選挙シーズンですから、放課後児童クラブ(学童保育所)側と政治家との付き合い方を考えます。

 放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者をサポートする「運営支援」を行っている「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台に、新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描く、成長ストーリーであり人間ドラマ小説「がくどう、 序」を書きました。アマゾンのみで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc) お読みいただけたら、アマゾンの販売ページに星を付けていただけますでしょうか。そして感想をネットやSNSに投稿してください! 最終目標は映像化です。学童の世界をもっと世間に知らせたい、それだけが願いです。ぜひドラマ、映画、漫画にしてください!
 参議院選挙運動期間中ですから、SNSもテレビのニュースも選挙、立候補者の言動を伝える話題であふれかえっていますね。投票には必ず行きましょう。児童クラブがまったくといっていいほどこの選挙で取り上げられないのは残念ですが、児童クラブこそ社会経済活動を支える社会インフラであることの大切さを訴える政治家が早く登場することを願っています。誰もいないなら自分で立候補しちまうぞと思いますよ。冗談はさておき、児童クラブと政治家との付き合い方を運営支援流で考えます。
 (※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所と同じです。)

<基本は簡単>
「運営事業者としての立場を鮮明にした状況で、特定の議員や政党、議会会派とだけ付き合うことや親密になることは、してはならない」
「運営事業者であれば、特に地方議会において相談ごと、お願いしたいことは、児童クラブがある地域が選挙区であるすべての議員にすること」
「現実問題として、これが決まってしまうと児童クラブとして窮地となるような最重要事項については、議会多数派の支持を得ている首長とは距離のある立場の議員が議会・委員会で批判の声を上げるとかえって逆効果となるので、絶対に避ける」
「児童クラブに関わる保護者が議員、政治家と関わることは全く自由であり、児童クラブ事業者が干渉してはならない。ただし、保護者が児童クラブ運営において理事等、運営事業者の役職についている場合は個人的な行動はしてはならない」
「以上は公の行動、表向きとしての注意事項。運営事業者の最高責任者級の立場の者であれば自身の判断において必要に応じて水面下において個々の政治家、議員、政治勢力と交渉し事態を好転させる知略を振り絞るべし。ただし覚悟と自信がなければ大やけど(=取り返しのつかない事態を招く)するから手を出さないこと」
(以下はお時間のある時にお読みいただいても、というぐらい大事なことを先に記しました)

<政治と関わるのは当然>
 児童クラブ、特に今回のブログでは公の事業である放課後児童健全育成事業としての児童クラブであって、公の事業を営むことで国庫補助や自治体単独補助を受けている児童クラブとします。児童福祉法の届出をしているが国庫補助や自治体単独補助を受けていない事業者や、児童福祉法に縛られない民間学童保育所であれば、「政党や議会会派、政治家とのお付き合いはどうぞご自由に」です。
 なお、選挙シーズンですが児童クラブの事業者として選挙の応援には加わることは基本、ないでしょう。むしろするべきではありません。公の事業を行っているということからして、当然です。これもまた民間学童保育所はどうぞご自由にですが。
 さて、私(萩原)もこれまで結構出会いましたが、児童クラブの運営や児童クラブの業界の進化発展を目指して種々の活動をしている人の中には、政治(家)を毛嫌いする立場の人がそれなりにいます。児童クラブの世界にひたむきな人の中には、「学童は福祉です。ビジネスではありません。ビジネスの視点で学童を考えないでください」と私のような「児童クラブはビジネスた!ビジネス思考で事業を拡大することが生き残りだ!」という思考回路を毛嫌いする人が多いです。同様に「政治は福祉にもっとカネを出せばいいだけ。学童を応援してくれる政治(家)だけを信じたい」と、児童クラブを応援する立場の政治家だけを大事にしてそれ以外の政治(家)は大嫌いだ、という風潮を強く感じ、私のような「政治家も児童クラブもWIN-WINになる関係を考えることが安定した事業継続に欠かせない」と考える人に、ほとんど出会ったことがありません。

 児童クラブの歴史を見ると、日本共産党や社会党といったいわゆる左派勢力と結びつきが強い時代がありました。それは当たり前で、地方政治でいわゆる保守の政治勢力は児童クラブの進歩発展、児童クラブの役割やそこで従事する者の待遇改善に関して興味関心がほとんどないという現実があるなか、働きながら子育てをするために必要な児童クラブを支えてくれる議員や政治家がそのような政治勢力に属していたということです。それでは関係も深くなりましょう。ベテランの児童クラブ職員にいろいろ話を聞くと、2000年ぐらいまでは保守系の政治家に話をしようとしても全く取り合ってもらえなかった、ということでした。

