3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年5月25日~5月31日)
あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年5月25日から5月31日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
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※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
※運営支援ブログは、投稿数1,000記事を超えました。放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)について知りたいことは、運営支援ブログにお任せください!
・運営支援は、放課後児童クラブの事業者にはぜひとも、雇用している社員や職員、スタッフが、放課後児童支援員資格を得る認定研修に参加するときは、可能な範囲で構わないので費用負担をしていきましょうと、呼びかけます。受講時間24時間の時給(換算額)を支払うことができればベストです。他には受講料、テキスト代金、交通費など、細かな部分でも費用負担ができればいいですね。 次のようなことを期待しているのです。「放課後児童クラブの開所にとって、こどもへの育成支援という事業にとって、放課後児童支援員という資格と、その資格を持っている人の存在は、極めて重要ということ。事業者が事業を続けられるかどうかを左右するほどの重要性があるから、ということを職員側に理解してほしいから」 (5月26日掲載)
・全国でまだまだ千を超える数がある保護者運営系の児童クラブのうち、どれだけのクラブが「もう無理!」と思っているのかその数値は分かりません。「保護者運営こそ理想の児童クラブが実現できる!」と保護者と職員の双方が満足している児童クラブの方が、「保護者運営は無理!」と運営に関わっている立場が思っている児童クラブより多いのか、あるいは少ないのか、それすら数値は分かりません。しかし確実に言えるのは、「もう無理です!」という児童クラブは確かに存在していて、そのクラブ運営に関わって毎日、頭を抱えている保護者、職員がいるということ。どこにも相談できずに、です。(5月27日掲載)
・日本版DBSに関する検討会(第2回)で出された、放課後児童クラブ(学童保育所)側が留意しておきたい実務上の課題を紹介するその1回目です。「こども性暴力防止法の安全確保措置③(防止措置)について」の資料から、「性暴力のおそれ」に関する事項などを取り上げて紹介しています。(5月28日掲載)
・日本版DBSに関する検討会(第2回)で出された、放課後児童クラブ(学童保育所)側が留意しておきたい実務上の課題を紹介するその2回目です。「こども性暴力防止法の安全確保措置③(防止措置)について」の資料から、「労働法制等を踏まえた留意点」を主に取り上げます。これを読むと、児童クラブ側が対応するべき多くのことがあることが理解いただけるでしょう。(5月29日掲載)
・東京都板橋区で行われている放課後対策事業「あいキッズ」で、職員がトイレ内を盗撮して解雇されたという事案が報道されました。記事だけでは全容はもちろん分かりませんが、解雇された職員が捜査機関によって逮捕されたか、あるいは在宅で起訴されたかどうかまでは記述がないので分かりません。仮に、懲戒解雇という、「(公の対照としての)私」だけの法律関係で処理されたままでしたら、2026年12月までに開始される、いわゆる「日本版DBS」では、この元職員が再びこどもと関わる業務に就くことが可能です。日本版DBS制度で、いわゆる就業制限に該当するには、裁判を経て有罪とならねばなりません。仮にこの職員にそのような刑事的な手続きが一切行われないままだとしたら、再度、こどもに関わる職業に就く可能性が残されることを、事業者も板橋区も当然、理解できるはずです。このことに考えが至らなかったとしたら言語道断です。 (5月30日掲載)
・放課後児童クラブで個人情報が第三者に誤って伝わってしまったという事案が報道されました。保護者たちが運営を行う形態の児童クラブでは、保護者自身が、他の保護者の個人情報に接することになります。利用する金融機関の情報などは当然のこと、納付する費用の納入状況や子育ての状況、例えばネグレクトや暴力のような児童虐待に関する情報を知ることもあります。私も保護者が運営に関与する形態の学童保育所で保護者会会長を務めましたし6年間の児童クラブ利用期間中、5年間は保護者会の役員(さらに言えば4年間は運営法人の役員)だったので、家庭の状況をかなり細かい情報まで知ることとなりましたし、DVや児童虐待についてはそれなりに接してきました。個人情報の保護どころか運営の仕組み上、個人情報が他の保護者に知られるのは当然です。個人情報を他の保護者に知られないようにするには保護者運営の体制を取りやめるしかありません。(5月31日掲載)
〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、2025年5月25日から5月31日まで29の市区町村を紹介しました。(紹介済み1,436市区町村/全1,741市町村)
愛知県扶桑町
岩手県普代村
福島県双葉町
東京都府中市
広島県府中市
広島県府中町
東京都福生市
千葉県富津市
山形県舟形町
千葉県船橋市
富山県舟橋村
北海道富良野市
福島県古殿町
北海道古平町
東京都文京区
大分県豊後大野市
大分県豊後高田市
愛知県碧南市
奈良県平群町
北海道別海町
大分県別府市
鳥取県伯耆町
石川県宝達志水町
山口県防府市
鳥取県北栄町
北海道北斗市
山梨県北杜市
北海道北竜町
茨城県鉾田市
(ここまで3分30秒)
ご存じの方がおられたらご教示を。このブログは、ワードプレスを利用していますが、文章や文字をコピーしようとマウスでドラッグしたとき、色が反転しなくなってしまいました。ドラッグした範囲が一目でわかるように反転なり、色が付くようにするには、どうしたらいいのでしょうか。教えてください!
(お知らせ)
この度、放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
児童クラブの新規設立や運営主体の変更、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/)
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。
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放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。とりわけ、2026年12月までに始まる、いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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(放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!)
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(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)