放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する人、職員へのヒント。「児童クラブのトリセツ」シリーズ14は「夏の学童のお仕事」!

 放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者をサポートする「運営支援」を行っている「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台に、新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描く、成長ストーリーであり人間ドラマ小説「がくどう、 序」を書きました。アマゾンのみで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc) お読みいただけたら、アマゾンの販売ページに星を付けていただけますでしょうか。そして感想をネットやSNSに投稿してください! 最終目標は映像化です。学童の世界をもっと世間に知らせたい、それだけが願いです。ぜひドラマ、映画、漫画にしてください!
 放課後児童クラブの様々なことを紹介していく「トリセツ」シリーズ14回目は、夏休みに児童クラブで働きたいと考えている人に向けての内容です。夏の学童バイト、学童パートに不安や疑問、知りたいことがある人は必見ですよ。
 (※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所と同じです。)

<その56:夏休みの児童クラブ、学童保育のアルバイトやパートは、どんな仕事の内容になりますか?>
 まずは、アルバイトやパートを募集している児童クラブ事業者に確認をしていただくことは大前提として、夏休み期間中のバイト、パートによくある仕事の内容について紹介しましょう。
「こどもと一緒に遊ぶ仕事。遊びのプレーヤー」:特に学生のアルバイトには期待される仕事内容です。体力勝負の面がありますからね。猛暑ですと外で遊ぶ時間が減るのですが、サッカー、鬼ごっこは短時間でも体をうんと動かすのでこどもたちも楽しめます。熱中症警戒アラートが出ている時間帯や光化学スモッグ注意報、あるいは突然の雷雨では室内遊びの時間です。ボードゲーム、カードゲーム、けん玉、あるいは少しでも体を動かそうと紙風船バレーボールなどがあるかもしれませんね。ブロック、積み木、スライムづくり、工作、折り紙、塗り絵もあります。ビーズ、プラ板工作はこどもたちに大人気です。
 よく、年配の男性に見られますが、「クラブの片隅、または校庭の隅っこで、ぼーっと突っ立ったまま(あるいは座り込んだまま)、こどもの様子を見ている(ようで実は見ていない。見ているふりをしている)」ということがあります。それは、お仕事をしているとは言えません。あえて言いますが「給料泥棒」ですよ。

「おやつ関係」:おやつの準備、片付けが中心です。こどもと一緒におやつを食べるのも、大事な仕事です。学生よりも主婦経験者が頼りにされる分野です。おやつの調理は、細菌検査の関係で短期間のみ働く人には分担があることはそうそうないでしょう。おやつを配る、食べ終わったらコップや食器を片付けて洗うという仕事になります。簡単そうですが、実は非常に注意を要する仕事です。「食物アレルギー」には要注意です。特定のアレルギー物質(アレルゲン)が含まれているおやつを、食べさせてはならないこどもには絶対に渡さないこと。こどもが間違った、あるいはふざけて、食べてはいけないおやつを食べることが無いようにしっかりと気を付けなければならない仕事です。

「保護者の送迎対応」:こどもが児童クラブに入退室する際はカードで記録する方法が主流になってきましたが、それでも、こどもひとりひとりの登所、降所の状況を正規職員又は常勤職員が直ちに把握することは重要です。保護者が朝、こどもを連れてきた、あるいは夕方から夜、保護者がこどもを迎えに来た時に、あいさつをして対応すること、そしてこどもが来たこと、帰ったことを正規又は常勤職員に報告する仕事です。また、こどもが活動中に何らかの出来事があってそれを保護者に伝える、説明をすることが必要なとき、その対応をする正規又は常勤職員に対して、「〇〇くんのお母さんがお迎えに来ましたよ」と伝えることも大事な仕事です。