 私に言わせれば、子育てを支えることはその地域の社会の枠組みを維持したまま地域社会の発展を支えることであって、それこそが真の保守であると私は考えてきました。よって真の保守であれば、子育てを支える児童クラブを最優先に支援するはずだ、ということです。このあたりについて、ぜひともアカデミズムの研究を待ちたいのですが、なぜ初期(とりわけ法制化以前)の学童保育という仕組みに保守勢力が大きく関与しなかったのかの研究を待ち望んでいます。学童を必要として立ち上げた人たちが教員や公務員の労働組合員が多かったからとか、「子育ては家でやるもので、他人に任せるなんてダメだ」という明治以来の家族観にとらわれた偏った保守的な考え方が児童クラブに相いれなかったということなのでしょうかね。このあたり、選択的夫婦別姓制度の議論にも通じるものを私は感じます。どうも、保守ということと「ニッポンという国のイメージから歴史的な根拠とは別に生み出される事象を変えることなく後の時代に続けたいだけ」ということがごっちゃ混ぜになっている気が私にはしています。
 いつものように話がだいぶそれましたが、今では児童クラブと政治との関係は一変しました。子育て支援を(表向きでも)口にしない議員や立候補者はほとんどいません。子育て支援の1つの有力な施策としての児童クラブはとても無視できる仕組みにはならないほど規模が拡大しました。予算も増えました。議員の関心も向きます。どこにクラブができるのか、どの業者が施行を手掛けるのか、ということはまさに地方議員の興味関心事項ですからね。この状況において、児童クラブ側が政治と関わらないことにメリットはありません。どんどん政治と関わることです。

<絶対に守りたいこと>
 一番最初に記した通りですが、補足すれば、児童クラブと政治と関わりにおいて私(萩原)は政治的な中立性を堅持するべきだと考えます。中立性を守るには、「運営事業者(=実際は代表者、役員)が、特定の政治勢力、政治家とだけ親密な関係を維持することはしない」ことが欠かせないと私は考えます。児童クラブの事業運営に責任を持つ代表者(理事長や代表理事、代表取締役社長などですね)が、特定の政党の政治家とべったりではだめだ、ということです。ということは、全ての立場の政党や政治家と良好な関係を持ちましょう、ということと同じです。
 公の事業として公金を使ってその地域の住民のために提供する児童福祉サービスです。特定の政治勢力や政治家との関係性が疑われるようなことがあってはなりませんよ。公立の図書館や博物館が特定の議員や政党とべったりである、なんて想像できませんよね。同じことです。

 児童クラブに関わっている人、とりわけ運営に関わったり運営を応援したりしている人で保護者や保護者であった人の個人的なつながりで政治家に相談する、署名や街頭での呼びかけの活動に加わってもらうということはあるでしょう。個人的なつながりであれば事業者がどうのこうの言える立場にありません。運営事業者という組織に属する者は、特定の議員や政党、会派に偏った付き合いをしてはならない、ということです。

 全方位で行け、ということですね。政党、会派をえり好みするなということ。無所属議員だから相手にしないということではありません。議員の見識、行動力、発信力は個々の議員の能力であって政党や会派に応じて備わるものではありませんから。

<失敗すると致命的>
 児童クラブの運営事業者が生き延びて事業を続けられるか、あるいは他の事業者に運営をさらわれてしまうか、それはすべて市区町村次第です。首長の意向であり、行政執行部の意向であり、議会の意向です。二元代表制とは言われますが、現実的には市区町村長、行政執行部、議会(これもまた会派ごとの争いや駆け引きがありますが)の3つの立場のバランスで事が進みます。首長と行政執行部との関係は最終的には首長側の意向に従う結末を迎えることが多いでしょうが、短期的なスパンでは「市区町村長がこうしたいと言っていても、なかなか実現しない」ということがあります。特に、教育部局との関係において目立ちます。学校敷地内に児童クラブを造りたいと首長がぶちあげてもなかなかことが進まない、ということが典型例です。

