放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する人、職員へのヒント。「児童クラブのトリセツ」シリーズ12
放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者をサポートする「運営支援」を行っている「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台に、新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描く、成長ストーリーであり人間ドラマ小説「がくどう、 序」を書きました。アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc) お読みいただけたらSNSに投稿してください! 口コミ、拡散だけが頼みです!
放課後児童クラブの疑問や不思議を(なるべく)分かりやすく、運営支援独自の視点で解説していく「児童クラブのトリセツ」シリーズです。12回目は、「学童でのお仕事」をテーマに展開しましょう。
(※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所と同じです。)
<その47:就職活動中です。学童保育の仕事って、正直どうですか? 少子化でいずれ失業しませんか?>
包み隠さず言いましょう。「正直、合う、合わないはありますよ。将来のことは、これも正直、分かりません。でもね、それって実はどんな分野の業界でも会社でも当てはまるので、深く考えても結論は分かりません。なので、学童で働いてみたいと思ったら、学童に就職することをお勧めします。」
合う合わないは、どんな会社、企業にもあること。マッチングなんて実際、その場に行ってみなきゃ分からないんですよ。第一希望の企業に入社出来ても、配属先があまり自分にしっくりこなかったり、希望していた配属先に行けても上司が苦手な人だったり、ということは、世の常なんです。学童、放課後児童クラブも同じです。特に、「少人数の職員が狭い空間で濃密に交流しながら一緒に仕事をしていく現場」なので、人間なら誰しもある、「ウマがあう、合わない」が強烈に意識される職場です。「仕事ぶりはすごいと思うけれど、人間としては全く尊敬できないし、大嫌い」というような人と、それこそ口臭が分かる距離で働く時間帯があるのが児童クラブです。また、「こどものことが、とても分からない。いつも困らされる」、さらには「保護者がクレームしか言わない。あれしてくれこれしてくれとサービスばかり要求してきて嫌過ぎる」という気持ちになる可能性も、それなりに高いのが事実です。そして事実として「それほどお給料が高くない。休みが多くないし、ハズレの事業者はサービス残業や持ち帰り仕事もある。残業代もしっかり出ているかどうか不安」ということは、言わねばなりません。
なんだか嫌なイメージを持ちましたか? 私(萩原)はバラ色の期待を持たせるような美辞麗句は言いません。ただしこれも言えることですが、「頼りになる先輩がいて、気にかけてくれる保護者が多い児童クラブは、こどもの支援、援助をしたいと思って児童クラブの就職を選んだ人にとっては、まさに天職!」でもあります。
少子化は確かに気になりますね。特に2024年の出生数の急激な低下が児童クラブにどのような影響を与えるか、まだ分かりません。ただこれもよく考えてみればわかるのですが、人が住むエリアというのは人口が増えている地域はいつの時代でも必ずあって、つまり人口が減る地域は今よりさらに広がるでしょうが、それでも人気のエリアは必ずあってそういう地域は人口が増えたり、あるいは減りはしないのです。そういう地域の児童クラブは決して廃業したりつぶれたりしません。ですので、あまり気にしてもしょうがない。だいたい企業や事業者なんて、どんな大企業だってひょっとしたら倒産したり破産したりするものです。私も驚いたのですが、山一證券にしても雪印乳業にしても倒産するなんて思いもしなかった。都市銀行なんて合併合併で、まさか第一勧業銀行や富士銀行の名前が無くなるなんて思わなかったですし、あの阪神と阪急が1つの会社になるって40年前の人たちに話すことができたら「そんなでたらめ言うたらあかんで!」と怒られますよ。世の中なんてどうなるか分からない。あのアメリカ合衆国の大統領がロシアの下僕のように振舞っているだなんてありえないと以前なら思っていたですし、独裁主義の専制国家に侵略されている西側諸国に属する国を見捨てようとするだなんて信じられませんからね。
