放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する人、職員へのヒント。「児童クラブのトリセツ」シリーズ20は「退所するタイミング」です。
放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者と働く職員をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台にした(とても長い)人間ドラマ小説「がくどう、 序」が、アマゾン (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)で発売中です。ぜひ手に取ってみてください! 「ただ、こどもが好き」だからと児童クラブに就職した新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描く成長ストーリーです。お読みいただけたら、アマゾンの販売ページに星を付けていただけますでしょうか。そして感想をネットやSNSに投稿してください! 最終目標は映像化です。学童の世界をもっと世間に知らせたい、それだけが願いです。ぜひドラマ、映画、漫画にしてください!
師走になりました。この時期は、来年度も放課後児童クラブを継続するかどうか、考える時期ですね。児童クラブは多くのこどもが6年生を迎える前に退所、退会します。では退所、退会のタイミングはいつごろでしょう。適した時期はあるのでしょうか。放課後児童クラブを利用する保護者さん、放課後児童クラブを運営する方々そして働いている方々に運営支援流のアドバイスをする「トリセツ」シリーズの20回目は「退所のタイミング」です。
(※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブは、いわゆる学童保育所と、おおむね同じです。)
<その90:こどもの考えを最重視しよう>
児童クラブを続けるか、退所退会するか。まずは当たり前ですが「こどもの意見を聴こう」です。しかしこの当たり前がどうにも後回しになりがちなんですね。というのも、児童クラブを入所させるのは「親の都合」であることがほとんどだからです。児童クラブを利用する、利用しないを左右するのは現実的に親の判断です。入り口がそうなので出口もつい、親の考えが先に立ってしまいがちです。
児童クラブを実際に利用する、児童クラブで過ごすのはもちろんこどもですからね。こどもの意向、意見を最初に検討しましょう。まずは、ここからスタート。その上で、以降に紹介する事情を検討していきましょう。
<その91:こどもが退所を希望する。「旅立ち型」>
児童クラブは、こどもが単に親のお迎えを待つだけの場所ではありません。児童クラブはこどもを預かる場所ではないのですね。こどもが、大人になるために身につけていく必要があるいろいろなことを会得していく場所です。成長していく場所なんですね。その成長には、「自分で、目標とすることが見つかる」ことが含まれます。児童クラブではできないこと、やりたくてもやれないことが見つかったこどもは、児童クラブ以外で過ごすことを希望するようになります。「自分で、やりたいことが見つかった」ということですね。これはまさに、児童クラブでこどもが成長したということです。学年は一概には言えません。それが小学4年生になるころか、あるいは小学2年生でもうそうなるのかは、こどもそれぞれです。「この学年になれば、退所退会して当たり前」という学年はありませんから、それは覚えておきましょう。100人のこどもがいれば100通りの成長の具合があるのです。
さて、こどもが主体的にやりたいことを見つけた旅立ち型の場合は、児童クラブの退所退会を積極的に考えて良いのです。もちろん、親の事情(防犯面や、下校時に事故に遭う不安など)も考慮することにはなるでしょう。犯罪が多い地域ではいくらこどもの自主性が育ったからといって下校時や夏休みなどの留守番や移動時間の防犯面での不安を考慮すると児童クラブの利用を続けるという判断もまた間違ってはいないことを先に申し上げます。あくまで総合的な判断を最後は親が下すということです。
旅立ち型の退所退会は、児童クラブの職員側にとっては、寂しいですが基本的に歓迎するものです。児童クラブの本質は育成支援、つまりこどもの成長を援助、支援することです。この育成支援の本質を理解している職員であれば、当然ながらこども1人1人の成長の様子を把握していますから、自立心が確たるものに育ったこどもの選択を応援するものです。寂しいし、正直、残念に思うこともありますよ。自分でやりたいことを見つけられたこどもは十分に主体性が育ってきているので、児童クラブでこどもたちと過ごしているときでもリーダーシップを発揮してくれたり、自ら進んで児童クラブの「過ごし方の流れ」を作ってくれたりと、職員側にとってとても頼りになるこどもだからです。そういう頼もしいこどもが退所退会するのは寂しいのですが、それ以上に「がんばれ! 君ならどこででも頑張れる!」と応援する気持ちの方がはるかに上回るものです。(そして将来、児童クラブにアルバイトに来てね!とも思うこともあります)
