参議院議員選挙の結果から、放課後児童クラブ(学童保育)の世界が直ちに取り組むべきことが見えました。未来を創るのが児童クラブ!
放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者をサポートする「運営支援」を行っている「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台に、新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描く、成長ストーリーであり人間ドラマ小説「がくどう、 序」を書きました。アマゾンのみで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc) お読みいただけたら、アマゾンの販売ページに星を付けていただけますでしょうか。そして感想をネットやSNSに投稿してください! 最終目標は映像化です。学童の世界をもっと世間に知らせたい、それだけが願いです。ぜひドラマ、映画、漫画にしてください!
参議院銀選挙が2025年7月20日に投開票されました。分断をあおる、自分と異なる文化や価値観の人は排除する、差別するということを隠しもしない勢力や、聞こえの良いことをささやく政党が大躍進しました。日本の社会には今後、「自分と違う立場の人は悪であり、排除されても当然だ」という意識や価値観が急激に広まっていく可能性があると私(萩原)は考えます。そのような時代に、放課後児童クラブが取り組まねばならないことがあります。自分と他人の違いを当たり前に認識し、自分と同じように他人を尊敬すること、いろいろな考え方や価値観を持つ人たちで成り立つ社会には、公平で客観的なルールを作って皆で守っていくことを当たり前とする考え方を、児童クラブから発信していくことです。
(※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所と同じです。)
<法教育とは>
分断と差別の時代に日本社会が突入するのではないかと、私は今回の参議院選挙の結果で感じました。問題は、分断や差別をあおる勢力の存在ではありません。そんな勢力はいつだって存在します。問題は、そのような勢力が、たやすく支持を集めたこと。そのことは改めて触れるとして、私は児童クラブとこの社会を支える「ひと」の関係を考えます。
児童クラブはいま、小学生(私立、国立は除きますが)の4人に1人が、小学1年生では2人に1人が利用しています。数年前にしたところで、大勢の小学生が利用していたことは変わりません。児童クラブでで長い時間を過ごすこどもは昔からかなりいましたし、これからはもっと増えるでしょう。人口に占める、児童クラブ在籍経験者の割合は、増えることがあっても減ることはそうそうないでしょう。
ということは、わたしは、いま児童クラブでこどもたちが経験、体験、なじんでいって身に着けた考え方や習慣が、やがてそのこどもたちが成長して将来の社会の中で活動する際に、その活動の方向性にかなりの影響を及ぼすであろうと考えます。児童クラブで過ごしたこどもたちが、児童クラブで知ったこと、児童クラブで身に着いたことが、こどもたちが大人になって社会(社会には「家庭」も当然、含まれます)で振舞う、行動するときにその行為行動を差配することになる、ということです。
児童クラブで、自分と考え方の違う相手を虐げる、追い出すなどの経験を成功体験として持ったこどもならば、将来にも同じようなことを行動規範としてもってしまうのではなかろうかということです。
であれば、児童クラブで、他者と共生、共に互いに尊敬しつつ過ごす(=当のこどもたちは「尊敬」なんて認識していなくても、です)ことが当たり前のスタイル、考え方や行動形式になってくるのであれば、そのこどもが将来、社会に出た時にも同じように他者、第三者に対して考え、対応することができるであろうということです。
いまこそ児童クラブは「法教育」を育成支援の根本的な土台として、職員たち自身も、こどもたちも、法教育がもたらす果実をしっかりと得るべきだと、運営支援は考えます。
法教育については、法務省や日本弁護士連合会のホームページに説明が掲載されています。法律家ではないわたくしの説明では信頼性がおぼつかないので、一部引用して紹介しましょう。法務省の「法教育」のページに掲載されているリーフレットから引用します。
法教育が目指すもの、として以下の説明がされています。
「法教育では
① 社会の中でお互いを尊重しながら生きていく上で、法やルールが不可欠なものであることへの理解を深める
② 他人の主張を公平に理解し、多様な意見を調整して合意を形成したり、法やルールにのっとった適正な解決を図ったりする力を養う
ことを通じて、自由で公正な社会を支える人材の育成を目指しています。」
リーフレットに大変分かりやすい記載があります。
バツ(実際は記号) 法律の条文や法制の内容について記憶させる、知識型教育
〇 法の背景にある価値、法やルールの役割・意義を考える思考型教育
「思考型」というのが大切ですね。考えるのです。ただ覚えるのではなくて考える。そうです、児童クラブは大勢のこどもが、いろいろな背景、生活、考え方を背景にかかえる、誰ひとりとして同じ人間では決してないこどもたちが、同時にその場で過ごす場所です。そんなこどもたちが、児童クラブで、どうやって楽しく過ごすことができるか、トラブルを少なくするようにできるか、みんなで考えることは児童クラブが本来、大切にしていることです。
<児童クラブに当然に必要>
放課後児童クラブ運営指針をみましょう。「第3章 放課後児童クラブにおける育成支援の内容」の「1.育成支援の内容」に、次のような記載がありますね。
