放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援ブログより、年末の御礼と、2025年に関心が高かった投稿記事のご紹介。

 放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者と働く職員をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。
 2025年も本日が最後。おおみそかの運営支援ブログです。2025年も、運営支援ブログにお目通しいただけましたこと、心より御礼申し上げます。年末年始にも運営支援ブログにアクセスしていただいたということがもうそれだけで十分すぎるほどの学童保育ファンの方々なのでしょう。うれしいです。
 わたくし萩原も、なるべくたくさんの児童クラブに関する情報を発信していこうと心がけてきました。いつも楽しい、幸せになる情報ばかりではなくて、むしろ事案や残念な事態を発信することばかりでしたが、それも「こういうことはもう起こらないでほしい」という願いを込めてのブログ発信でした。誤字脱字だらけで夜見苦しい点ばかりですが、とにかく、世間で、児童クラブのことがいつも話題になってくれればいい、そしてそこから、運営支援が目指す「児童クラブで働いている人たちの処遇改善」への理解が広がってくれればいいと願ってブログを書き続けておりましたし、これからもずっと思い続け、書き続けます。
 2022年11月に運営支援の旗を上げたわたくしですが、2025年が終わろうとしても、まだまだ道は半ばどころか、まだ何も成し遂げられていないことは明らかです。しかし、わたくしは目標目指して道を歩み続けます。2025年は、児童クラブの世界を描いた最初の小説「がくどう、 序」を送り出しました。9月1日は社会保険労務士として登録、「あい和社会保険労務士事務所」を開業しました。山梨県からは放課後児童支援員の資質向上研修の依頼を受けましたし、埼玉県が公募した放課後児童クラブスタートブックの委託事業者にも選ばれました。こうした活動を通じ、運営支援の活動における社会的な信頼性を少しでも支えられるようになれば、と考えています。
 皆様のこの1年間は、どのような1年間でしたでしょうか。わたくし自身はこの数年、人生の中でも最も厳しい数年間を過ごして参りました。しかしようやく、道が少しずつ拓けてきたかもしれないという手ごたえを感じることができました。もしも「今、少しも良いことが無い」と無念の思いにさいなまれている方がおられましたら、わたくしはこう伝えたい。「大丈夫、いまのままで今の思いを紡ぎ続けていれば、たぶん、なんとかなるよ」と。まあまだわたくしは、なんとかなったわけではないのですが、家族の支え、児童クラブを大事にしたいと思っている人たちの支えがあるので、きっとなんとかなるでしょう。そんな気持を味わうことができた2025年でした。
 どうか皆様方には、穏やかな信念をお迎えくださいませ。
 本年も、ありがとうございました。
 最後に、2025年でアクセス数が多かった投稿記事を紹介します。 

<2025年1月~12月30日まで>※表示回数が多い順です。
1 放課後児童クラブの常識を疑ってみる。「親が休みの日に子どもはクラブ・学童を休むことは当たり前」なのか?(2024年4月16日投稿)

2 放課後児童クラブ(学童保育)に入っても心配な「行き渋り」。行き渋りは難問。「傾向と対策」を説明します(2024年4月3日投稿)

3 学童保育に行っている子どもは「荒れる」と聞きますが、なぜですか? (2024年9月16日投稿)

4 学童保育への「苦情、クレーム」問題を考える。実は案外、簡単です。(2023年6月27日投稿)

5 放課後児童クラブから子どもが追い出される。退所ルールは必要であっても適用は慎重になるべき。可視化も必要。(2024年7月9日投稿)

6 放課後児童クラブと「児童福祉施設」との、あいまいな関係が労働時間の設定に影響を及ぼしている。要注意です。 (2024年5月23日投稿)

7 放課後児童支援員と補助員の違いは何ですか?(2024年9月10日投稿)

8 放課後子ども教室と児童クラブの違いはなんですか(2024年7月15日投稿)