ということで、学童で働いてみたいというなら遠慮なく働いてみてください。事業者をそれなりに慎重に選びましょう。できればその事業者でアルバイトしてみるといいですね。仮にですよ、就職して失敗した!となっても、他の児童クラブにはすぐに転職できますから大丈夫。新人職員がどういう気持ちで働いていけるかは、私の学童小説「がくどう、 序」でも味わえますから、児童クラブで働いてみたいという人はぜひ読んでみてくださいね。
<その48:夏休みにとても職員数が足りないのでアルバイトを雇います。学生のアルバイトはどうですか? 高校生はどうですか?>
夏休みはどこもかしこも児童クラブは働く人の絶対数が足りないですね。夏休みだけの短期間のパート、アルバイトがいないととても開所できないクラブばかりでしょう。夏のアルバイト確保は私も苦労しました。本当に大変です。
ですので、5月になったら先を見据えてどんどん募集のアピールをして、採用が決まれば予算が許す限り、勤務に入ってもらうことが大事です。もちろん、実際に働きだす前にはしっかりと児童クラブのイロハ、虐待防止とりわけ性暴力についてと、緊急時の対応(避難経路の確認や不審者対応など)については、しっかり教えましょう。
学生のアルバイト、運営支援は賛成です。まず大学生、短大生。保育関係を学んでいるなら万々歳。夏休みと言わず秋以降も働いてもらってそのまま就職してもらうことも考えてどんどん仕事の輪に組み入れていきましょう。保育関係ではなくても、放課後児童支援員の認定資格研修において受講資格のある、いわゆる学部要件に該当する学部学科に在籍している学生も同様です。どんどんシフトに入れていきましょう。
学部要件には関係ない学部の学生でももちろん大歓迎。大学生ともなれば、体力の不安がないので、夏休みに最も大事な長時間のあそびの時間の主力となってくれます。そしてこどもの遊び相手だけにとどまらず、正規職員、常勤職員の業務の教え方によっては、正規常勤の仕事を大いに助けてくれる存在になります。
では高校生はどうでしょう。高校生の児童クラブでのアルバイトを認めていない事業者は結構多いですね。私は高校生のアルバイト、大賛成です。むろん、高校生をアルバイトに雇う雇わないは事業者が決めればいいことで、それに正否はありません。ただ、「こどもの命に係わることだから高校生には無理」という考え方は私にはあまり響きません。高校生だろうがシニア層だろうが人の命をぞんざいに扱う人は、どんな年代にだってごく少人数でしょうがいるでしょう。年齢的な知識、教養の不足というのではないと私は考えています。高校生だから児童クラブの仕事は無理とは全く思いません。高校生より仕事ができないパート職員や正規職員を嫌というほど私は見てきました。大事なのは「仕事に対する積極性、理解しようと前向きに仕事に取り組めるかどうか」です。その姿勢がある16歳と、その姿勢が無い40歳なら私は16歳を選択しますよ。
高校生に育成支援のことや、それ以外の社会的なルールをこどもたちに教えていくことについて、多くのことを期待するのは厳しいでしょう。しかし、「こどもと一緒に遊ぶ」ことと「こどもが困っていることがあることに気づいたら、それを正規常勤職員に伝えること」は高校生でも十分にできます。高校生のうちは、こどもたちのお兄さん、お姉さん的な存在でクラブで働いてもらって、やがて大学や専門学校に進んだら、こんどは育成支援の観点を徐々に身に着けながらこどもたちと接していく、そしてすっかり児童クラブの仕事になじんだら、そのまま就職してもらう、というのが理想的ですね。
ですので、児童クラブの正規常勤職員は、アルバイト学生に対して、児童クラブの仕事、児童クラブを運営している事業者のことを好意的に評価してもらえるように工夫をしていきましょう。
<その49:夏休みに学童でアルバイトをしてみたいのですが、注意するところは何ですか?>
絶対にしてはいけないことをお伝えします。「無断欠勤と、遅刻」。もうね、無断欠勤と遅刻は、学童でのアルバイトだろうがカフェだろうがコンビニだろうがどこだろうが、「働いてお金をもらう」ことにおいては絶対にしてはなりませんよ。特に無断欠勤はもう、人間としてゲームオーバーだと思ってくださいね。
急にバイトに行けなくなったとか、寝坊しちゃったとか、うっかりシフトの日時を勘違いしていた、というミス、失敗は、人間ならあることです。そのときは、それに気づいたら直ちにその場所で、バイト先の学童、児童クラブに連絡してください。それができれば、再び人間として頑張れます。またゲームの舞台に戻れます。
つまり、働くってことは、約束なんです。契約です。契約は守らなければならないんですよ。たかがバイトだから、ではないんです。働いたその事実に応じて金銭が渡されるというのは、この社会の基本的な原則です。それが守れないということなのでゲームオーバーだということなんですよ。無断欠勤と、遅刻だけはやめましょう。
