近づく新年度。放課後児童クラブ(学童保育所)の「保護者会の役員」選びで緊迫していませんか?見直しの機会です!

 放課後児童クラブ(学童保育)運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所の中核的存在)では、保護者会(父母会)が設けられているクラブが結構あります。その役割や性質は様々ですが、来年度の役員選びがいよいよ佳境でしょう。来年度以降の保護者会について、改めて考えてみる機会はまさに今ですよ!
 (※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所と同じです。)

<保護者会といっても、いろいろありますが>
 放課後児童クラブの保護者会は、実にいろいろな形態、性質があります。ですので、保護者会という言葉でひとくくりに取りあ買うことは実はほぼ不可能です。その点を踏まえて、考えてみましょう。前提として、保護者会の役割や性質ごとに簡単に分類してみましょう。
A:「設置が義務的」
B:「加入に任意性がない」
C:「行える任務に任意性がある」
D:「事業者の業務執行の代行的な任務がある」
E:「事業主体である」

 この分類は重要です。例えば、保護者会が児童クラブの運営主体になっている場合、上記のAに該当し、基本的にはBにも該当、Cは該当したりしなかったりで、Eが該当する、といえます。

 公営クラブの場合は、Aについては自治体次第ですね。例えば、おやつ代を保護者会の徴収としている場合は、Dに該当するためにAにも該当する、ことが多いでしょう。株式会社や民間企業運営の民営クラブの場合は、保護者会そのものが設置されていないことも多く、「保護者会がある」ことによる問題、課題は生じません。むしろ「保護者会がない」ことで生じる不具合、正確に言えば「保護者会があれば解決が容易になりやすい」という状況が存在する場合があります。

 児童クラブに保護者会があると、保護者が保護者会に抱く感情は様々です。「とにかく勘弁して」と拒否反応を示す保護者が多いでしょうが、中には「保護者会が楽しい」という人もいるでしょう。かくいう私もその1人です。ですがそういう人もまた、「最初は嫌で嫌で仕方がなかった」気持ちから「活動に加わっていくうち、考え方が変わった」という人は少なからずいます。(もちろんその逆、つまり最初は保護者会活動に打ち込んでいたが、その後、何らかの事情で幻滅した、嫌いになったという人だっているでしょうし、私の周りにもそれなりに存在していました)

 児童クラブの保護者が児童クラブの保護者会に対して抱く、いわゆる「負担感」とは何でしょう。つまり「保護者会の役員が負担。忙しくて無理。自分や家族の時間を削ってまで保護者会活動に費やす意味が理解できないし、何のために何をしなければいいのかまったく分からないので不安。その不安があることがストレス。保護者会の活動そのものが必要と思えない。無駄だと思う。無理やり参加を強制されるのは論外だし、なるべく参加してくださいと言われると参加しなかった場合に、どんな陰口を言われているか、それを思うとストレスが溜まる」という負担感や嫌悪感をひっくるめている言葉でしょう。

 その負担感をどうやって減らす、無くすかを考える機会、負担感に関する問題を解決する意識を盛り上げることができる機会は、次の役員や次年度の活動内容を考える時期がまさにそうです。つまり、「今でしょ!」です。 

<Aについて>
 A、つまり義務性ですね。Eである場合はAになります。またAである場合はBにも往々にして当てはまりますが、これは絶対的ではないと私は考えます。「AであればBになる」とは必ずしも限らないという考えを私は持っています。その集会に参加する、参加しないを保護者が主体的に判断できる機会を保障するべきだと私は考えます。

 Eである場合を除き、Aであることは、Dが存在しているかどうかが重要です。先に記載した公営クラブの場合がまさにそうで、公営ですから保護者会がクラブの運営主体ではないのですが行政からクラブ運営に必要な業務の一部であっても保護者会の業務として組み込まれてしまっている場合、それこそおやつ代や延長利用料の徴収や施設使用の許可不許可の判断などですが、本来なら事業者が行うべき業務を保護者会が担っている場合、Aである必要が生じます。

