3分で読めます!先週の運営支援ブログ・短縮版(8月18日~8月24日)

 あい和学童クラブ運営法人はブログで、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2024年8月18日から8月24日に掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設)と同じです。

・残念な暗部を抱く放課後児童クラブが存在しています。「児童クラブの事業運営の中心となるべき幹部職員がおよそ法令を無視し、好き勝手に自分たちがやりやすいように児童クラブを支配している」こと。そして、「そのような状況を非常勤の経営陣(保護者や地域の有力者)は改善できない」ということです。この2つの大きな問題によって、「これはおかしい」と思った職員が、逆にパワーハラスメントを受けて退職の瀬戸際に追い込まれてしまう。保護者にしてみれば「子どもが人質にとられているから、何も言えない」という無残な気持ちに追い込まれてしまうのです。(8月19日掲載)

・ 放課後児童クラブの夏は朝から夜までのロング勤務。大事なのは労働時間を正確に算定すること。正しい給与、報酬の額を得るための大前提ですからね。「正確に把握」するということは、「正確に記録すること」と、「正確に把握すること」、そして「正確に判定すること」です。 (8月20日掲載)

・夏休みが終わると、小学校に登校できない子どもが増えると言われています。私は放課後児童クラブは、不登校状態の安心できる居場所としても機能できる役割をもつべきだと訴えています。児童クラブは、子どもの育ちと、子育ての保護者を支えるということが事業の軸であるという理解があれば、不登校状態の子どもの支援にも意義があり、そこに児童クラブが乗り出すことの意義もまた、児童クラブの方々にはきっと理解されるであろうと期待しています。今はできない、無理だというのはその通りですが、制度を整えつつ、「できるところから」始められるところはぜひ始めてほしいと考えます。(8月21日掲載)

・最近になって報道などで取り上げられた放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)の話題、動向を取り上げてみました。「横浜市の児童クラブでアレルゲン誤提供を引き起こした事業者が指名停止」「議会でNPO法人の非公募選定の請願が通ったのに行政執行部が指定管理者の公募を実施」「ファミリー・サポート・センター事業への国のテコ入れが残念な件」そして「児童クラブに海外からの留学生を受け入れ。国際交流としては歓迎も人手不足の穴埋め目的では問題でしょ!」の4点です。(8月22日掲載)

・保護者運営系の放課後児童クラブに多いのですが、「とにかく会議が長い」。生産性向上こそ今の児童クラブに最も必要なことです。限られた予算をどう有効に使って育成支援の質を向上させていくことか、そのために全力を費やさねばならないのです。会議は無駄な時間とは申しません。事業の方針、施策を決めるのは会議です。会議は大事だからこそ、回数を増やして議題、議案を処理できる限り多くのものを処理することが必要です。そうです。時間が長い会議なら、議論し、合意に至った議題、議案をたくさん積み上げればよい。そうではないのであれば、時間を短くし、回数を増やしていくべきしょう。(8月23日掲載)

・猛暑に酷暑、激しい雷雨。そして台風。厳しい夏休みの放課後児童クラブの勤務でした。台風シーズンはまだまだ続きますし、気温30度を超える暑い日々もまだまだ続くでしょう。気が抜けない日々は正直、1年中ですが、子どもの安全をまもり保護者の就労を支える社会インフラとして、放課後児童クラブは社会全体から頼りにされています。そんな児童クラブに関わった全ての人に感謝です!(8月24日掲載)

・3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースは8月18日から8月24日までの紹介はありませんでした。26日以降、随時再開いたします。(紹介済み720市区町村/全1741市町村)

・インターネット上で扱われる、放課後児童クラブに関する質問や疑問に、運営支援の観点から回答する記事を掲載しています。8月24日までに掲載した記事は次の通りです。
放課後児童クラブの課題は?(8月18日)
学童保育の別の言い方は?(8月19日)
子どもが放課後児童クラブに行きたがらないのですがどうしたらいいでしょうか(8月20日)
民間の学童保育とは何ですか?(8月21日)
放課後児童クラブの財源は?(8月22日)
学童は、いつから探したほうがいいですか?(8月23日)
放課後児童クラブの問題点は何ですか?(8月24日)

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 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文は出版社「寿郎社」さんへ直接メールで、または書店、ネット、または萩原まで直接お寄せください。お近くに書店がない方は、アマゾンや楽天ブックスが便利です。寿郎社さんへメールで注文の方は「萩原から勧められた」とメールにぜひご記載ください。
(関東の方は萩原から直接お渡しでも大丈夫です。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。どうかご検討ください!事業運営資金に困っている非営利の児童クラブ運営事業者さんはぜひご相談ください。運営支援として、この書籍を活用したご提案ができます。)

※あい和学童クラブ運営法人では、学童保育所に関わる方々への学童保育所基礎知識や組織運営に関する相談受付、講演、研修講習、取材対応が可能です。運営事業者に第三者の有識者理事・監事で加わることで運営を支えることが可能です。「学童保育とは、こういうところ」という市民、保護者向けの講演や、放課後児童クラブについて地方議員向けの勉強会講師のご依頼、大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。学童保育に関するどんなことでも、まずはお問い合わせください。
 メールアドレスは、info@aiwagakudou.com  になります。