それ以外は、簡単です。「学童、児童クラブで、自分を指示する人の指示に従うこと」。これを守っていれば大丈夫です。たぶん「今から30分、外遊びだからこどもたちと遊んでくれる?」「こどもと一緒におやつを食べていてくれる?」などと指示を受けることでしょう。その通りに、こどもたちと一緒に同じ行動をすればいいのです。
夏休みのアルバイトですから、「それを失敗したら児童クラブの存続にかかわる」という業務を任せられることはありません。ただ、こどもと遊ぶということは、児童クラブ、学童保育にとって、一番重要な業務です。自動車メーカーが車を製造するのと同じことです。その最重要な業務の一端に加わっているという緊張感は、常に持っておきましょう。
その上で、こどもたちと話をしながら、こどもたちと遊んだり、一緒におやつを食べましょう。なお仕事以前の問題で、特におやつを食べているときは、こどもがふざけながら食べてのどにおやつを詰まらせるようなことがないよう、こどもの体調に異変が起きていないかどうかだけは、常に注意しましょう。夏は何といっても熱中症がこわいです。自分自身もそうですがこどもたちが暑さで体調に異変をきたしていないかどうかは、常に確認しましょう。
同様に、例えば学校の校庭やクラブ近くの公園で遊んでいるときには、不審な人物が、こどもたちに近寄ってきてはいないか、には十分に注意してください。バットや長い棒のようなもの、まして刃物(はさみもダメ!)を持った人がうろうろしているのを見つけたら、即座に正規常勤に連絡してこどもたちを避難させることになりますから。
採用の続きについては、18歳に達していなければ未成年ですから保護者と一緒に行ってください。18歳を超えていれば成人ですから自分で雇用の契約を結べます。ただし18歳に達していないからと言って、学童や児童クラブでアルバイトしたその給料を保護者の手に渡すことはありません。給料を払う側は、必ず、働いてくれた本人にそのお金を渡すことが法律で決まっていますから、自分自身で受け取ってください。つまり自分自身の銀行口座を作ることになりますね。「この子が学童で働いた給料は、親の私の口座に振り込んでください」というのは法律違反ですから、「給料は保護者さんの口座に振り込みますよ」という児童クラブ事業者は、法令順守ができていない事業者ですから、そういうところで働かない方がいいですよ。そうですね、バイト先としてハズレの児童クラブを見極めるには、そこで働いている人が楽しそうにしているかどうかで判断するといいでしょう。笑いながらというのではなくて、どんなに忙しそうに動き回っていても充実していればよくて、どんなに仕事が楽そうでも、職員がその顔をしかめて会社の文句を言ったり保護者の文句を言ったりしているようなクラブはハズレ、ということです。
<その50:夏休みのパート、アルバイトが見つかりません!>
おそらく、そのような児童クラブ、学童保育所だらけでしょう。だからとって、スキマバイト、スポットワーカーに頼るというのはちょっと待ってください。まず、働いてくれる人がいない状況を解消するために最も責任を負うのは、事業者です。事業の経営者です。職員を確保すること、つまり労務に関しての責任者は経営に当たる理事たちであり、実務上は理事長や代表理事、事務局長です。組織の経営にあたり、事業の運営を指揮する者の任務です。これらの人が無能であると、現場が苦労します。(その逆もまたしかりですが、どちらかと言えば経営側が無能や無関心ですね)
かといって現場が全く何もしないでいい、ということでもありません。雇われている以上、事業において全力を尽くすのもまた当然ですから、できる範囲のことは、しましょう。現場レベルでできることは、「口コミの拡散」です。とにかくもう、保護者に何度も何度も「いい人いませんか?」と声をかけること。これにつきます。そして、普段から、「誰もが充実して働ける児童クラブ」を意識して作り上げておきましょう。仕事は大変、休憩もぎりぎりなんとか確保できる状態、給料はまったく労働に見合わない、なんだかんだ大変だけども、そこで働いている人たちは、この仕事が、このクラブが大好き。そういう雰囲気になるようにしておきましょう。新しく入ってきたアルバイトやパートが、たとえ短期間であっても、仲間として心より歓迎しましょう。私はその、心からの歓迎の意識が、なんだか児童クラブの世界に足りないなぁと感じてきました。同じ職場の仲間ですよ、あれこれ考えず素直に歓迎しましょうよ。
短期の職員確保はほとんどが運営側の責任であり仕事です。とにかく告知、また告知です。求人広告は高いですが、今はハローワークに求人を出すと無料でネット上の他の求人広告に転載されますから、ハローワークに掲載することで十分です。予算の余裕があるなら有料広告に手を出しましょう。すでに働いている職員や、児童クラブを利用している保護者に向けて「紹介制度」を設けて活用することもいいでしょう。実際に契約に至った場合に1万円とか、3か月働いたらさらに1万円とか、額はどうでもいいのですがお礼を出すことです。なお、税法上の問題点はクリアしておいてくださいね。