 そのほか、施設内外の整理整頓、清掃(トイレ掃除含む)、小学校のプール利用時の送り迎え、緊急の買い物などが考えられる仕事です。

<その57:児童クラブのアルバイト、パートに向いているかどうか不安です>
 児童クラブでのアルバイトやパートに向き、不向きはあるのでしょうか。一般論としていえば、私(萩原)は「向き、不向きはある」と感じています。向いている人は、「コミュニケーションが苦手ではない人」です。逆に児童クラブでのバイトやパートがあまり向いていない人は「人に話しかけるのが苦手な人」です。
 児童クラブの仕事は、人が人を支える仕事です。そのために他者とコミュニケーションを常に維持して様々な業務を行います。つまり「コミュニケーション労働」です。ですから、こどもや同僚、先輩職員とコミュニケーションを取るのが苦手な人は、児童クラブのお仕事は向いていません。性格が明るいとか、暗いとか、はきはきしているとか、物静かであるとか、そういうことはほとんど関係ありません。物静かな人でも、こどもと頻繁にコミュニケーションがとれる人なら、こどもから信頼を得ることはさほど難しくはありません。一方で、とても明るくて口数が多くても、それが常に一方通行の会話の発信であって、「相互に」コミュニケーションが取れない人は、児童クラブでのお仕事は向いていません。こどもは、一方的に自分のことを話してこどもの話を聞いてくれない大人のことが、たいていは大嫌いです。

 もっといえば、「人に興味があること」はとても大事な要素です。「あの子は、いま、何を考えているのかな」とか「あの先生、ちょっとイライラしているけれどどうしたんだろう」と、「人間の喜怒哀楽に興味関心がある」人は、児童クラブのお仕事が天職になります。一度、児童クラブで働いたらもう他の仕事はつまんなくなると言えるぐらいです。なんといっても、何十人もの人間が過ごしている場所です。それだけの喜怒哀楽、つまり人間ドラマが渦巻いているのが児童クラブです。人間に興味関心がある人なら、これほど楽しい世界はありませんよ。そして人間に興味がある、人間が大好きという人は、「人を、人として真正面から受け止められる」人であることがほとんどです。そこには、人の尊厳や人権をしっかりと守ろうという意識が自覚はなくともしっかりと保持されているものです。児童クラブは、こどもの権利、人権を絶対的に守る場所ですからね。

<その58:実は、こどものことがそれほど大好きではありません。それでも児童クラブでのバイトはできますか?>
 例えば「こどもが視界に入るだけでムカムカしてくる」ぐらいこどもが苦手、嫌いであるなら、それはもちろん児童クラブでのお仕事は向いていません。ストレスがたまるだけですから、他のバイトを探しましょう。ただ逆に「わたしはこどもが大好きなの。こどもこそ、あらゆることを超越した絶対的に優越する存在」と、こどもを過度に神聖視するようなことや、「もう、こどもが大好きで大好きで、こどもがやることなすこと全てが素敵」という「こどもかわいがり」もまた、児童クラブのバイトにおいて致命的な失敗をする可能性があります。
 例えば、こどもが大好きなあまり、こどものやることをすべて肯定するという人は、こどものいたずらや、意図的に行った、よろしくない行為についても「まあ、こどもだからそういうことはあるよね」として正規職員等に報告、連絡しないことがあります。それが後日、大問題となることだってあります。こどもが悪ふざけの中でほかのこどもを叩いた、あるいは悪口を言った、その様子を目の当たりにしていたのに正規職員に報告や連絡することをしなかったがゆえに、数日後、叩かれたり悪口を言われたりしたこどもの保護者から強硬なクレームが児童クラブに寄せられた、ということです。

 ですので、こどもが大好きでなければ児童クラブのバイトに向かない、ということは全くありません。大嫌いなら向いていませんが、大好きだから児童クラブのバイトがうまくいく、ということは全く関係ありません。安心してください。児童クラブで働く正規職員にも、「実はそれほどこどもが好きではない」という人は普通にいます。ただ、「こどもは大事な存在だ」ということはまず間違いなく理解していますし、「こどもの権利は守られねばならない。こどもが幸せな未来を迎えるために大人たちが尽くすことがある」と考えている人がほとんどです。
(とはいえ、ひどい運営をする児童クラブには、こどもの権利や「育成支援」という児童クラブの中核的な事業について本質的な理解をせずに、単にこどもを管理監督することが仕事だ、としているクラブがあります。運営事業者そのものが、働く職員に対してそのような意識を植え付けている場合もあります。)

