放課後児童クラブで働き始めて1週間過ぎた新人職員さん。もう辞めたくなりましたか? それとも毎日が新鮮で充実ですか?
放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台に、新人支援員が七転び八起きしながら、周りの人と一緒に過ごしていく人間ドラマであり成長ストーリー小説「がくどう、 序」がアマゾンで発売中です。児童クラブを利用する保護者の立場も描いています。ぜひ手に取ってみてください!
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この運営支援ブログですが、この投稿記事で1,001本目の記事となりました。(1,000本目は市区町村データーベース「は行」でした)ブログ投稿を始めてまさか1,000を超えるとは想像もしていませんでした。放課後児童クラブに関してそれだけ書きたい、伝えたいことが、私には沢山あったということです。これからも無理をしない範囲で投稿を続けていきます。どうぞごひいきのほど、よろしくお願いいたします。
さて、新年度に入って1週間が過ぎました。児童クラブの世界は極度の人手不足ですから年がら年中、人を採用しているので新卒採用が一般的ではないのですが、それでも胸を躍らせて児童クラブで社会人生活をスタートさせた人がいるでしょう。また、勤務先を替えたり、あるいは同じ会社、事業者の中でも人事異動、配置換えで働く場所が変わった人もいるでしょう。どうですか、1週間すぎて、自身の気持ちは、どんな具合ですか?
(※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所と同じです。)
<放課後児童クラブでありがちなことでは?>
この時期、新入社員、新人職員による退職代行サービスの利用が増えているとのこと。「事前に聞かされた内容と違う」「やりがいが見いだせない」として新人が働き出して数日で退職してしまうというのですね。別に今の時代になって新人がすぐ退職する現象が多くなったのではなくて、私が新社会人として働きだした1990年代前半も、このような報道や話題が春先になると必ず伝えられていました。退職代行という仕組みは、なかったですが。新聞社だって入社後すぐに辞めてしまう人はいましたよ。
つまり、新人社員、新人職員を迎えるどの職業、職場でもごく普通にあると思うのですが、こと、児童クラブの世界というものは、「採用過程や求人広告で提示された雇用労働環境」と、「実際に働きだして研修で言われたり、配布されたりした資料に書かれている雇用労働条件」が、かなり食い違うという現象は、かなりその程度が激しいのではと私は個人的に感じてきましたし、今も感じています。
児童クラブにもいろいろありますが、こどもたちとの関わり方について完全に管理統制する形態の児童クラブではない限り、こども同士のトラブルがあったり保護者とのトラブルがあったときはなるべく早期にそのトラブルの解決に時間を費やすため、予想外の時間外勤務がついてまわる児童クラブは、わりと多いのではないでしょうか。特に保護者運営由来の児童クラブは、その傾向が強いと私は考えています。
そういう児童クラブが、職員を募集する際に「実は予想外に突然、時間外勤務が起きるんですよ」とは、なかなか言いにくいところがあります。それは無理もないですね。予想外の残業がしょっちゅうある会社、事業者に、好き好んで就職しようという人はなかなかいませんから。つまりは、事前に聞いていた話と違う雇用労働環境が存在していることが多いのが、この児童クラブの世界にありがちなのです。
もっと厄介なのは、「こどもや保護者に、とことん向き合っていきたい」児童クラブ職員が、「こどもたちとの関わりを大事にするがゆえに、雇用労働契約を超越、無視して、許す限りこどもと関わろうとする。その結果、出勤時刻も退勤時刻も何ら関係なく、サービス残業時間だけが積みあがっていく」働き方を、さも当然のように選択していることです。むしろ、そのように、こどもたちと長い時間関わっている働き方こそ児童クラブ職員、支援員、むしろ「学童保育指導員」の美徳であるかのように思っている人が、いまだにいることですね。
そんな「古き良き、ではなく古き悪しき」美徳で職場が支配されている児童クラブに就職してしまったら、4月1日から1週間過ぎた本日4月8日の時点で「こんなひどい職場とは思わなかった」と、内心、後悔している新人児童クラブ職員がいるのではないかと想像します。もっとも、働きだしていきなり投げ出された「春休みの長時間受け入れ業務」が、1学期が始まることによって朝早くからの出勤が無くなってほっとしている気持ちが勝っているのかも、しれませんね。
実は、私の小説第1作「がくどう、 序」は、新人職員と、ベテラン職員との、この感覚の差を分かりやすく描いています。ぜひ、小説を読んで「なるほど、そういうことなのね」と実感してみてください。
実際の働き方、雇用労働環境を、なかなか率直に、正直に、正確に、伝えにくいのが、児童クラブの職場です。さすがに賃金額をごまかすようなひどい事業所はそうそうないでしょうが、常時必要となる労働時間をあいまいにして伝えるということは結局のところ、時間単位の賃金額が変わってくるので、賃金額をごまかしている、ということにつながります。
<もう辞めたくなりましたか?>
