3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年5月19日~5月24日)

 あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年5月19日から5月24日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリー小説「がくどう、 序」がアマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
※運営支援ブログは、投稿数1,000記事を超えました。放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)について知りたいことは、運営支援ブログにお任せください!

・ 東京都の認証クラブ制度に私は期待がありますが、同時に「いますでに実施されている児童クラブについての質の改善こそ、真っ先に手を付けるべきだ」と強く考えます。私は市区町村データーベースの取りまとめの作業を行っていますが、明らかに東京都内の自治体(島しょ部を除く)は、「小学3~4年生まで」や「午後6時台で閉所、朝は午前8時以降が多数」、「待機児童を出している自治体が多数」という状況にあります。今の児童クラブの運営の質が低いのです。それをさておいて、新たに質の高い児童クラブを作り出そうというのは、実現可能性があるのでしょうか。(5月19日掲載)

・熱中症に限りませんが、同僚職員や部下、あるいは先輩であっても同じ現場で働いている職員の、体調の異変には常に敏感であってください。体がだるそう、頭が痛そう、いろいろな変化があることでしょう。もちろん、少しでも異変が感じられたらそれをすぐに周りの職員に伝えられるだけの「職場における職員同士の関係性の質の向上」には普段から十分、留意しておくことが必要です。つらいのに、打ち明けられない関係性では、救える命も救えません。(5月20日掲載)

・放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する人、職員へのヒント。「児童クラブのトリセツ」シリーズ11は「夏の学童、困った集」。<その42:夏休みと放課後児童クラブの関わりでは、何が問題なの?><その43:うちは、児童クラブを夏休みだけ利用したいのに、なぜ利用できないのですか?><その44:夏休みだけの利用ができるように、努力しているんですか?><その45:夏休みのお弁当、これ、どうにかならないの?><その46:児童クラブで、夏休みの宿題をしっかりやらせてください。それぐらい当然です>を取り上げました。(5月21日掲載)

・<運営支援ブログ・ミニその7> がくどう思い出話 その2。「台風は、しんどかった」です。わたくし(萩原)が、過去を勝手に懐かしむ「思い出話」その2回目(1回目は2024年5月25日付)です。夏が近づくと、児童クラブ関係者も保護者も気が気でないのが「台風」。児童クラブは閉所するの、開いてくれるの? 休めるの、それとも出勤しなきゃいけないの? と、立場によってハラハラドキドキはそれぞれ。今回は、私が関わった台風の思い出を振り返ります。(5月22日掲載) 

議員、議員集団や議員連盟において国や行政執行部に追及してほしいことがあります。追求ではなくて「追及」です。「国が示している運営費など児童クラブの補助金を、どの程度まで市区町村は要求しているのか。満額を要求しているのか。交付要件は満たしているのに、交付を求めていない補助金のメニューがあるのかどうか」を問いただしてほしいのです。放課後児童クラブの各種の補助金は、市区町村が、どのメニューをどれだけ求めるか、すべて市区町村に任されています。ここが保育所と決定的に異なるところです。本来なら、もっとクラブ事業者に補助金を交付できるのに市区町村の判断でそうしていないなら、事業の質が上がるわけはありません。また、今は3年間や5年間などの期間を定めて公募し、業務委託や指定管理者として児童クラブ事業を任せる地域が大変増えています。その間の業務委託料や指定管理料は当然ながら、毎年ほぼ変更(増額)される児童クラブの補助金に連動して、当初の提示額である業務委託料や指定管理料は見直されて当然です。しかし、そうしていない地域もあります。そうでなくても、最低賃金がかつてないほど高額な引き上げになっていること、コメやガソリンに象徴される物価高騰で、購入する物品の価格も上がっています。それなのに、当初に提示された委託料や指定管理料を見直さないことは、行政の怠慢です。議員はこの観点でぜひとも追及してほしいですし、議員集団はそういうことも調査項目として掲げていくことが重要です。 (5月23日掲載)

・備蓄米の抱き合わせ販売は困りますが「児童クラブの抱き合わせ」、私は賛成です。複数の目的や事業を同時に行うことが「あっていいよね」ということです。つまり児童クラブの抱き合わせとは、「育成支援を重視した事業」と、「学習支援や才能伸長支援などプラスアルファの事業」の2つを、同じ事業者、同じ児童クラブで行うことです。私は、大いにあってよいと考えています。(5月24日掲載)

・この度、放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
 佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
 児童クラブの新規設立や運営主体の変更、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406(5月24日更新掲載)

〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、2025年5月18日から5月24日まで14の市区町村を紹介しました。1,400を超えました。(紹介済み1,407市区町村/全1,741市町村)
大阪府藤井寺市
静岡県藤枝市
群馬県藤岡市
山梨県富士川町
山梨県富士河口湖町
青森県藤崎町
秋田県藤里町
神奈川県藤沢市
静岡県富士宮市
埼玉県富士見市
長野県富士見町
埼玉県ふじみ野市
山梨県富士吉田市
福岡県豊前市
(ここまで3分30秒)
 ご存じの方がおられたらご教示を。このブログは、ワードプレスを利用していますが、文章や文字をコピーしようとマウスでドラッグしたとき、色が反転しなくなってしまいました。ドラッグした範囲が一目でわかるように反転なり、色が付くようにするには、どうしたらいいのでしょうか。教えてください!

〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
 さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
 この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。とりわけ、2026年12月までに始まる、いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)