<その59:これだけはダメというのがあったら教えてください>
 これは何度も言っていますが、「遅刻」と「無断欠勤」は、絶対にアウト。ダメ。失格です。まず遅刻ですが、児童クラブのお仕事であろうが他の会社の仕事であろうが、仕事をするということは「社会において、契約を結んでその契約を果たすこと」です。遅刻は、その契約を不完全な状態に追い込むことです。絶対に遅刻は、しないこと。「朝、起きれるかどうか心配」なら、朝に確実に起きられる手段を考えて実行してください。万が一、寝坊をしたりシフトの勘違いをして出勤時刻寸前に気が付いた場合は、「即座に」クラブに連絡しましょう。緊急連絡先は教わっているはずです。まず連絡する。謝る。この2つができれば、「次はしっかりしてね」で済むかもしれません。
 ただ、こういうことがあるかもしれませんよ。朝の出勤予定でした。遅刻をしてしまって、クラブの玄関を開けることができませんでした。そのせいで、保護者が勤め先に遅刻しました。その保護者は遅刻の結果、大事な商談を取引先に断られてしまいました。保護者の勤め先の会社は大損害を被りました。「損害は、児童クラブが定刻どおりに開所しなかったことによる遅刻が原因だ」として児童クラブ側に賠償を求めてくるー賠償はなかなかありえないかもしれませんが、保護者から「出勤が遅れて欠勤控除になった。その補償をしてください」と要求されたことは私も現実にありました。
 ですから、遅刻はダメゼッタイ。まして無断欠勤は許されません。児童クラブは、税金からなる補助金をいただいて運営する事業です。つまり「公の、公共の福祉のためのお仕事」なんですね。社会的に責任が重い仕事です。その割に賃金が安すぎるのは本当に悔しいですが、それはそれ。社会インフラでもあるお仕事ですから、無断欠勤するような、いい加減なことをしてはなりません。無断欠勤した人はおそらく「もうあなたをシフトに入れません」とクラブ側から言われるでしょう。それほど「信用ならない」人間とみなされるということです。

 以上は社会人としての最低限の心得です。児童クラブでのお仕事に関していうと、このことだけは胸に刻んでください。
「こどもも、おとなも、1人の人間。こどもだから適当でいい、こどもだから我慢させても良い、ということは何一つない。こどもも、大人も、同じ権利を同じだけ守られねばならない」
 よく「こども扱い」という言葉を使いますが、それは「こどもは大人と比べて能力も立場も何分の1ぐらいの程度だから、不完全で仕方がない。だから、こども扱いとは、一人前ではないことを認めている」ということです。嫌なことばですね。こどもだって一人の人間ですから、こどもも大人も同じように「一人前」であるはずです。
 ところが現実はそう思っていない大人社会がどっしりと横たわっています。今回のテーマではないのであれこれ書きませんが、例えばこどもをギュウギュウ詰めにさせている大規模状態のクラブなんてものは、「こどもだからちょっとぐらい我慢させとけ」と考える大人の、こどもの軽視そのものです。
 児童クラブで短期間であってもバイト、パートするみなさんには「こどもだから、このぐらいでいいよね」と思わないでくださいね。常に全力でこどもと向き合ってください。こどもは、人間として対応されることによってその尊厳が守られるのですから。「そんな理想論ばかり言わないでください。こどもは自分の立場をうまく使って難局をズルして乗り越えようとしますよ」と言う児童クラブ職員からの反論が私にとどきそうです。私に言わせれば「そんなことは、大人だって同じじゃないか。機会があれば手抜き、ズルしてやり過ごそうと考えている大人なんてわんさかいるぞ。言い訳ばかり並べてごまかそうとする大人だらけじゃないか」です。