こどもが見つけ出した「児童クラブではできない、自分のやりたいこと」が学習塾での勉強なのか、スポーツなのか、趣味なのか、地域における活動なのか、それは千差万別でしょう。でもきっと、児童クラブで育ててきた自立心や主体性、コミュニケーション能力が大いにこどもの旅立ちを支えますよ。
なお、「小学6年になっても児童クラブに通いたいと言い続けている。これは主体性が育っていないの?」と不安になる保護者も珍しくありませんが、心配ご無用。「児童クラブに残る」という主体的な判断がこどもにあるということ、です。それはもう、とても素晴らしいことです。あの、ごちゃごちゃわちゃわちゃした、自分でやりたいことを自由にできない制約された「無罪監獄」である児童クラブが自分の居場所となって自分の主体性を発揮できているこどもは将来、あらゆるチームにおいて主導的な役割を果たせる能力が育っています。困難に自分の力で立ち向かう意欲を自分で育てられます。難しい勉強や課題、トラブルにもめげず、不合格を繰り返しても何度でも繰り返しチャレンジできる思考が育っています。地面に大きく根を張った大樹のようなものです。創意工夫に満ちあふれた、活動的な大人になります。児童クラブで輝いているこどもは、社会に出たら大きなプロジェクトを任されるような頼もしい人材になることと、わたくし萩原が保証します。
<その92:こどもが退所を希望する。「離脱型」>
旅立ち型とは似ていても内容がまったく正反対なのが「離脱型」。簡単にいえば、「児童クラブなんて大嫌いだ。いいことなんて一つもない」と、こどもが児童クラブに愛想をつかしての退所退会の選択です。これはもう、こどもにとって「大変申し訳ないです」と、児童クラブ側が謝らなければならない事態です。
理由はいろいろ考えられます。児童クラブでの人間関係(こども同士、こどもと職員との関係)が非常につらい、しんどいというのは、児童クラブの運営に問題がある場合が多いのです。また、児童クラブ側がこどもに関わる人間関係の緊張ぶりを把握していたとしても、仲が悪いこどもの関係性が小学校で過ごす時間に基礎を置いている場合は、児童クラブだけの努力ではどうしようもないこともあります。典型的なのは、いじめ(またはいじめに近い)関係性にある場合で、それが小学校への登校班や同じクラス、そして児童クラブでも同じ場所で過ごさざるを得ないとなれば、抑圧される側に立たされるこどもにとっては「嫌なあいつ(ら)と一緒に過ごす時間を少しでも減らしたい」と思うのは無理もないことです。この場合、残念ですが、現実的な選択は、こどもにとって嫌な人がいる場所から逃げることです。相手側の態度や行動に改善を求めたとしても、それがうまくいくとは限りません。「なぜ、嫌な思いをしているこちら側が児童クラブをやめなければならないのか」と腹立たしくなるのは当然ですが児童クラブ側もあの手この手で対応をしているのであれば、現実的に改善が見込まれないということです。こどもにとってつらい時間を過ごすことを減らすことは、こどもに寄り添った対応になります。もちろん、児童クラブ側が手を尽くしていない、何も知らないということであれば、状況の改善を強く児童クラブへ要求しましょう。そういうことをしてもなお、最終的にどうにもならないという場合が、離脱型の退所退会を考えることになります。
わたくしが見てきた中では「児童クラブに置いてある本をすべて、何度も読み返してしまったので、もうつまらない。放課後に図書館に行きたいから退所する」というこどもがいました。そのクラブは結構多くの本、それも活字だらけの本も多かったのですが、読書家のその子は本の内容をすっかり暗記するほど読みつくしたのですね。ある意味、児童クラブを見切っての退所の選択でした。図書館で過ごしたいという点で言えば旅立ち型ですが、施設運営側にしてみれば「申し訳なかった」と思った次第です。
<その93:こどもが退所を希望する。「欲求追求型」>
旅立ち型に似ていますが、注意が必要な退所のリクエストです。典型的なものは「児童クラブではゲームができない。動画を見たい時に見られない。だから行きたくない」というものです。確かにゲームをしたい、動画を見たいというのは、こどもの主体的な考えですが、運営支援は違う類型として考えます。ゲームや動画は、その制作側、提供側が、あの手この手で、つまり計算し尽くして「こどもたちが夢中になるように」設計したものです。こどもは、成長過程においては、まだ十分に「いまこれをしていいのか、悪いのか。今は何をするべきか」の客観視がなかなかできません。それは当然のことです。そのようなまだ成長過程のこどもが、ゲームや動画の魅力に魅せられて夢中になって「ゲームしたい! 動画見たい!」となるのは当然です。