 よってAである場合の負担感の軽減、解消は、乗り越えるべき課題が極めて大きいものがあります。つまりEの「保護者運営の是非」に踏み込まねばならないからです。しかし、私の持論でもありますが、児童クラブは今や重要な子育て支援の社会インフラですから、保護者が義務的にクラブ運営を「させられる」ことではなく、行政や事業者が事業運営責任をしっかりと背負って事業を遂行するべきです。事業運営責任を保護者に負わせることは不適切にもほどがある、と私は言いたいのですね。これは話し合って数か月で結論が出る問題ではとてもありませんが、「このまま、保護者運営を続けることのメリットは?デメリットは?」を、冷静に保護者、そして行政とも話し合うことが必要です。ことに、いわゆる日本版DBS制度を考えると保護者運営は重大な岐路に直面することは必至ですから。

 Dについては、本来は事業者(行政なら担当課、企業や団体ならその企業や団体)が責任をもって行うべきです。おやつ代や延長利用料の徴収は、保護者会に業務を任せるのではなく、自ら行うべきです。職員が徴収する、あるいは該当する保護者が個々に指定口座に振り込む、アプリで送金する、などです。この方面なら、見直しの協議を進めることで早ければ1年後には、保護者会の業務から手放すことも可能でしょう。ですから今の時期から、「おやつ代の徴収方法、保護者会徴収を止める方法はないかしら?」と話し合いを始めてみてはいかがでしょうか。事業の運営に含まれる業務ですからその取扱いはそうそう軽々にはいきませんから、「ダメです。変えません」という結論はすぐに出されることがあっても「そうですね、ではどうしたらいいのか考えましょう」という方向性になった場合は数年間、かかることも十分あるでしょう。しかし、話し合う、検討するという機会を持たなければ、何も変わりませんから、「何かを変えるには数年は余裕でかかる」という前提の元、検討にとりかかるべきでしょう。まさに年度替わりを迎える今がチャンスです。

<Bについて>
 保護者会を自由に参加できるようにするために、何が必要なのかを話し合ういい機会です。結論は先に設定しないで、結果的に今と同じという結論になったとしても、いいじゃないですか。「考えてみる」ことが大事ですし、「考えてみる機会を持てた!」ということで、大きな前進ですから。

 さて任意性を考えると、決まって出てくるのが「公平、不公平」の声です。サービスのフリーライド論です。「保護者会を任意加入にすると、結局は、何もしない人がサービスのタダ乗りをするだけ」という意見ですね。例えば所外活動やイベントの準備を保護者会の係が時間をつぎ込んで行う、その活動やイベントを楽しむだけで何も準備がしない人が出てくる、ということです。まあ、「私は100の負担を背負って100の利益を得たのに、あの人は負担0で100の利益を得ている。ずるい」というものです。

 私に言わせれば「それが、どうした?」です。冷酷ですが、そう思います。「だって、あなた、やりたいから、所外活動やイベントの準備に加わったんでしょ?やりたいことをやったんだから、100の負担が100の利益として考えなさいよ。そうすると、所外活動やイベントから受ける利益がさらに100あるんだから、あなたは200の利益を得たんですよ」と、私は言います。
 児童クラブの保護者会の任意加入制度を考えると、任意加入した人と加入していない人を比べ、「加入していない人は役務を負わない」ということばかり考える人がいます。視点が間違っています。自分のことを考えなさいよ。あなたはなぜ任意加入したのですか? 任意加入したその行動をもって任意加入した人に関して、外部の世界や外の人たちは「ああ、あなた、進んでやりたいのね!」と判断するだけです。それ以外の余地はありません。進んでやりたいから任意加入したのだから、その活動で生じた利益、果実を、誰がどのように消費したところで、それにヤキモキする必要はありませんよ。

 もし、ヤキモキする、納得できないものがある、ということであれば、任意加入なのに加入した自分自身の判断をまず、冷静に分析してください。つまりそれは、本来の意味の「ボランタリー」について理解する作業そのものです。保護者会は基本的に無償の活動で他者、つまり公の利益をもたらす活動です。それは子どもの楽しみだったり安全だったり、保護者同士の親睦だったりしますが、保護者会の活動は実費負担は別にして費用を徴収して行う事業活動ではないはずです。事業活動は児童クラブの事業運営主体そのものが行うものですからね。
 保護者会に参加することは、ボランティア、つまり「志願」することを基本とすれば、公平だ不公平だの意見は生じないはずなのです。要は「好きでやってるんでしょう」ということに尽きます。

