3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年7月20日~7月26日)
あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年7月20日から7月26日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリーの小説「がくどう、 序」が、アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
※運営支援ブログは、投稿数1,000記事を超えました。放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)について知りたいことは、運営支援ブログにお任せください!
・参議院議員選挙が終わりました。外国人を排除しようと捉えかねられない主義主張を訴える勢力が伸長しました。児童クラブは、いろいろなこどもたちが同時に過ごす場です。元気で冗談が得意で周りを常に笑わせて楽しませているこどもがいますし、物静かであまり口数が多くない、それでいて実は内面世界が充実しているこどもだっています。裕福な家計の子がいれば、親がなんとかやりくりして暮らしている子もいます。外国のこどももいます。誰一人として同じこどもはいません。自分とあまりにも違うこどもたちと同じ空間、時間、そして仲間として過ごすことができる児童クラブは、他者を理解して尊重し、共に過ごしていくことを実感できる、もしかするとひとりひとりのこどもにとって原体験にもなる、とても貴重な仕組みです。自分と意見が違う人、自分と価値観が違う人を、排除したり追い出そうとしたり、見下したりするようなことを、こどもや職員が児童クラブで行っていたとしたらたちまち、児童クラブのこども集団の秩序や平穏は崩壊します。児童クラブでは、ひとりひとりが違う人間である子どもたちが共に過ごしていくことで、必要不可欠なことが何かということを、ごく自然に目の当たりにします。学んで実践できます。それこそが、「法的なものの考え方」です。法務省が公開している法教育のリーフレットにある「社会の中でお互いを尊重しながら生きていく上で、法やルールが不可欠なものであることへの理解を深める。他人の主張を公平に理解し、多様な意見を調整して合意を形成したり、法やルールにのっとった適正な解決を図ったりする力を養う」ことです。(7月21日掲載)
・「運営支援ブログ・ミニその13」です。夏休み業務が始まりましたね。放課後児童クラブ(学童保育所)で働く人、がんばれ! こどもたちの支援、援助のお仕事が大好きで夏休み勤務そのものはイヤでなくても、肉体的な疲労以上に、気疲れしてしまう時期です。ご自身のメンタルを十分にいたわってください。例えば、毎日、自分自身にちっちゃなご褒美を用意しましょう。帰りにコンビニでスイーツを買うのも、アルコールを買うのもいいでしょう。それで、例えばその週の最後の勤務日や休日の前の日の夜は、いつもは(値段を気にして)飲まない、ちょっと高めのビールで乾杯する、半額シールの弁当もいつもより200円ぐらい高い弁当を買っちゃうとか。頑張った自分自身を一番、褒めたたえることができるのは自分自身ですからね。どんどん自分を褒めていきましょう。 (7月22日掲載)
・夏休みの一日開所が始まりました。昨年(2024年)は夏休み期間中の児童クラブに類する事業についていわゆる「スキマバイト」問題が取りざたされましたが、今年の夏休み期間中はこのスキマバイト(スポットワークによる一時的な職員の雇用)がさらに拡大、浸透しているようです。インターネットの求人広告サイトでも全国的に展開している媒体で、児童クラブがどれほどスキマバイトを利用しているか。運営支援が調べてみました。「スキマ時間勤務の放課後児童支援員/学童指導員求人・転職・就職・アルバイト情報」で検索してみたところ、2025年7月23日午前9時現在で該当件数76件となりました。東京都が36件、千葉県が10件、神奈川県と埼玉県が各8件、茨城県と栃木県が各2件。大阪府は6件、福島県が1件で岡山県が3件でした。なお、これらの募集は「スキマバイト限定」ではなくて他の就業形態と合わせての募集です。つまり「スキマバイトでもOK」という求人広告と考えられます。(7月23日掲載)
