたい学童保育」(高文研)が発売されました。放課後児童クラブのあり方とその価値、本質が、具体的な事例に基づいて紹介されています。放課後児童クラブ、学童保育に関わるすべての方に読んでいただきたい、素晴らしい本です。とりわけ行政パーソンや議員の方々には必読と、わたくし萩原は断言します。この運営支援ブログを探してたどり着いた方々は、多かれ少なかれ児童クラブに興味関心がある方でしょう。であれば、「子どもが行きたい学童保育」をぜひ、お求めください。本には、児童クラブに詳しい専門家の間宮静香氏、安部芳絵氏のこれまた的確な解説も併せて収録されています。本当に「どえりゃー学童本」が誕生しました!
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 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

「あい和社会保険労務士事務所」は、放課後児童クラブ事業者様の経営の改善、事業運営の効率化、また児童クラブで働く人たちや運営に関わる保護者(会)の雇用労働条件や運営ノウハウのより良い改善のために、専門的な見地で助言、アドバイスを行います。また、中小企業様の労務関係の改善にご尽力いたします。児童クラブの方、埼玉県内の中小企業の方はぜひとも顧問契約をご検討ください。

(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。この運営支援ブログも投稿記事数が1,200を超えました。選りすぐりの投稿を出版してくださる出版社さん、どこかにいらっしゃいませんかね。マニアックなブログですが連日、数百から1,000前後の閲覧はありますよ!)

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萩原和也