3分で読める今週の「運営支援」ブログ(6月2日~6月8日)
あい和学童クラブ運営法人はブログで、学童保育(所)への提言や意見を行っています。2024年6月2日から6月8日に掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所と同じです。
・ 公募による放課後児童クラブの選定をめぐる2つの報道。新潟市では、地域の事業者を選定で有利に取り扱う方針。埼玉県北本市では、議会が可決した、非営利法人の随意指定を求める請願を、市長は受け入れず公募の方針を明らかに。広域展開事業者が有利になる公募の仕組みを変える必要があります。同時に、子どもの支援を重視する事業者はその事業規模を拡大して公募に勝てる事業者へと変身しなければなりません。(6月3日掲載)
・梅雨、そして夏を迎える放課後児童クラブは、やるべきことがたくさんあります。事業者が今やるべき必須の4点は「食中毒への備えの確認」、「熱中症の備えの確認」、「夏の所外活動に備えた下見とシミュレーション」、そして「夏の労働力の確保」です。(6月4日掲載)
・児童クラブに登所中だった小学生が、信号を無視した車にはねられた悲劇。学校敷地外にある児童クラブに向かう子どもたちの安全について、市区町村が予算を設けて、児童クラブに登所する子どもの安全確保措置を実施するべき状況になったと、運営支援は考えます。どれほど短い距離であっても、敷地外の児童クラブであれば、その登所ルートにおける児童の安全確保措置が必要です。(6月5日掲載)
・放課後児童クラブが設置される場所には一長一短があります。小学校建物内のクラブは交通事故のリスクがありませんし、小学校から離れた場所のクラブでは子どもが伸び伸びと過ごしやすいなど、それぞれ特徴があります。子どもが児童クラブで過ごす時間は、大人が思うよりはるかに長いのです。よって、子どもが快適に過ごす時間と空間を備えるため、「学校からの解放度」という観点も、児童クラブの整備の際には重要視してほしいと、私は考えています。(6月6日掲載)
・合計特殊出生率が1.20と過去最低に落ち込みました。減るのは当たり前。この国は、労働コストの削減ばかり夢中になって非正規労働者を増やし続けています。児童クラブの世界は「予算不足で人件費に配分できない」「広域展開事業者が利潤確保を優先して人件費への配分を抑える」の理由で、非正規雇用であり低賃金です。子育て支援の大事な仕組みとして重要視されている放課後児童クラブで働く職員が、非正規のワーキングプアでは、とても子どもをもうけよう、という思いに至らないのは当然です。(6月7日掲載)
・市区町村がホームページで紹介している放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)の情報を確認する取り組みを進めています。1700を超える市区町村がありますが、ようやく500を超えました。運営主体として補助金を交付されている事業者名は公開してほしいものですが、かなり遅れています。午前7時開所のクラブがある地域は、実は案外多いことも分かります。(6月8日掲載)
・3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースは6月2日から6月8日まで、以下の29市区町村を紹介しました。
神奈川県川崎市
宮城県川崎町
福岡県川崎町
埼玉県川島町
長崎県川棚町
茨城県河内町
大阪府河内長野市
静岡県河津町
兵庫県川西市
奈良県川西町
山形県川西町
静岡県川根本町
群馬県川場村
岐阜県川辺町
福島県川俣町
宮崎県川南町
島根県川本町
福岡県香春町
香川県観音寺市
佐賀県神埼市
福岡県苅田町
群馬県神流町
静岡県函南町
奈良県上牧町
群馬県甘楽町
鹿児島県喜界町
静岡県菊川市
熊本県菊池市
熊本県菊陽町
※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習、取材対応が可能です。運営陣に第三者の有識者理事・監事で加わることで運営を支えることが可能です。「学童保育とは、こういうところ」という市民、保護者向けの講演は大歓迎です。学童保育に関する職員、保護者の方の個別の相談には原則、無料で応じております。お気軽にお問い合わせください。学童保育に関するどんなことでも、まずはお問い合わせください。
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