ここは、保護者が冷静になって判断するべきでしょう。児童クラブの、ちゃんとした職員であれば、こどもの成長ぶりを把握していますから、ぜひ相談してください。自己の成長に役立つことを自分なりに理解しての退所のリクエストなのか、単に娯楽にハマりたいだけの退所のリクエストなのか、職員なら見極めがつくでしょう。まあ、ゲームをする能力が抜群に優れていて、将来はその方面で「食っていけるかも」であれば、その才能を伸ばすことは「あり」なのでしょうが。ゲームや動画配信で将来、大いにやっていけそうだという秀でた才能があるかどうかは親御さんが見極めてくださいませ。好きこそものの上手なれ、という言い伝えもあります。まあ、そんなことはなかなかなさそうですが。
<その94:保護者が退所を希望する。「負担感忌避型」>
児童クラブからこどもを退所させるのが親の都合ということは別段、珍しくありません。児童クラブが自分の生活にぴったりハマっているこどもや、仲良しのこどもが引き続き継続入所するこどもは「えー、やめたくないよ」となりますが、そうではない多数派のこどもは「あ、そうなの。じゃあ家でゲームでもすっか」となるだけです。保護者が児童クラブを嫌がるのがこの負担感忌避。「保護者会や運営委員会の役員が回って来る学年だから、辞めてしまおう」ということが典型的ですね。
運営支援は以前から、保護者が児童クラブの運営責任を法律上、担っている形態の児童クラブ運営はすみやかに廃止しようと訴えていますが、全国的にはまだまだ保護者が運営している児童クラブはありますし、設置主体と運営主体は法人であっても実務上必要な業務を代行または委託されて保護者が担っているクラブはまだまだあちこちに残っています。本当は、こどもの安全確保や成長の援助、支援において必要であれば児童クラブを利用することができなければならないのに、運営業務への負担感を理由に保護者が児童クラブから去っていくのは本末転倒であると考えます。負担感忌避型の退所退会は撲滅させたいですね。
もしもですよ、こどもが「学童が楽しい。来年も行きたい」というのであれば、それはこどもが児童クラブで順調に育っている証明ですから、保護者さんは、あえて負担を背負っても児童クラブの継続利用を考えてみてください。お弁当作りが大変でも、ちゃちゃと冷凍食品やコンビニ弁当の利用でしのいでいきましょう。児童クラブで、多人数のこども集団で過ごす時間を楽しがっているこどもはきっと将来の学生生活や社会人生活において、優れたリーダーになれる可能性がありますよ。それこそ大学入試で有利な条件として判定される種々の活動に夢中になれるかもしれませんし、有名な会社にも採用されるかもしれませんよ。将来のこどもの成功を親として願うなら、児童クラブを楽しんでいるこどもの優れたコミュニケーション能力、社会性をもっともっと伸ばすことに注力してはいかがですか。得てしてそういうこどもは自分から難しい勉強にも取り組んで、難問奇問のテストにもくじけずにチャレンジするものですから。
<その95:保護者が退所を希望する。「利用条件不適合型」>
2つありまして、1つは児童クラブの設置主体や運営主体が提示している、児童クラブの申請要件を満たさない場合です。育児休業になったとか、週1日や2日の勤務になってしまったという場合。これはやむをえません。運営支援は、いずれ児童クラブは就労要件に関わらず「子育て支援」の仕組みとして国民の子育てを支える役割を担わせるべきだという考えです。子育てに悩み、戸惑っている子育て世帯は本当に多い。子育てに関する知識や心構えを、まだ地域コミュニティが存在していた昭和時代であれば地域のおばちゃん、おじちゃんたちからあらゆる機会を通じて伝えられてきたのですが、今はもうそういうことはできません。頼りとしているのはネット情報ですが、これは知らず知らず偏った情報ばかりが目の前に提示されてしまう仕組みです。客観的で正確な育児に関する知識、情報が提示されるとは限りません。その結果、困った子育て、戸惑いばかりの子育てに陥ることがあるのです。児童クラブは、正しい専門的な子育ての援助、支援の知識を有する専門職員を擁して国民の子育てを支える社会資源として機能するべきである、というのが運営支援の強い希望です。