・ 来年(2026年)12月から始まる、こども性暴力防止法によるいわゆる「日本版DBS制度」ですが、制度の具体的な内容のとりまとめに向けて国が行っている「こども性暴力防止法施行準備検討会」の第5回が2025年7月22日に開催され、資料がこども家庭庁のホームページで公開されています。今回は主に関係団体に行ったヒアリングの資料が公開されています。全日本私立幼稚園連合会会の提出した書面には、児童クラブの世界も大いに該当するであろう懸念点が詳細に挙げられていました。たとえば、「保育人材不足の状況が慢性化している現状から、就業にあたっての高い要件(戸籍抄本の提出、研修、5年ごとの確認等)は、就業を敬遠する要因になりかねません。いっそうの人材不足を危惧します」とあります。まさにその通りです。派遣についても「派遣・紹介事業者から雇用している従事者の犯歴確認は、園側ではなく派遣・紹介事業者で実施していただきたいです。高額な手数料を支払っている事由と、業者側には紹介した責任も派生するものと思います」としています。同意です。さて放課後児童クラブの団体からは、日本版DBSについて実務上の懸念や法的な問題点を指摘する資料は提出されなかったようで、残念です。(7月24日掲載)
・ 夏の児童クラブで頼める弁当が300円という、ありがたいニュースがありました。山梨県富士吉田市が夏休み期間中の22日間、日替わりの弁当を300円で提供するとのことです。500円や600円の宅配弁当実施で、夏の児童クラブの昼食提供を済ませたと、すまし顔の自治体があるとしたら、富士吉田市を見習ってください。この料金は公費補助があって実現できるもの。児童クラブのこどもの昼食に、行政が費用の一部を負担することに何ら問題はありません。奈良市も以前から1食250円でクラブのこどもに昼食を提供しています。やればできるのです。児童福祉の観点で公費負担を堂々と行いましょう。(7月25日掲載)
・放課後児童クラブで働くと、けがをすることがあります。体を激しく動かすことが業務に含まれるだけに、職員のけがは避けられません。放課後児童クラブで働く人に伝えたい「基礎知識シリーズ」の第6回目は、児童クラブでの、けがについて取り上げます。腰や首をクラブ勤務で痛めた場合は、極力、当日に必ず労災指定病院に行って受診してください。後日ではダメというぐらいの気持ちでいてください。痛めたのが閉所時刻の夜になっていても、診察してくれる労災指定病院を探してとにかく行ってください。というのは、一晩でも自宅で過ごすと、「腰痛は仕事だけではなかったんじゃないですか? 完全に因果関係が勤務にあると考えにくい」などと労災認定の際に言われる可能性がゼロではないからです。まして数日後に受診して労災申請したら、そうすんなりと労災申請が認められることがなく、なかなか苦労することは覚悟してください。(7月26日掲載)
〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、2025年7月20日から7月26日まで19の市区町村を紹介しました。残すところ100市区町村を割りました。あと一息です。終わり次第パワーアップした二巡目に突入します。(紹介済み1,644市区町村/全1,741市町村)
高知県安田町
千葉県八街市
千葉県八千代市
茨城県八千代町
熊本県八代市
愛知県弥富市
山口県柳井市
福島県柳津町
福岡県柳川市
岩手県矢巾町
新潟県弥彦村
兵庫県養父市
福島県矢吹町
熊本県山江村
熊本県山鹿市
山形県山形市
岐阜県山県市
長野県山形村
神奈川県山北町
(ここまで3分30秒)
ご存じの方がおられたらご教示を。このブログは、ワードプレスを利用していますが、文章や文字をコピーしようとマウスでドラッグしたとき、色が反転しなくなってしまいました。ドラッグした範囲が一目でわかるように反転なり、色が付くようにするには、どうしたらいいのでしょうか。教えてください!
(お知らせ)
<新着情報!> 2025年6月から放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/)
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。(https://dbs.office-iolite.com/)
※新着情報はここまで。「お得情報」が下にあります!
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。
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放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。とりわけ、2026年12月までに始まる、いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
☆(お得情報!)
(放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!)
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(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)