新社会人でも、いわゆる第二新卒でも、あるいは中途採用組でも、4月1日から働き出して、「聞いていないことばかり」の連続では、嫌気がさしてしまいますね。それは何よりも「そういうことが可能性としてあります」と正直に伝えなかった会社、事業者の落ち度です。「こども同士のトラブルの解決のため、トラブルが起きた日は児童クラブの閉所の時刻を過ぎても事後処理、事案対応で残業することになります。1か月、まったくそういうことがないときもありますし、残念ながら数日連続して続く、ということもあります。こどもたちのことだから、いつ何があるか予想できないのです」と、事業者側が、採用に応募してきた人にきちんと言ってくれる、あるいは資料で説明する、ということがあれば、「聞いていないよ!」ということは減るのですが、慢性的な人手不足に苦しんでいる児童クラブ側は、そういうことはひた隠しにしがちなのです。そして「未経験大歓迎!」とか「こどもが大好きなら大丈夫」とか、いかにも耳障りの良いことしかアピールしないで、働く人を集めようとするのですね。
即戦力が欲しい途中採用で未経験者は苦労しますし、こどもが大好きだから簡単に務まる仕事ではとてもありません(その点もまた「がくどう、 序」を読んでみてくださいね)から、児童クラブ事業者の、「大丈夫、うちはホワイトな職場だよ」というアピールから得てきた印象と、実際に1週間、働き出して感じた実感に落差があると、「なんだか話が違い過ぎる。もう嫌だ」となりますよね。それは当然です。
運営支援の立場から申し上げますと、「本当のことをあなたに伝えてくれなかった事業者は、この先も、同じようなことを繰り返してきます。ボーナスの額が聞いていた内容と違う、年次有給休暇が実は取得しにくい、とか。ですので、次の職場も児童クラブにしたいというのであれば、すぐにでも転職活動をして大丈夫。たいていは人手不足で大変なので歓迎してくれます。ただ、児童クラブなど福祉の仕事とまったく違う職場に行きたいなら、1年後に退職しよう」ということです。
児童クラブにすぐ転職するのはアリです。その際は、「働き出した児童クラブは最初に言っていたことと実際の内容が全然違うので信じられない。そのせいでこの事業者では仕事を続けたくないが、児童クラブでの仕事はずっと続けたいのです」といえば、相談を受けた事業者側も「ああ、まあよくあることだね」としてあまり気にせずに「では、円満退職できたらウチで働いてください」となるでしょう。まして、1年間我慢できるのであれば、放課後児童支援員資格を得てからほかの児童クラブ事業者に転職するといいでしょう。有資格者は大歓迎の世界です。
これが、他の業界に転職するというのであれば、ちょっと一呼吸おきましょう。まして、極端な人手不足ではない業界への転職を考えているのであれば、あまりに短い期間での離職は履歴書段階で落とされるというのは、今も当たり前にありますから不利になります。昔であれば「3年間は勤めなさい。3年間勤めての天職であれば、企業側もそれほど警戒しない」と言われたものです。
事前に知らされていたこと、約束されていたことと、現実が違うということであれば、それを理由に離職するのは問題ありません。ただし、本当にそうなのか、誤解なのかは、しっかりと確認しましょう。新社会人であればなおのこと、契約や雇用について実はあまり詳しくなかったり誤解して理解していたりということもありえます。しっかりと疑問に思う点は説明を求めましょう。そのうえで、自分自身が間違って理解していた、誤解していたとあれば、そこは気持ちをリセットして、また仕事に向き合うことを私は勧めます。
「自分を成長させてくれるかどうか分からない」「この職場で自分が成長できるかどうか分からない」という、自己の成長への不安や幻滅から転職、離職を考える新人は多いものです。これについて私はかなり否定的です。成長させてくれるかどうか会社のビジョンや姿勢が伝わらないとして採用後数日で退職する人が結構いると聞きますが、たかだか数日で自身が成長できるかどうか、自身だって本当のところは分からないでしょう。せめて半年ぐらいは判断期間を持ったほうがいいのではと私自身は思うのですがね。
そもそも、自身の成長は最終的には自分がいかに自分に対して厳しく向き合うことができるかどうかです。会社があまり成長に投資をしてくれないとしても、周りの状況からいかにして自身が成長できるために必要な材料や情報を抽出できるかどうかが重要だと私は考えています。児童クラブでいえば、諸先輩たちの行動や業務の作法を見て、良い点も、悪い点も、自分なりに考えられるかどうか。それができるのであれば、どの職場に居ても成長はできるでしょう。
結論としては、「雇用契約に関する客観的な条件を偽っていた、ぼやかしてきた、あやふやにしてきた事業者であれば、良い転職先が見つかればとっとと退職してOK。雇用契約の条件は問題ないが自分が成長できるかどうか不安であるという児童クラブであれば判断するのは半年以上の余裕をもってみよう」ということです。
なお、「こどもの権利を大事にしていない。こどもを服従させて平然としている児童クラブだった」ということであれば、すぐさま退職してしまいましょう。そんな事業者のもとで働くということは、こどもの権利を侵害して平然としている事業者、組織の延命に協力しているということになります。そこで働いている人が、人権侵害に加担している、加わっているということになります。そんな事業者は人手不足で事業継続不可能に追い込んだ方が、世のための人のためこどものため、です。
<事業者側ができること>
せっかく時間を費やして採用した新人ですから、働き出してすぐに辞めてしまわれたら大打撃です。なるべくそういうことが起こらないようにいろいろ手を打つしかありません。なお、「なるべく」と今書いたのは、「どうしたって、すぐに辞めてしまう人が現れる可能性があるから」です。結局のところ、人を雇う側にしてみればいつだって「人事は結果論」です。結果で判断されるもので、結果を予測するのはなかなか困難なのです。
できることは、そう多くありません。「隠さない」ことと「寄り添う(態度を打ち出す)」ことです。