さてもう1つは、保護者の就業状況の変化であってもお迎えに間に合わない場所に転勤になったとか、車がつかえない状況で電車やバスが廃止されたとか、下の子が入所できた保育所がとても遠い場所で、そちらに行ってから児童クラブへ迎えに行こうとしても閉所時刻に間に合わなくなるとか、児童クラブを利用したくても保護者の送迎がうまくいかない、という事情です。どうしようもない状況ですが、児童クラブの開所時刻、閉所時刻が例えば他地域に比べて不利であるなら、その改善を求めることはするべきでしょう。隣の市町村は朝7時半に開所するのに自分の地域は午前8時にならないとこどもを受け入れないとか、迎えも午後6時半までとなっていて、隣のまちでは午後7時まで大丈夫なのに、ということです。これは結構あるんですね。利便性の向上を要求するのはまったく問題ありません。そもそも就労を支えることは児童クラブの使命の1つです。
<その96:保護者が退所を希望する。「経済的負担型」>
児童クラブの無償化を求める声は年々、高まっているように感じます。運営支援も今年、ネットメディアから「どうして児童クラブの無償化は難しいのか」というテーマで取材を受けたこともありました。児童クラブの利用料はこれまた地域差や運営主体(つまり、事業者)によって大きく異なるので、毎月5000円以下で済む地域があれば、1万5000円必要という地域もあります。これはなかなか、一般的に理解が難しい状態です。児童クラブの運営のスタイルによって異なる、ということなのですが、「なぜ運営のスタイルが異なるのか」を説明するとそれこそ何万文字もの分量が必要です。ものすごく大雑把に書けば、「職員に支払う人件費を多く確保するか、それとも抑制しているか」と「職員が勤務している時間帯の長短」の、この2つ違いになります。
ほとんどの市区町村で児童クラブの利用料に関しては減免制度を設けているようですが、問題は、減免制度にぎりぎり対象外となってしまった子育て世帯です。減免適用なら毎月1万円程度の利用料支払いが5000円で済んだのに、今年度は適用外となってしまったという世帯ほど、利用料負担の重さは、児童クラブの退所を考える事情になります。つまり、相当程度の所得の少なさにある世帯よりも、そこそこの所得があるけれど決して余裕はない子育て世帯のほうが、児童クラブに支払う経済的な負担が重いという逆転現象になるということです。わたくしの実務上の体感ですが、減免制度適用の世帯の利用料の未納、滞納はないわけではないですが、前年度に減免だった世帯が減免から外れた年度は未納、滞納が目立つということは、実感として目にしてきましたし、未納や滞納が目立つ世帯を調べると、パート就業でそれほど収入がなさそうな世帯(わたくし、運営の総責任者でしたから就労証明書も全世帯確認していたわけで、就業先や就業形態でおおよその収入は想像できたものですから)であることが想定できたものです。
これもまた、保護者個人の努力ではどうしようもない部分です。運営支援は児童クラブの運営経費の負担に関する国の考え方にずっと修正を求めています。もっと保護者負担を軽減する考え方に移行するべきでしょう。公設公営クラブでは応能負担を取り入れている地域もありますが、民設クラブであっても応能負担の考え方を部分的にでも取り入れることも必要でしょう。
保護者が家計において相対的に「児童クラブに使う金額が、割高」と感じることも、保護者が児童クラブを退所する大きなきっかけです。児童クラブの料金負担を感じるのは絶対的に所得が少ない世帯だけではなくて、毎月の家計の収入が100万円あっても、「あの利用料で、あの児童クラブの内容かぁ」と思えばそれは割高感が生じるものです。「プラス2万円で週3日の塾に行ける」と学習塾の費用と比較して児童クラブを辞めようかなと思う保護者もいます。それはもう個々の世帯、保護者の判断ですから外部の者が口をはさむ余地はありませんが、「投資」として考えた場合はどうですか? と運営支援は言いたい。「こどもの成功を願いうのは親の常。いま、あなたのこどもにとって、伸ばしたい能力は何ですか?」を考えたとき、知識をどんどん伝えることか、知識を率先して取り入れる方向性を伸ばしていきたいか、「いま、どの分野を伸ばすことに投資するべきか」を考えてみてはいかがでしょうかと、運営支援は口を出したいですね。
(この分野においては運営主体が事業を継続かつ安定的に持続されるためにどんな事業展開が必要か、というビジネスの視点が求められると運営支援は考えます)
保護者の経済的な事情で児童クラブの利用が制限されることは、児童福祉の世界にある児童クラブにおいては本末転倒。あってはならないことです。児童クラブを利用したいが経済的に不安である、という保護者は遠慮なく児童クラブ側に相談してください。児童クラブ側はそのような相談を受けたら行政執行部としっかり調整、交渉してください。
<その97:こどもも保護者も利用したいのに難しくなる「不可抗力型」>