 タダで利益を受ける人が許せない、と思うことは思想の自由ですからご勝手にどうぞ。その「許せない」ことを根拠にして「あなたも活動をしなさい」「私たちがこしらえた利益をあなたには渡さない」という考えは、間違っていることを私は指摘します。

 では任意性にして、誰も参加者がいなかったらどうしましょう?それは、誰しもが「不必要だ」と思っているということですよ。だったら、無くても困らないはずです。あるいは、「本来は自分たちでやるべきことではない」と判断したということです。この場合はDの問題になります。

 任意性の完全導入がどうしても不安、心配、理解が得られないということであれば、「役員会」の権限を増やすことを運営支援はお勧めします。だいたい保護者会には役員がいますが、役員会で基本的にあらかた決める権限を規約などで付与することです。そうすれば、役員会は毎月1回の開催であっても、そこであらたか重要なことを含めて決めてしまえば、保護者会は数か月に1回の開催で、しかも賛否を確認する「挙手の場」とする事で足りるでしょう。
 来年度は役員のみなさんに頑張ってもらって、なんでもかんでも保護者会で決めるというスタイルから、役員会に任せてみる、というスタイルに切り替えることを、この年度替わりのタイミングで話してみてはどうでしょう。もちろん、規約でしっかりとその根拠を与えることが必要ですから規約の改正や修正の話し合いを同時にすることですよ。

<Dについて>
 Cを飛ばしてDにします。これはAの部分でも触れましたが、本来は、事業者、運営主体が責任をもって行うべきです。なぜ保護者会に任せているのかは理由は様々でしょう。過去からの継続性かもしれませんし、現場に近い人たちに任せる方が効果的だと判断した結果かもしれません。私が想像するには、「保護者同士で徴収すれば、互いの目が気になる、評判が気になるので、滞納や徴収逃れが減る監視的な効果を期待」だったり、「クラブ職員の業務量を増やさない」「クラブ職員の社会人としての資質面が心配。徴収したお金が無くなる、消える、あるいは徴収を忘れる、サボる」だったりするのではないかと思いますが。それはともかく、事業に含まれる業務については、事業者に戻しましょう。
 先に述べたように、この部分を変えるには相当な年月が必要と覚悟しましょう。でも、千里の道も一歩より、です。いつやるの?今でしょう!の精神で頑張りましょう。

<Cについて>
 これはかなり、厄介です。なぜなら、「今までずっとやってきた。だからこれからもやる」という意識が強敵だからです。「今まで行ってきたことを取りやめる必要はない。なぜなら、やってきたということは必要だからだ」という無謬(むびゅう)性を絶対的に付け加えて考えるからです。それは、今までやってきた歴史や、従事した人の気持ちや努力を水の泡にすることへの申し訳なさ、あるいはもっと直接的に過去の経験者からの批判や苦情を受けたくない、という気持ちも含まれているでしょう。間違いなく。

 これこそ、保護者会に限らずありとあらゆる事業を失敗させる根本的な問題です。いわゆるPDCAサイクルは、この過去の実績や行動に対する客観的な点検を求めるものですが、相も変わらずどこの世界でもこのPDCAサイクルの重要性が叫ばれているということは、裏返せば、「いかに過去の判断や行動を、現在以降将来に向かって変更し、修正することが(組織の理解を得ることが)難しいか」を如実に示しているといえるでしょう。
 まして、互いに顔を見合っている人間関係同士で成り立つ保護者会ですから、「去年やったあのイベント、労ばかり多くてあまり面白くなかったから見直しましょう」なんて言おうものなら、もう大変です。バチバチと対立しあう人間関係ができます。保護者同士でも、職員を交えても。

 しかし、常に過去を見直すことは必要です。大事なことは「(意図的に行われた非違行為でもない限りは)過去にやったことはその時点において十分に価値があった」ことを尊重することです。過去と今は違う、まして未来は違うこと。それを踏まえて、「その時点その時点で、必要なことを行う。常にすべての行動についてアップデートの必要があるかどうかを検討する」ことです。

 そこでぜひ、子どもの声を聞きましょう。職員の声も聞きましょう。キャンプにしても遠足にしても、計画した、あるいは準備した大人が「子どもたちも喜んでいた、楽しんでいた」と判断するのは、その判断だけでは足りません。こどもにしっかり気持ちを聞きましょう。遠慮なく意見を出してもらいましょう。そうして集めた声を踏まえて考えましょう。もちろん、保護者や職員の意見もしっかり集めましょう。