<その60:実際に現場で働くうえでの、注意点はありますか?>
 たくさんありますが、児童クラブのバイト・パートの初心者さんであると想定して、いくつか紹介します。
「暴力、暴言は絶対にしない。まして性暴力は言うまでもない」:こどもの行動にどんなに立腹しても、児童クラブの職員である者が暴力や暴言で対応してはなりません。それは犯罪行為であることを理解しましょう。こどもを叩く、ひっぱたく、おしりを叩くということは、ダメなんですよ。とりわけ年配の方に強く申しておきます。あなたたちがこども時代に大人からされたことの多くは、今の時代、アウトです。こどもは一発二発、叩けば言うことを聞くんだ、というのは今の時代、逮捕されることを理解しましょう。そもそも昔の時代だって本来は人権侵害だったのです。ただ、その時代は、こどもの権利を守ることの理解を欠いていた時代だったから社会が気づかなかっただけのこと。ここで年配の方にさらに伝えますが、こどもは初めて出会う年配の方に「くそじじい、くそばばあ」的なひどい言葉遣いをします。それに怒ったり悲しんだりする人が結構多いです。確かに言われてうれしい言葉ではありませんが、これは、こどもの「試し行動」と評されるもので、「この人はどこまで自分を受け入れてくれるのか」をこどもなりに測っていると考えてください。私は、新たに雇った年配の方から「こどもからあんなにひどいことを言われるなんて心外。今のこどもは心が濁っている」とすぐに退職を申し入れられたことが数えきれないほどありますが、それこそ、こどもを神聖視し過ぎている、こどもは常に純粋無垢の存在であると勝手に捉え違いをしているのですね。もちろん、こどものそういった行動は事前に児童クラブ側が事前研修としてしっかりとバイト、パートの方に説明しておく必要はありますね。
「こどもとのスキンシップについては、事前に児童クラブ側に説明を受けておく」:おんぶをせがんだり、座っていると上に載ってくるこどもは結構います。こどもとの「距離感」「スキンシップ」については、そのクラブ、事業者ごとに厳密に対応を定めているはずです。定めていなかったら、それはいい加減な運営をしているクラブです。どういう状況なら許されるのか、どうなのかは、事前にしっかりと確認しておきましょう。一瞬の場面だけを目撃した第三者から「あのクラブの職員が、こどもに密着している。何か変なことをしているのではないか」とあらぬ疑惑をかけられて関係機関に通報される、ということもありえます。

「こどもの一挙手一投足は、なるべく見逃さないようにする。こどもの会話の内容も、漫然と聞いているだけにしないで、そこに何か、こどもが伝えたいことが隠されているかもしれないと、頭の片隅で注意をしておくこと」:こどもにとっては、夏休みだけのバイト、パートであっても、頼りになる(はずの)大人です。もし万が一、家庭や他の場所で、こどもが意に沿わない状況に追い込まれていてそれを大人に知らせたい、気づいてほしいということで何らかのヒントを発信しているかもしれません。こどもが会話の中で、ぼそっと「すぐにぶたれる、叩かれる、家から追い出される」ようなことを言っていたのを聞いたときには、すぐに正規職員、常勤職員に報告しましょう。こどもの顔や腕、足など、露出していて見える場面に傷や、あざ、がないかどうかもさりげなく確認しましょう。

「特に外で過ごしているときは、周囲の不審者に気を付ける」:こどもを襲おうとする人が、突然現れるかもしれませんね。周囲の状況には注意しましょう。クラブの中にいても、窓の外を見て、怪しい人がいないかどうか注意することもしましょう。

「正規職員など上司、上長の指示は必ず守る」:当然です。指示を受けて任された仕事に全力で取り組みましょう。「こどもとあそぶ」ことは、児童クラブの中核的な業務です。あそびこそ仕事ですよ。

「あいさつは、はっきりしっかりと。送迎に来た保護者にも、クラブで働いている職員にも、そしてこどもにも」:モグモグと口ごもらず、頑張ってあいさつしましょう。こどもには、どんどん話しかけましょう。コミュニケーションが必要な仕事ですからね。

「熱中症には最大限の注意を払う」:自分自身もそうですが、熱中症による体調の異変、変化には超敏感になりましょう。熱中症は、人が死ぬ症状です。こどもは自分自身で体調の悪化を訴えるのが難しい場合が多いので、事前に熱中症予防対策のレクチャーを受け、そのレクチャー通りに早期発見に尽くしてください。