9 放課後児童クラブで利益をがっちり稼ぐ補助金ビジネス。「地獄の3点セット」で今年度も発展間違いなし(2024年4月18日投稿)

10 2025年(令和7年)4月時点で最新の、放課後児童クラブの主な補助金の金額を紹介します。(4月22日に重大な訂正をしました!)(2025年4月21日投稿)

<2025年12月>※表示回数が多い順です。最近の傾向を紹介するために12月だけのデータを紹介します。
1 日本の放課後児童クラブの運営状況についてデータをとりまとめていこう!(児童クラブデータ集計)旧「あ~こ」編(随時更新中)

2 1年後に迫る「日本版DBS制度」。放課後児童クラブ(学童保育所)の世界は激変必至。メディアはぜひ伝えてほしい。3 (2025年12月5日投稿)

3 画期的、重要すぎる逆転勝訴判決。埼玉県春日部市の住民訴訟控訴審判決は放課後児童クラブ(学童保育所)の救いだ。(2025年11月14日投稿)

4 2025年(令和7年)4月時点で最新の、放課後児童クラブの主な補助金の金額を紹介します。(4月22日に重大な訂正をしました!)(2025年4月21日投稿)

5 学童保育に行っている子どもは「荒れる」と聞きますが、なぜですか?(2024年9月16日投稿)

6 放課後児童クラブを退室する理由は何ですか(2024年7月2日投稿)

7 放課後児童クラブから子どもが追い出される。退所ルールは必要であっても適用は慎重になるべき。可視化も必要。(2024年7月9日投稿)

8 まともな放課後児童クラブを悩ませる「常勤2人配置の補助金」の交付要件を、子ども家庭庁は見直してください。(2025年4月22日に追記)(2025年2月25日投稿)

9 さいたま市の「放課後子ども居場所事業」、2026(令和8)年度の概要が明らかになりました。なんとも微妙な進展具合?(2025年10月6日投稿)

10 放課後児童クラブと「児童福祉施設」との、あいまいな関係が労働時間の設定に影響を及ぼしている。要注意です。(2024年5月23日投稿)

(お知らせ)
<社会保険労務士事務所を開設しました!>
 2025年9月1日付で、わたくし萩原が社会保険労務士となり、同日に「あい和社会保険労務士事務所」を開業しました。放課後児童クラブ(学童保育所)を中心に中小企業の労務サポートを主に手掛けて参ります。なお、放課後児童クラブ(学童保育所)に関して、労働関係の法令や労務管理に関すること、事業に関わるリスクマネジメント、生産性向上に関すること、そしていわゆる日本版DBS制度に関しては、「あい和社会保険労務士事務所」を窓口にして相談や業務の依頼をお受けいたします。「あい和社会保険労務士事務所」HP(https://aiwagakudou.com/aiwa-sr-office/)内の「問い合わせフォーム」から、ご連絡のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」は、引き続き、放課後児童クラブ(学童保育所)の一般的なお困りごとや相談ごとを承ります。児童クラブの有識者として相談したいこと、話を聞いてほしいことがございましたら、「あい和学童クラブ運営法人」の問い合わせフォームからご連絡ください。子育て支援と児童クラブ・学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と児童クラブ・学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

New! いわゆる日本版DBS制度を専門分野の1つとして事業者の取り組みを支えたいと事業活動を始めた新進気鋭の行政書士さんをご紹介します。「行政書士窪田法務事務所」の窪田洋之さんです。なんと、事務所がわたくしと同じ町内でして、わたくしの自宅から徒歩5分程度に事務所を構えられておられるという奇跡的なご縁です。窪田さんは、日本版DBS制度の認定支援とIT・AI活用サポートを中心に、幅広く事業所の活動を支えていくとのことです。「子どもを守り、あなあたの事業も守る。」と名刺に記載されていて、とても心強いです。ぜひ、ご相談されてみてはいかがでしょうか。お問い合わせは「日本版DBS導入支援センター | 行政書士窪田法務事務所」へどうぞ。

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)

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萩原和也