 児童クラブ側が「これを実現したい」ということを議員に頼んで議会で取り上げてもらうことは、珍しいことではありませんが、多くの地域でありがちな失敗は、「普段から話をよく聞いてい暮れる議員や政党、会派の議員にお願いして取り上げてもらったが、ダメだった」というものです。それは当然で、議会において完全に少数派の勢力に依頼するからです。ひらたくいえば、首長の存在感が強く与党会派、与党議員が首長の存在に頼って選挙を勝ち抜いているような議会において、首長の政治姿勢と対峙する立場の議員に、児童クラブ側が大事なお願いを持っていくことが多いのです。その内容がどんなに大切で真実であったとしても、「首長が気に入らない議員が持ち出したので、当然に反対」ということになってしまう。そのような、議論を放棄した政治姿勢のどこが民主主義なのだ、と私は大いに腹が立ちますが、現実的にそうです。

 児童クラブ側の手練手管として、首長が無視できない、あるいは立場を同じくしている議員に「これは、必要なんじゃないですかね、考えてみてあげてくださいよ」と言わせなければなりません。「お願いをしたけれど、まったく取り合ってもらえない」というのは、はっきり言って努力不足です。その努力とは、「私たちのお願いを聞いておくと、こんどの選挙ではいいことがありそうですよ」と(勝手に)期待させることです。あるいはその逆に「私たちを完全に無視すると、あまりいいことが起きそうにないですよ」と(勝手に)想像させることです。つまりそれだけの背景、バックボーンを、児童クラブ側が作り上げておく努力をすればいい。それは児童クラブ事業者だけではなく、事業者と一線を画した保護者たちの任意の団体においても同じことです。
 なおこの点において、児童クラブ事業者の最高責任者が、その背景をちらつかせて個人の技量で議員や会派と渡り合うことを私は否定しません。否定しませんが、水面下の活動というものは、それが明るみになったときは致命的です。細心の注意が必要です。

 一事不再理ですから、失敗したらもう二度と取り上げられません。大事なことを政治問題として取り上げさせて訴えるという強力な手法ですから失敗もまた許されないと覚悟しましょう。そもそも地方行政における児童クラブ事業に関することは本来、政治的なイデオロギーはさして重要な変化をもたらすものではないはずで、それこそ右も左もへったくれもないはずです。あるとすれば政党、会派同士の好き嫌いだけ。つまりまったく低次元の争いです。
 基本は全議員、全会派の賛成が得られるよう、じっくりと説明して理解を得られる努力を、児童クラブ側はしていきましょう。

<あいさつの時間ぐらい確保して、拍手はしましょう>
 児童クラブ側が行うイベントに議員や市区町村長が来賓として参加することがよくありますね。たとえば事業者の総会や、運動会やおまつりといったイベントです。儀礼上、来賓にはスピーチの時間、あいさつの時間をもうけます。当たり前ですが、それに対して嫌悪感を示す児童クラブ側の人間は極めて多いですね。裏で「あんなあいさつなんていらない。そんな時間があるならこどもたちに話をさせてあげたい」などと言い出す者までいます。

 笑止千万。そういう思考だから、政治家に相手にされないんですよ。

 議員も首長も、選挙で選ばれた人であってその地域の地方行政に大きな影響力を持つ人です。そうであれば、徹底的に活用もとい利用もとい活躍していただくことを真っ先に考えることが何より大切。たかだか5分、10分、15分ぐらいのスピーチ、あいさつの時間ぐらい、しっかり確保することです。笑顔で拍手をしていい気分になってもらうことです。それで「おお、学童さんが自分を応援してくれちょる」と思わせることに成功したなら、コストパフォーマンスとしては最良です。実務上は、何人の来賓を招くか、紹介の順番はどうか、着座位置や立ち位置はどうか、スピーチが長引いて進行に「押し」が入ったときの巻き方はどうかといろいろ注意事項はあるのですが、そんなのは事業者内部の話。あらゆる機会に首長、議員に招待状を出して、来るか来ないかはそれは相手の都合次第、お越しいただけるならどんどんあいさつさせて拍手を浴びてもらいましょう。
 事業者側は、どうしてそのようなことが必要なのかを保護者の人たちに事前に理解をさせておきましょう。これを忘れるとひどい目に遭いますからね。拍手がまばらで、かえって来賓側に悪印象を与えてしまってはそれこそ逆効果もまた逆効果ですから。

 秋には、多くの児童クラブがイベントを予定していることでしょう。積極的に首長、議員さんを招いていきましょう。

(お知らせ)
<新着情報!> 2025年6月から放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
 弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
 佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
 児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
 もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。(https://dbs.office-iolite.com/)

※新着情報はここまで。「お得情報」が下にあります!

〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
 さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
 この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
☆(お得情報!)
放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)