あまり件数はなさそうですが、小学校の統合に関連して児童クラブも統合されると、居住地からの距離を考えてみると児童クラブの利用が難しくなる場合があります。小学校の統廃合は今や都市部でも行われています。必ずしも中山間地や、人口が少ない自治体だけの話ではありません。すべての保護者が車を自由自在に利用できるわけではないので、自転車や公共交通機関を利用する保護者や、運転に不安がある保護者であれば、児童クラブの統廃合によって距離が遠くなった児童クラブの利用に不安が出てくることが、徐々に生じているようです。これもまた子育て世帯側の努力でどうにもなるものではありません。「送迎支援事業」の補助があり、児童の自宅への送迎も要件を満たすのですがいかんせん、額が低いですね。待機児童がないクラブでは1支援の単位あたり約58万円では、とても年間を通じた個別送迎には対応できません。学区の広さに応じた補助額の設定が必要でしょう。
※「トリセツ」シリーズは不定期に掲載しています。
第15回は2025年8月9日掲載でした。
<その61:なかなか職員の採用ができません。求人の応募がありません。どうすればいい?>
<その62:来てほしくない人が応募してくると大変面倒です。うまい手はありませんか>
<その63:児童クラブの仕事に向いている人が募集してくるような、巧い募集の文言はありますか?>
<その64:採用で、決して行ってはいけないことがありますか?>
<その65:採用に関して法令的に欠かせないことを教えてください>
第16回は2025年8月23日掲載でした。
<その66:ギュウギュウ詰めで困った!>
<その67:児童クラブに入れなくて困った!>
<その68:児童クラブで働いてくれる人が足りなくて困った!>
<その69:親が児童クラブに無理やり行かせるので困った!>
<その70:児童クラブの利用を始めた親なんですが、もっと忙しくなって困った!>
第17回は2025年9月20日掲載でした。
<その71:そもそも児童クラブの公立とか民間って何?>
<その72:公営、民営の区別を押さえておこう>
<その73:公立学童とは? 民間学童とは?>
<その74:利用料が高くなる原因は?>
<その75:公設公営、公設民営、民設民営、民間学童保育所、それぞれの特徴>
第18回は2025年10月24日掲載でした。
<その76:児童クラブ職員側から保護者へは「普段からこまめな声掛け」をしよう>
<その77:児童クラブ職員側から保護者へは「こどもが、どんな小さなことでも進歩、前に進んだことがあれば、褒めて伝える」こと。>
<その78:トラブルや困ったことこそ、「事実」を「すぐに」そして「丁寧に」>
<その79:児童クラブの保護者から職員には、「保護者ができる限り質問して!」が理想です>
<その80:児童クラブの保護者から職員には、「お願いですから、小さなことでも評価してあげて」がさらなる理想です>
<その81:児童クラブの保護者さんには「みんなが過ごす場」という意識を持ってください>
第19回は2025年11月20日掲載でした。
<その82:放課後児童クラブで必要なお金:利用料>
<その83:おやつ代>
<その84:延長利用料>
<その85:時間外料金>
<その86:保護者会費(父母会費)>
<その87:(傷害)保険料>
<その88:昼食代>
<その89:その他の費用>
(お知らせ)
<社会保険労務士事務所を開設しました!>
2025年9月1日付で、わたくし萩原が社会保険労務士となり、同日に「あい和社会保険労務士事務所」を開業しました。放課後児童クラブ(学童保育所)を中心に中小企業の労務サポートを主に手掛けて参ります。なお、放課後児童クラブ(学童保育所)に関して、労働関係の法令や労務管理に関すること、事業に関わるリスクマネジメント、生産性向上に関すること、そしていわゆる日本版DBS制度に関しては、「あい和社会保険労務士事務所」を窓口にして相談や業務の依頼をお受けいたします。「あい和社会保険労務士事務所」HP(https://aiwagakudou.com/aiwa-sr-office/)内の「問い合わせフォーム」から、ご連絡のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」は、引き続き、放課後児童クラブ(学童保育所)の一般的なお困りごとや相談ごとを承ります。児童クラブの有識者として相談したいこと、話を聞いてほしいことがございましたら、「あい和学童クラブ運営法人」の問い合わせフォームからご連絡ください。子育て支援と児童クラブ・学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と児童クラブ・学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)