 なんだか、あれもこれもやれ、守れと書き連ねましたが、実のところ、向いている人は本当に楽しい仕事なんですよ、児童クラブのお仕事は。だからこそ、つい、おろそかになってしまうこともあるんです。こどもと関わる、こどもの成長を見ていきたい、子育てに奮闘しているパパママを応援したいという人には、児童クラブの仕事ほど、楽しくてそれでいてお給料ももらえるというのは、他にありません。ハマる人にはどっぷりハマるほど充実できる仕事ですから、あえてたくさんの注意点を紹介したということです。人が育っていくこと、子育てを支えていくことを業務とする仕事は、そうそうありませんからね。

(これはあえて申しますが、過去に、いわゆる性犯罪や盗撮行為をして裁判で有罪となった方は、児童クラブでのお仕事は考えないでください。就業が禁止されているわけではありませんが、いずれ、そのような方は、直接に子どもに関わる業務に就けなくなると考えてください。自分の犯罪歴について、特定の人であっても児童クラブ側に知られることにもなります。その点について不安がある方はご面倒でも、有料にもなりますが、弁護士さんに一度相談してみてください)

 さて運営支援からの最後のお願いです。夏休みに児童クラブでバイト、パートをして「よかった!」と感じましたら、ぜひ引き続き、児童クラブでバイトやパートを続けてください。学生は、学校が始まるとなかなかバイトに入れないでしょうが、試験休みとか、また冬休み、春休みもまたバイトできます。パートの方も、夏休みと言わず、通年での勤務を考えてください。こどもの育ち、人間の成長を支えるという、とても大切で重要で、それでいて、奥が深い仕事です。ぜひ児童クラブでのお仕事を、前向きに考えてくださいませ。

