3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年3月16日~3月22日)
あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年3月16日から3月22日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
・放課後児童クラブでは男性職員が嫌がらることは、ほとんどないでしょう。むしろ、男性職員から「続けたいけど、続けるのが厳しい」と思われる面があるのではないでしょうか。それは、児童クラブの仕事で得られる収入があまりにも少ないため、「児童クラブの仕事をずっと一生の仕事としたいのだけれど、暮らすのがなかなか難しい」という現実的な問題です。(3月17日掲載)
・私は、小さな事業規模の放課後児童クラブは消滅する、あるいは土壇場に追い込まれる前に、一緒になるべきだと訴えています。しかし、独自の理念を大事にしているからこそ小さな事業規模を守っている、あるいは保護者運営や社会福祉法人等の運営ゆえにほかの事業者と合併、合流する考えが生まれないから結果的に小さな事業規模のままであるとも想像できるので、なかなか先に進まないのも分かります。ですからまずは、一緒に活動することから始めましょう。一番手っ取り早いのは、それぞれの事業者で働いている職員が同じ場所で同じ研修を受けることです。「共同研修」の実施です。(3月18日掲載)
・児童クラブの事業者は、とても厳しい雇用労働条件でも採用ができた、つまり求人に応募してくれた人をずっと採用し続けたい。1人でも多く育成支援の業務を理解して業務を遂行できる有能な人材を確保したいし、雇用し続けたい。であれば、「仕事が、しっかりできる職員」に長く働き続けるためには、そのような人への賃金、給与を、その仕事に見合った賃金、給与にするべきなのです。年齢給のメリットはあるとしても、極度の人手不足(頭数の問題)かつ人材不足(有能な職員の確保の問題)の双方に対応するには、「仕事が、しっかりできる職員」に、賃金配分を傾斜するべきであるというのが、運営支援の結論です。(3月19日掲載)
・有力議員の1人である細野豪志氏が、放課後児童クラブのことをXに投稿していました。児童クラブに言及していただけたのは良いのですが、放課後児童健全育成事業の本旨が、十分に理解されていないことも浮き彫りになりました。「国の機関による(議員、政党、政権への)説明不足」、「自治体の担当者の理解不足」、「児童クラブにおける実践の内容の不足」、この3点に尽きると私は考えます。「放課後児童クラブ運営指針」は国が取りまとめたものですが、この内容が理解されれば、児童クラブの果たす役割が「預かり」ではないことは容易に理解できるはずです。ですが、国も、児童クラブの世界も、児童クラブの本当の役割を、多くの人たちに伝えきれていません。(3月20日掲載)
・「運営支援ブログ・ミニ」シリーズ2回目は、子どもたちにはできるのに、大人同士(職員同士)になると、とたんにできなくなる児童クラブ職員たちのこと。子ども同士の関係性を徐々に確実に作り上げていく仕事をしているのですよ。すごいでしょう。ところがそんな児童クラブの職員たちも、「職員同士」のことになると、とたんに様相が変わってしまう人が多いのです。(3月21日掲載)
・若者の半数が子どもを育てたくない、という衝撃的な調査結果が公表されました。「子どもはおらず、子どもは育てたくない」と答えた人が52.0%に上ったことがわかりました。本人の年収が299万円未満、あるいは世帯年収が399万円未満の人ではおよそ6割に上りました」。放課後児童クラブの常勤職員の年収は300万円に届きません。学童で働いた、子どもをあきらめた、が現実に起こっているのです。子育てを支える社会インフラに従事している人たちが、低収入で子どもをあきらめるなんて、そんな悲劇ありますか。(3月22日掲載)
〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースは2025年3月16日から3月22日まで17の市区町村を紹介しました。(紹介済み1,229市区町村/全1,741市町村)
北海道西興部村
山梨県西桂町
山形県西川町
熊本県錦町
福島県西郷村
東京都西東京市
鹿児島県西之表市
兵庫県西宮市
沖縄県西原町
熊本県西原村
青森県西目屋村
宮崎県西米良村
岩手県西和賀町
兵庫県西脇市
北海道ニセコ町
宮崎県日南市
鳥取県日南町
(ご存じの方がおられたらご教示を。このブログは、ワードプレスを利用していますが、文章や文字をコピーしようとマウスでドラッグしたとき、色が反転しなくなってしまいました。ドラッグした範囲が一目でわかるように反転なり、色が付くようにするには、どうしたらいいのでしょうか。教えてください)
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。
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放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。どうかご検討ください。
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放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を完成させました。2025年3月下旬にPOD出版で発売します。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。ご期待ください。
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)