3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年3月9日~3月15日)

 あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年3月9日から3月15日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。

・放課後児童クラブ(学童保育所)をこれから利用する人、働く人へのヒント集。「児童クラブのトリセツ」シリーズ7として次のテーマについて解説しました。
<その25:子どもが新1年生となって4月1日から児童クラブの利用を始めます。注意点を教えてください>
<その26:うちの子は花粉症です。児童クラブで薬を飲ませてほしいのですが、やってくれますよね?>
<その27:うちの子どもにはアレルギーがあります。しっかり対応してくれますよね?>
<その28:できる限り、早く迎えに行った方がいいですか?仕事を早退した方がいいですか?>
(3月10日掲載)

・発生から14年。東日本大震災の記憶は時が過ぎるとともに薄らいでいきます。被災地以外の場所にある児童クラブの人たちは、「大変だったでしょうね、東北のクラブは」ではなくて、自分たちはどうだったのか、自分たちはあの大震災や原発事故についてどう考えたのか、関わったのか、向き合ったのかという記憶を、ぜひとも、記録に変えてほしいと私は願います。それこそ、北海道や沖縄のクラブであってもです。きっと、必ず、何らかの思いや感情があったはずです。記憶は薄れてきます。もう14年もたてば、当時の生々しい記憶も薄らいでしまうでしょう。今が最後の機会と考えて、当時、児童クラブに関わっていた人は、あの時、何を感じ、何を考え、何を実行したのかを、ぜひ記録に残しておきましょうよ。(3月11日掲載)

・ヤフーニュースに「長い時間、児童クラブに預ける社会がだめだ」と批判する一般の方は、それはそれでよいのです。ただ児童クラブの側は、「長い時間、子どもが児童クラブで過ごすことが決して親子の子育てに悪影響となるわけではない」ということをしっかりと説明できなければなりません。そもそも、保護者が不在の時間において、子どもの健全育成を行う職業ですよ、児童クラブの職員の仕事というのは。児童クラブを使う時間が長い子どもはかわいそうだから駄目だ、と訴える児童クラブ職員は、「自分は、子どもの健全育成の役割を果たす気がない」ということを言っていることと同じです。情感としての「かわいそうだ」を、「その分、私たち職員がしっかりとあなたたちの育ちを支えていく」という専門性で覆いつくしていただきたい。(3月12日掲載)

・国は、すべての事業者に、熱中症対策を罰則付きで求めるという新ルールを課すようです。実際に実施されるのであり、放課後児童クラブもその対象となるのであれば、弊会は国に2つのことを求めます。まず1つは、何度も繰り返すのですが、「エアコンの緊急整備に関する補助金」です。児童クラブの環境整備の補助金ではなく、エアコンに特化した補助金です。国の10分の10、の補助金である必要があります。もう1つは、カネを用意しなくてもできます。エアコンが十分ではない児童クラブにおいては、子どもと職員を熱中症から守るため、それ以上に、夏場の、子どもの過ごす場、ことに遊びの場を確保するために、小学校等のエアコンが完備された施設を児童クラブ側が優先して利用できるようにする措置を確保してほしい、ということです。これも以前から何度も指摘しています。(3月13日掲載)

・年度末に退職する児童クラブ職員から、年次有給休暇の消化をしたいと申し出があったとき、事業者は拒んではなりません。年休行使で足りなくなる、休みの人の代わりの労働力は、事業者が探しましょう。人手不足でそんな余裕がない。百も承知です。しかし法令上からは、そんな個々の事情は関係ありません。「人が足りない?もっと働き手を確保する努力を経営側、使用者側がしておくにすぎないこと」で片づけられておしまいです。ここで深刻なトラブルとなってしまい、退職する側が関係機関に相談を持ち込んでしまったら、それで直ちに違法だから指導だ検挙だ、ということは現実にほとんど起きませんが、確実に、監督機関に「あの事業所はいろいろトラブルを抱えていそうだな」という心証を持たせてしまいます。それは将来的に有利なことにはなりません。(3月14日掲載)

・放課後児童クラブに関する運営支援ブログですが、3月になると、保護者会をテーマにした過去の投稿がよく閲覧されているようです。そこで、2024年4月13日に掲載した、「聞きたくても聞けない「学童のこと」。「保護者会って、なんであるの?」など、「保護者と学童保育」編です。」を2025年度版としてバージョンアップして掲載いたします。(3月15日掲載)

〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースは2025年3月9日から3月15日まで15の市区町村を紹介しました。(紹介済み1,212市区町村/全1,741市町村)
北海道南幌町
群馬県南牧村
山形県南陽市
新潟県新潟市
北海道新冠町
埼玉県新座市
東京都新島村
愛媛県新居浜市
岡山県新見市
秋田県にかほ市
北海道仁木町
福島県西会津町
岡山県西粟倉村
静岡県西伊豆町
愛知県西尾市

(ご存じの方がおられたらご教示を。このブログは、ワードプレスを利用していますが、文章や文字をコピーしようとマウスでドラッグしたとき、色が反転しなくなってしまいました。ドラッグした範囲が一目でわかるように反転なり、色が付くようにするには、どうしたらいいのでしょうか。教えてください)

〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。どうかご検討ください。

 放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を完成させました。2025年3月中旬にPOD出版で発売します。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。ご期待ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)