※このシリーズ、今後も不定期に掲載します。取り上げてほしいテーマ、課題がありましたら、ぜひリクエストしてくださいね。旧ツイッター(X)にポストしていただいても構いません。 
掲載履歴:第1回は2024年12月20日掲載です。
<その1:放課後児童クラブって?>
<その2:放課後児童クラブと学童保育所は違うの?>
<その3:放課後児童クラブとか学童保育所は、なんのためにあるの?>
<その4:児童クラブに入るのに条件が必要?>
<その5:必ず入れる児童クラブがあるって本当?>
第2回は2025年1月4日掲載です。
<その6:新1年生の保護者が放課後児童クラブで気を付けておきたいことは?>
<その7:児童クラブに行っていると勉強の時間が足りなくなりそう。もっと勉強させててもいいんじゃない?>
<その8:うちの子、とてもおとなしいので4月から児童クラブになじめるかどうか心配です>
第3回は2025年1月13日掲載です。
<その9:入所する放課後児童クラブは学校が休みの日に弁当持参ですが、カップラーメンは禁止です。なぜ禁止するのですか、理解できません>
<その10:児童クラブに持っていく弁当は、コンビニ弁当ではダメなのですか?冷凍食品は恥ずかしい?>
<その11:子どもの発熱は何度ぐらいまでなら大丈夫ですか? 発熱しても児童クラブを利用できますか?>
<その12:児童クラブの職員は、どういう人たちが多いのですか? 資格はあるのですか?>
第4回は2025年1月27日掲載です。
<その13:入所ができる放課後児童クラブには保護者会(父母会)があります。入りたくないので入らないでも大丈夫ですか?>
<その14:子どもが入る予定の児童クラブは午後5時ごろまでは希望者が全員入所できるのですが、それも放課後児童クラブですか?>
<その15:児童クラブの利用料が月ぎめなんですけれど、利用する日だけ料金を支払えばいいじゃないですか。おかしいです>
<その16:児童クラブでは子ども同士のトラブルが多いと聞きます。トラブルを起こす子どもは厳しく対応して、クラブをどんどん辞めさればいいと思うのですが、間違っていますか?>
第5回は2025年2月8日掲載です。
<その17:放課後児童クラブを退所、退会、辞めるタイミングはいつごろがベストですか?>
<その18:高学年になっても児童クラブに通っていることは恥ずかしいですか?自立していないと思われますか?>
<その19:夏休みや冬、春休みだけ児童クラブを使いたいのですが、わがままですか?むしろリーズナブルですよね>
<その20:児童クラブの職員が、子どもたちに「先生」と呼ばせています。教員でもないのに、なんで先生なのですか?おかしくないですか?>
第6回は2025年2月18日掲載です。
<その21:夏休みの留守番が不安なので夏休みだけ放課後児童クラブを利用したいのですが、夏休みだけの入所が難しそうなので4月から放課後児童クラブに入所します。学校がある日は留守番させるので、夏休みになるまでクラブを利用しなくてもいいですよね?>
<その22:放課後児童クラブの職員にかなりの年齢を重ねた高齢者がいます。不安ですが、大丈夫ですか?>
<その23:放課後児童クラブの職員には誰でもなれると聞きました。過去に子どもへの卑劣な犯罪をした人が入り込んでいないかどうか不安です。対策はしているのですか?>
<その24:SNSを見ると、保育所では配置されている保育士の人数が少ないので子どもへの不適切な関わりが起きても仕方がないと投稿している人がいます。児童クラブでも同じなんですか?>
第7回は2025年3月10日掲載です。
<その25:子どもが新1年生となって4月1日から児童クラブの利用を始めます。注意点を教えてください>
<その26:うちの子は花粉症です。児童クラブで薬を飲ませてほしいのですが、やってくれますよね?>
<その27:うちの子どもにはアレルギーがあります。しっかり対応してくれますよね?>
<その28:できる限り、早く迎えに行った方がいいですか?仕事を早退した方がいいですか?>
第8回は2025年4月3日掲載です。
<その29:「行き渋り」とは、なんですか? 何がそんなに大変なのですか?>
<その30:「行き渋り」の前兆、兆候はどうやって見つける?>
<その31:行き渋りになりかけているみたい! どうしたらいい?>
<その32:行き渋りを予防するには?>
第9回は2025年4月10日掲載です。
<その33:こどもが学童に行きたくないと泣き叫んでいます!>
<その34:しまった! 予想外の残業! 学童のお迎え時間に間に合わない!>
<その35:お弁当(おやつ)を忘れた!>
<その36:利用料(保護者負担金、保育料)の支払いを忘れた! 支払いたくてもお金がない!>
<その37:うちの子が、他の子に、けがをさせてしまった!>
第10回は2025年4月23日掲載です。
<その38:採用した職員が、もう辞めたいと言っています!>
<その39:正規職員同士がバチバチ! 険悪な児童クラブになってしまっています!>
<その40:職員が育たない! なかなか信頼できるまでにならない!>
<その41:近隣住民との関係が悪化してしまった! こどもの声がうるさいと怒鳴り込まれた!>
第11回は2025年5月21日掲載です。
<その42:夏休みと放課後児童クラブの関わりでは、何が問題なの?>
<その43:うちは、児童クラブを夏休みだけ利用したいのに、なぜ利用できないのですか?>
<その44:夏休みだけの利用ができるように、努力しているんですか?>
<その45:夏休みのお弁当、これ、どうにかならないの?>
<その46:児童クラブで、夏休みの宿題をしっかりやらせてください。それぐらい当然です>
第12回は2025年6月7日掲載です。
<その47:就職活動中です。学童保育の仕事って、正直どうですか? 少子化でいずれ失業しませんか?>
<その48:夏休みにとても職員数が足りないのでアルバイトを雇います。学生のアルバイトはどうですか? 高校生はどうですか?>
<その49:夏休みに学童でアルバイトをしてみたいのですが、注意するところは何ですか?>
<その50:夏休みのパート、アルバイトが見つかりません!>
<その51:保護者ですが、夏休みの児童クラブの職員体制が不安です。変な人が紛れてきませんか?>
第13回は2025年6月23日掲載です。
<その52:まだこどもはいませんし、漠然としていますが、放課後児童クラブを利用するかもしれません。この段階で、できる準備はありますか?>
<その53:もう家、マンションを買っています。どうすればいいですか?>
<その54:待機児童がない地域に住んでいます。どんな準備が必要ですか?>
<その55:あえてはっきりと言います。保育所やこども園、幼稚園などで、こどもが他児とトラブルを起こしがちな場合は、必ず事前に児童クラブと相談すること>

(お知らせ)
<新着情報!> 2025年6月から放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
 弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
 佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
 児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
 もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。(https://dbs.office-iolite.com/)

※新着情報はここまで。「お得情報」が下にあります!

〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
 さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
 この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
☆(お得情報!)
放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)