3分30秒で読めます! 運営支援ブログ&社労士ブログの短縮版(2025年10月12日~10月18日)
「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」と「あい和社会保険労務士事務所」では、それぞれ「運営支援ブログ」と「社労士ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年10月12日から10月18日までに掲載した両ブログ(運営支援ブログ、社労士ブログ)の内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日のブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリーの小説「がくどう、 序」が、アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)
※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(ただし放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
・放課後児童クラブの安定した事業運営に少しでもお役に立てれば、として掲載している基礎知識シリーズ。第9回目として「就業規則」について、児童クラブの実情を踏まえて紹介します。就業規則はとてもややこしい決まりごとがありますが、とても重要な仕組みですから、運営する側も働く側も、就業規則をしっかり理解しておくことが大事ですよ。児童クラブにおける就業規則は、児童クラブ事業者がどのような児童クラブを職員と一緒に目指すのかを示す大事なルールなのです。(10月13日掲載・運営支援ブログ)
・10月14日はブログ投稿を行いませんでした。
・ミニブログ18回目は社労士ブログ。社会保険労務士が法教育に貢献できることを、社労士会の研究部会で目の当たりにしました。今後、大いに励んでいきたいと考えます。わたくしは児童クラブを利用する保護者として、それから児童クラブを運営する立場として、クラブで過ごすこどもたちが、法教育だと意識することなく、自分たちで(特に遊びに関して)ルールを決めて遊びを楽しんだり、あそびを自分たちなりに変えたりする様子を見ていく中で、「それこそ法的なものの考え方の自然発生的な環境があるのではないか」と感じてきました。それを大事にする児童クラブ職員もまた同じように自然に法的なものの考え方を取り入れていると感じてきました。つまり、放課後児童クラブこそ法教育の考え方が知らず知らずのうちに根付いているのです。(10月15日掲載・社労士ブログ)
・放課後児童クラブの世界を大きく改善できる大事なポイントをランキング形式で10点、運営支援の独断と偏見のもとに列記します。直してほしい点は実のところ無数にありますが、今回は厳選した10点です。ぜひ、多くの人たちに知っていただき、「そりゃ早く修正しなきゃね」という世論が盛り上がりますように願っています。1位としたのは、「補助金の負担の割合を、国がもっと負担するように変えてほしい!」です。他、9点を紹介しています。(10月16日掲載・運営支援ブログ)
・日本版DBS制度では特定の性犯罪の前科がある人物を、学校や保育所、あるいは認定を受けた学習塾や放課後児童クラブなどで働くことを妨げることができるようになるでしょう。しかしもっと重要なことは、こどもを性暴力に巻き込みかねないおそれのある人物が、この社会で忌まわしい性暴力事案を引き起こすことなく暮らせるような仕組みを作らねば、いつどこでどのような形態でこどもが性暴力に巻き込まれるかその可能性は減らせない、ということを社会全体が認識することです。学校や児童クラブで働かなくても、下校途中のこどもや留守番中のこどもを狙って性犯罪を引き起こすことができてしまうからです。更生プログラムやキャリアチェンジこそ、この社会が急いで取り組まねばならない、真にこども(のみならず、あらゆる人)への性暴力事案の発生を防ぐ大事な施策です。排除の制度が整えばOKではないのです。(10月17日掲載・運営支援ブログ)
・放課後児童クラブは、はるか昔から今も、ずっと人手が足りません。求人を出してもなかなか応募者が来ません。せっかく児童クラブに就職しても、あまり長続きしない職種です。離職する人が多いということです。つまり、児童クラブの仕事は大変なんですね。その大変さの理由を考える不定期シリーズの2回目は「先入観との、ずれ」を指摘します。児童クラブの仕事の内容は、こどもの成長発達状況を踏まえての丁寧で細かい関わりが必要です。でも求人広告では「こども好きならOK!」。簡単な仕事だと印象付ける求人では実際の仕事の中身を知ったとき、そのズレの大きさで早期退職につながってしまいがちです。(10月18日掲載・運営支援ブログ)
※放課後児童クラブに興味関心のある専門職同士で交流し、意見交換し、情報共有する場として、(仮称)「学童保育が好きな士業の会」を立ち上げました。年内にオンラインによる初回会合を目指します。ぜひゆる~く、参加してみてください。会合に関する情報は弊会ブログ記事を時々参照することでご確認くださいませ。(2025年9月25日から告知記事掲載)
〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、最後となる埼玉県蕨市まで到達し、1巡目が終了しました。2025年9月から2巡目に突入しています。2巡目の確認事項は特設ページで順次、掲載していきます。また、2巡目の調査で新たに確認したデータは、1巡目の投稿記事に反映させていきます。更新頻度がかなり遅くなっています。ご了承ください。
(お知らせ)
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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「あい和社会保険労務士事務所」は、放課後児童クラブ事業者様の経営の改善、事業運営の効率化、また児童クラブで働く人たちや運営に関わる保護者(会)の雇用労働条件や運営ノウハウのより良い改善のために、専門的な見地で助言、アドバイスを行います。また、中小企業様の労務関係の改善にご尽力いたします。児童クラブの方、埼玉県内の中小企業の方はぜひとも顧問契約をご検討ください。
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(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)