児童クラブの求人は夏休み前が最もしんどいですが他の時期は求人をしていないかどうかといえば決してそんなことはなく、一年中、求人をしていることでしょう。それだけなかなか厳しいのが職員の確保です。幸いにもいま、職員が充足している、必要十分の職員がそろっている児童クラブさんは、その状態をずっと維持するために頑張りましょう。辞めた人の補充はなかなかできませんから。
<その51:保護者ですが、夏休みの児童クラブの職員体制が不安です。変な人が紛れてきませんか?>
そうですね、その不安を完全に除去できるようにすべての児童クラブは努力しなければなりませんし、採用時にはあらゆる児童クラブが、いわゆる変な人、つまりこどもに暴力をふるったりいじめたりするような人、性暴力を行うような人が児童クラブで働くことが無いように十分に気を使っています。その点は、スキマバイトを平然と使っている事業者以外においては、信頼してあげてください。スキマバイトを安易に使っている事業者については、私(萩原)は、現状において危険ではないものの不安が少しですが残ります。誰がその日に来るか分からない人を児童クラブの中に入れることをもって不安です。スキマバイトでやってきた人になぜ少し不安があるかといえば、実習(とはいっても賃金は発生しますが)で短時間、そのクラブで働いてみる、という段階を経ていないので不安ということです。実習時に、正規常勤職員がしっかりと監視をして、採用するかしないかを決められるのであればいいのですが、スキマバイトというのはもうその日に「戦力として」期待されるわけですからね。
このあたり、スキマバイト業界が児童クラブ側と相談することで、お互いにメリットのある労働の形態を生み出せればと私は考えます。何かそういう仕組みができないものですかね。児童クラブでの勤務経験者、実習経験者が登録してあって、そういう人の中から児童クラブ側が前もって指名した人とスポットワーク契約を結ぶ、ということと、児童クラブでの仕事は極力限定される、ということなど。
それはさておき、通常のアルバイト、パートを雇って働いている児童クラブであれば、夏休みだから変な人が紛れて働いているという可能性は絶対にゼロにはならないものの(世の中に絶対は、なかなかないという意味です)、普段と極端に変わって危険だ、ということでもありません。まずは、安心してください。
しいていえば、夏は暑いのでどうしてもこどもも薄着になります。そういう服装の面や、こどもの行動の面において、大人が徐々に分かりやすくさりげなく指導したり教えたり注意したりということですね。要は、「暑いからって服を脱がないで!」というようなことです。それは保護者だけではなくて児童クラブの職員の側も気を使っているはずです。水遊びをする機会があるクラブもあるでしょうが、着替えの時などは当然、男女が一緒になるようなことはしないようにしましょう。保護者もその点、気になったらどんどんクラブ側に質問していいですよ。
児童クラブに、こどもへの異常な性癖を持った人がまぎれこみはしないか、というのは保護者にとってもちろん不安ですが、それは事業者にとっても同じ。事業者は性暴力以外にも、盗癖だったりハラスメント防止にまったく理解が無い人だったりを雇っていないだろうかと常に不安なものなのです。「まっとうな」児童クラブ事業者であれば、です。残念ながら、児童クラブで働いている職員の資質にまったく興味関心がなく、ただ人数がそろっていればいい、という補助金ビジネスだけに夢中の事業者も、あります。そういう事業者には夏休みに関わらず、常に保護者がダメ出しをしていくことがとても重要なんですよ。
あと、「夏休みに学生が働いているのが不安」という保護者さんもいるでしょうか。児童クラブに限らず多くの職場で学生バイトが重要な労働力となっています。児童クラブだけが聖域である、というのは私は違うと考えています。しっかりと採用選考を経て働いている「はずでしょうから、こどもを迎えに行ったときに学生のアルバイトを見かけたら、ぜひ、声をかけて励ましてあげてください。その声掛けが、働いている学生アルバイトの励みになりますし、また緊張感を作ることにもつながりますから。そしておこさんにバイト適齢期の子がいるなら、ぜひ児童クラブでアルバイトをさせてみてはどうでしょう。児童クラブは、多人数のこどもと関わる、コミュニケーション労働の場です。コミュニケーション労働に慣れておくこと、コミュニケーション労働に適性を育てておくことは、将来おこさんが社会人になったときにとても必要なスキルになります。社会人は学歴うんぬんより、「同僚や顧客、相手先、つまり人間と、どうやってうまくやっていくかどうか」が重要ですから、児童クラブのアルバイトで、コミュニケーション労働に慣れておくことは将来、安定した社会人生活を過ごすためにとても役立ちますから。ぜひ、夏休みはもちろん、学校が始まっても、児童クラブでのバイトをお子さんに勧めてみてください。