 その結果、「準備期間や実際に使った資金などのコストと、とても見合った満足度、充足感が得られていない」ということであれば、その活動やイベントは取りやめることができるでしょう。保護者会や児童クラブ内での活動に留まらず、地域との活動や交流についても同様の観点で臨むことが必要です。
 ただしその際は、相手側の考え方や事業目標、理念についても同じ土俵に挙げて判断することを忘れてはなりません。例えば、「児童クラブの保護者会から、平日朝の児童の小学校登校時間帯に交差点で旗振り当番をする」という習慣が長年続いている場合が当てはまります。保護者会内部でまとめた結論だけをもって「来年から、うちは当番から抜けます」と一方的に通知するのでは、社会通念上、問題がまったくないと私は考えません。地域社会に存在する子育て支援の仕組みとして地域社会との良好な関係を維持することが全体的に児童クラブの利益に結び付くという判断に至る可能性があります。

<保護者会って?>
 100のクラブがあって100の保護者会があれば、100の目的があって保護者会が100通りの活動をしています。それは当然です。ただ、どの保護者会であっても、「クラブで過ごす子どもたちにとって、そこで行われる育成支援を支えるために必要があると判断した活動を行っていく」ということを、大前提としてほしいと私は考えます。何が必要かどうかはクラブ毎に異なるものでしょう。そしてその必要性は、時と場合によって変化するものですから随時アップデートしていきましょう。その活動を行う人たちは、その活動を「行いたい!」という人で行われるできでしょう。

 もう1つの視点で、「児童クラブで、子どもたちはどのように過ごしているか、どのような育成支援が事業者によって実施されているか」を、保護者として、親権者として知ることは当然です。「知らねば」なりません。子どもの監護者である以上、どの場所であっても、子どもがどのように過ごしているか、どのような感情をもっているかどうかを知らねばなりません。それは事業者からすれば、「保護者に、児童クラブにおける子どもの様子を伝えること」が必要不可欠な業務であることを意味します。

 児童クラブにおける子どもの状況を伝えることは、保護者会活動とは別なものと考えてほしいのです。子どもの様子を伝えるために保護者をクラブに集めて行う会合そのものを「保護者会」と呼ぶことが多いですが、今後の児童クラブの世界は、「事業者が、保護者に対して必要不可欠な情報を伝え、事業への理解を得ること」と、「保護者(場合によっては職員も)が集まって行う活動と、その活動に関する話し合いの場」は、区別して理解することが重要だと、運営支援は考えます。便宜上、前者を「保護者懇談会」と運営支援は呼んでいますが、保護者懇談会は、リアルに人を集めるかオンラインで行うかはともかく、定期的に行われるべきです。もちろん、多くの保護者が気軽に参加しやすい環境を整えることは事業者の能力にかかっていますよ。保護者懇談会と保護者会は利便性を考えて同じ時に行われる(どちらが先かは、どうでもいいこと)ことが多いでしょうが、それぞれに「必要なことを、必要なだけ済ませば、すぐに解散する」ことを忘れずにいましょうね。

 人間は、必要なことがあれば自然に連携していくものです。人間は社会的な動物です。人とつながることで社会で暮らしていくことができますから。児童クラブは今の時代において、その人と人とのつながりを「子育て」という共通体験を基礎として生じさせ、発展できるとても貴重な場と空間、時間をもった仕組みです。その仕組みを存分に活用することで、児童クラブは子育て支援という仕組みを超越してさらにその価値を大いに引き上げることができるものと、私はずっと考えてきました。またその考えに基づいて過去にいくつかの取り組みも手掛けてきました。来週以降はその件について当ブログで取り上げていきます。

<おわりに:PR>
 弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない児童クラブを応援しています。

 弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録を目指します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイスが可能です。ぜひご検討ください。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。書籍の注文は、まずは萩原まで直接お寄せください。あなたの購入が運営支援の活動を支える資金になります! 書店購入より1冊100円、お得に購入できます! 大口注文、大歓迎です。どうかご検討ください。

 放課後児童クラブを舞台にした小説を完成させました。いまのところ、「おとなの、がくどうものがたり。序」と仮のタイトルを付けています。これは、埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。残念ながら、子ども達の生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いた作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説は、なかなかないのではないのでしょうか。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。ご期待ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

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