隠さない、ということは簡単。ただし、これも「がくどう、 序」で描きましたが、「新人に、会社の悪口を盛んに言うのは絶対にダメ」です。児童クラブの世界は残念ながら、配属先のクラブのこどもに絶対的な職業上の忠誠心が向くので、相対的に雇い主である事業者、法人組織について悪く言うことが多いのですね。自身が雇用されている身分、その会社や法人の一部であることを棚に上げて「会社が悪い、法人が悪い」と愚痴を言う児童クラブ職員のなんと多いことか。その愚痴の内容はともかく、新人に、せっかく入った会社組織の悪口を言って聞かすのは、天に唾する行為です。
そうではなくて、実際の仕事の状況を包み隠さず伝えるということです。お仕事の内容に比べて満足な給料ではないということも伝えてよいでしょう。ただ一方で、これも包み隠さず伝えてほしいのですが、こどもや保護者との関わりで得られる手ごたえ、感動もまた、盛ることはなくそのままありのままに伝えてほしいのですね。
寄り添う点では、いろいろな手法があります。研修を増やし、内容も分かりやすいハウツー形式を取り入れること。Q&Aの資料を増やすこと。メンター制度もいいでしょう。実際、私がかつて児童クラブ事業者の責任者だったときに導入しました。日々、個人の判断や措置でこどもと関わる業務時間が長い職場なので、すなわち属人的な要素が強い仕事です。だからこそ、「わたしはこういうとき、こう思ったよ」というリアルな話を先輩からダイレクトに聞くことができる制度は、それなりに効果があるでしょう。(メンター制度は、指導役の人選が重要です。ここに、会社の文句しか言わない人を置いたら逆効果ですから)
私はかつて、新人を雇う側にいました。なるべく年度初めの採用を増やそうという方針のもと、4月1日入職の新人職員を例年、採用しようとしていました。私が完全に組織の人事権を掌握したのは2015年度で、その2015年4月から毎年のように新人職員を採用していました。最初は新卒より社会人採用が多かったですが、そのうち新卒採用も増えてきました。全員が早期離職せずに仕事を続けてくれたわけではなく、一番早く退職したのは勤務4か月の人がいた記憶があります。ただ早期に離職した多くの人は、「残念ながら対人ケア職の素質がなかった」とか「社会人として問題のある行動が目立った」という、事業者側としても雇用契約を打ち切ることが適当であったという例です。
そうではなく、新人の不安に寄り添えず結果的に退職になってしまった、ということもありました。それは今でも私には、とても悲しい記憶です。私の能力不足だったのですね。半年前、目を輝かせて入社式に臨んだ人を涙まじりに退職させてしまった。もっと新人の気持ちを理解して寄り添った対応ができていれば早期離職を選ばせることはなかっただろうにと、自分のふがいなさは今も忘れられません。
とにかく、人が足りなくて大変な児童クラブの世界です。退所代行事業者からの電話がかかってこないように、事業者は、クラブの先輩職員は、今の時期は毎日、新人職員に積極的に関わってどんな話でも聞きましょう。こどもの成長を支える職場なのに、新人職員の成長を支えられないでこどもの成長を支えられるはずはありませんからね!
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弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない児童クラブを応援しています。
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放課後児童クラブを舞台にした、萩原の第1作目となる小説「がくどう、序」が発売となりました。アマゾンにてお買い求めできます。定価は2,080円(税込み2,288円)です。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員・笠井志援が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。リアルを越えたフィクションと自負しています。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、群像劇であり、低収入でハードな長時間労働など、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いた作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説は、なかなかないのではないのでしょうか。素人作品ではありますが、児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描けた「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作に向いている素材だと確信しています。商業出版についてもご提案、お待ちしております。
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弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録を目指します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイスが可能です。ぜひご検討ください。
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放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。どうかご検討ください。
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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