※このシリーズ、今後も不定期に掲載します。取り上げてほしいテーマ、課題がありましたら、ぜひリクエストしてくださいね。旧ツイッター(X)にポストしていただいても構いません。
掲載履歴:第1回は2024年12月20日掲載です。
<その1:放課後児童クラブって?>
<その2:放課後児童クラブと学童保育所は違うの?>
<その3:放課後児童クラブとか学童保育所は、なんのためにあるの?>
<その4:児童クラブに入るのに条件が必要?>
<その5:必ず入れる児童クラブがあるって本当?>
第2回は2025年1月4日掲載です。
<その6:新1年生の保護者が放課後児童クラブで気を付けておきたいことは?>
<その7:児童クラブに行っていると勉強の時間が足りなくなりそう。もっと勉強させててもいいんじゃない?>
<その8:うちの子、とてもおとなしいので4月から児童クラブになじめるかどうか心配です>
第3回は2025年1月13日掲載です。
<その9:入所する放課後児童クラブは学校が休みの日に弁当持参ですが、カップラーメンは禁止です。なぜ禁止するのですか、理解できません>
<その10:児童クラブに持っていく弁当は、コンビニ弁当ではダメなのですか?冷凍食品は恥ずかしい?>
<その11:子どもの発熱は何度ぐらいまでなら大丈夫ですか? 発熱しても児童クラブを利用できますか?>
<その12:児童クラブの職員は、どういう人たちが多いのですか? 資格はあるのですか?>
第4回は2025年1月27日掲載です。
<その13:入所ができる放課後児童クラブには保護者会(父母会)があります。入りたくないので入らないでも大丈夫ですか?>
<その14:子どもが入る予定の児童クラブは午後5時ごろまでは希望者が全員入所できるのですが、それも放課後児童クラブですか?>
<その15:児童クラブの利用料が月ぎめなんですけれど、利用する日だけ料金を支払えばいいじゃないですか。おかしいです>
<その16:児童クラブでは子ども同士のトラブルが多いと聞きます。トラブルを起こす子どもは厳しく対応して、クラブをどんどん辞めさればいいと思うのですが、間違っていますか?>
第5回は2025年2月8日掲載です。
<その17:放課後児童クラブを退所、退会、辞めるタイミングはいつごろがベストですか?>
<その18:高学年になっても児童クラブに通っていることは恥ずかしいですか?自立していないと思われますか?>
<その19:夏休みや冬、春休みだけ児童クラブを使いたいのですが、わがままですか?むしろリーズナブルですよね>
<その20:児童クラブの職員が、子どもたちに「先生」と呼ばせています。教員でもないのに、なんで先生なのですか?おかしくないですか?>
第6回は2025年2月18日掲載です。
<その21:夏休みの留守番が不安なので夏休みだけ放課後児童クラブを利用したいのですが、夏休みだけの入所が難しそうなので4月から放課後児童クラブに入所します。学校がある日は留守番させるので、夏休みになるまでクラブを利用しなくてもいいですよね?>
<その22:放課後児童クラブの職員にかなりの年齢を重ねた高齢者がいます。不安ですが、大丈夫ですか?>
<その23:放課後児童クラブの職員には誰でもなれると聞きました。過去に子どもへの卑劣な犯罪をした人が入り込んでいないかどうか不安です。対策はしているのですか?>
<その24:SNSを見ると、保育所では配置されている保育士の人数が少ないので子どもへの不適切な関わりが起きても仕方がないと投稿している人がいます。児童クラブでも同じなんですか?>
第7回は2025年3月10日掲載です。
<その25:子どもが新1年生となって4月1日から児童クラブの利用を始めます。注意点を教えてください>
<その26:うちの子は花粉症です。児童クラブで薬を飲ませてほしいのですが、やってくれますよね?>
<その27:うちの子どもにはアレルギーがあります。しっかり対応してくれますよね?>
<その28:できる限り、早く迎えに行った方がいいですか?仕事を早退した方がいいですか?>
第8回は2025年4月3日掲載です。
<その29:「行き渋り」とは、なんですか? 何がそんなに大変なのですか?>
<その30:「行き渋り」の前兆、兆候はどうやって見つける?>
<その31:行き渋りになりかけているみたい! どうしたらいい?>
<その32:行き渋りを予防するには?>
第9回は2025年4月10日掲載です。
<その33:こどもが学童に行きたくないと泣き叫んでいます!>
<その34:しまった! 予想外の残業! 学童のお迎え時間に間に合わない!>
<その35:お弁当(おやつ)を忘れた!>
<その36:利用料(保護者負担金、保育料)の支払いを忘れた! 支払いたくてもお金がない!>
<その37:うちの子が、他の子に、けがをさせてしまった!>
第10回は2025年4月23日掲載です。
<その38:採用した職員が、もう辞めたいと言っています!>
<その39:正規職員同士がバチバチ! 険悪な児童クラブになってしまっています!>
<その40:職員が育たない! なかなか信頼できるまでにならない!>
<その41:近隣住民との関係が悪化してしまった! こどもの声がうるさいと怒鳴り込まれた!>
第11回は2025年5月21日掲載です。
<その42:夏休みと放課後児童クラブの関わりでは、何が問題なの?>
<その43:うちは、児童クラブを夏休みだけ利用したいのに、なぜ利用できないのですか?>
<その44:夏休みだけの利用ができるように、努力しているんですか?>
<その45:夏休みのお弁当、これ、どうにかならないの?>
<その46:児童クラブで、夏休みの宿題をしっかりやらせてください。それぐらい当然です>
<PR>※一番下を更新しました! ぜひ目を通していただければ幸いです。
弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない児童クラブを応援しています。
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放課後児童クラブを舞台にした、萩原の第1作目となる小説「がくどう、序」が発売となりました。アマゾンにてお買い求めできます。定価は2,080円(税込み2,288円)です。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員・笠井志援が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。リアルを越えたフィクションと自負しています。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、群像劇であり、低収入でハードな長時間労働など、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いた作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説は、なかなかないのではないのでしょうか。素人作品ではありますが、児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描けた「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作に向いている素材だと確信しています。商業出版についてもご提案、お待ちしております。
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弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録を目指します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイスが可能です。ぜひご検討ください。
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放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。どうかご検討ください。
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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2025年6月から、放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/)
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。
(https://dbs.office-iolite.com/)
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(このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)