「(2)放課後児童クラブに通うこどもが遊びや生活の中で、自身の権利を理解できるような環境や機会を設けることが求められる。その内容について、保護者に周知するように努めること。」
「(3)放課後児童クラブは、年齢や発達の状況が異なる多様なこども達が一緒に過ごす場である。放課後児童支援員等には、それぞれのこどもの発達の特徴やこども同士の関係を捉えながら適切に関わることで、こどもが安心して過ごせるようにし、一人ひとりと集団全体の生活を豊かにすることが求められる。」
「(5)こどもにとって放課後児童クラブが安心して過ごせる生活の場であり、放課後児童支援員等が信頼できる存在であることを前提として、放課後児童クラブにおける育成支援には、主に次のような内容が求められる。(中略)・遊びや生活の中で生じる意見の対立やけんかなどについては、お互いの考え方の違いに気付くこと、葛藤の調整や感情の高ぶりを和らげること等ができるように、適切に援助する。」
そのほかにも、運営主体は法令を遵守する、という記載が運営指針にあります。法教育によってもたらされる「法的なものの考え方の習慣」こそ、児童クラブでこどもが過ごす間に、ぜひとも身にまとってほしいと、私は強く期待します。それにはとりもなおさず、児童クラブの運営主体つまり事業者と、児童クラブで日々、こどもたちの支援、援助の業務を担う職員のみなさんに、この法教育について理解を深める必要があると考えます。
ここはぜひ、次のことを運営支援は希望します。
「こども家庭庁は、法務省や日弁連と連携して、児童クラブでの法教育について、手引きやめやす、ガイドラインのようなものを作成して、児童クラブでの法教育を促進する」
「こども家庭庁は、放課後児童支援員認定資格研修と、放課後児童支援員資質向上研修において、法教育の内容を中心とした科目や、研修の機会を積極的に設ける」
「児童クラブに関する運動団体や業界団体、活動体は、児童クラブでの法教育について積極的に学び、推進する活動にとりくむ」
児童クラブは、いろいろなこどもたちが同時に過ごす場であると先ほど書きました。元気で冗談が得意で周りを常に笑わせて楽しませているこどもがいますし、物静かであまり口数が多くない、それでいて実は内面世界が充実しているこどもだっています。裕福な家計の子がいれば、親がなんとかやりくりして暮らしている子もいます。外国のこどももいます。誰一人として同じこどもはいません。自分とあまりにも違うこどもたちと同じ空間、時間、そして仲間として過ごすことができる児童クラブは、他者を理解して尊重し、共に過ごしていくことを実感できる、もしかするとひとりひとりのこどもにとって原体験にもなる、とても貴重な仕組みです。
自分と意見が違う人、自分と価値観が違う人を、排除したり追い出そうとしたり、見下したりするようなことを、こどもや職員が児童クラブで行っていたとしたらたちまち、児童クラブのこども集団の秩序や平穏は崩壊します。児童クラブでは、ひとりひとりが違う人間である子どもたちが共に過ごしていくことで、必要不可欠なことが何かということを、ごく自然に目の当たりにします。学んで実践できます。それこそが、「法的なものの考え方」であって、先にも記載した法教育のリーフレットにある「社会の中でお互いを尊重しながら生きていく上で、法やルールが不可欠なものであることへの理解を深める。他人の主張を公平に理解し、多様な意見を調整して合意を形成したり、法やルールにのっとった適正な解決を図ったりする力を養う」ことです。
外国人のせいで日本人が追いやられている。これ以上日本を壊すな、日本人ファーストだ、と大々的に掲げている勢力が今回の参議院選挙で強い支持を受けました。自らの困っている状況の要因を安易に他者に押し付ける、覆いかぶせる姿勢が、法的なものの考え方とはとても相いれないことは、法教育を経てきた人なら、特に意識することなくごく普通に感じることでしょう。いままでのこの国は幸いにもそれでやってこられた。しかし、もう違う時代に入ったことを、今回の選挙が見せつけたのだと私は感じます。
多くの国民が、法的なものの考え方と相いれない考え方でまとまってしまっては、この社会は極めて悲惨な分断社会、差別横行社会に陥ってしまうでしょう。それは断じて招いてはならない事態です。政治も行政も司法も、「いまが境界線」であることを認識しておくことが必要です。児童クラブにおいても、果たせる役割がある。それ、法的なものの考え方をこどもたちが身にまとうこと。支援員が法的なものの考え方を身に着け、その考え方に沿った育成支援を推進すること。そして児童クラブ側が強くコンプライアンスに従うことです。
ぜひ、こども家庭庁には、法教育の推進を大々的に打ち出してほしいのです。日本社会が手遅れにならないうちに。次代を、未来を支えるこどもたちが期せずして過ごす場があるのですから、それを活用しない手はありません。
<今回の参議院選挙に関して私の思うこと>
結果はおおむね予想していたとおりですが、大いに異なった点もありました。野党の第一党である政党が現状維持でしたね。つまりそれは、与党が大幅に勢力を減らした、つまり支持を失ったことにたいして、与党に失望した有権者をまったく受け止められなかったことを意味します。実質的には敗北でしょう。 これまで体制を支持していた国民が新たな希望を見出そうとしても、野党の第一党がその受け皿にならなかったことは、深刻な問題です。
与党に失望して批判勢力側に投票先を変えることは別におかしくありません。普通のことです。その点において、野党つまり批判勢力にも、与党を見限った人の受け入れ先として機能していなければ、野党において勢力を伸ばす機会を見逃すことになります。その観点から、私は本当にあきれ果てたことがありました。まず、かつては首相も送り出したことのある批判勢力である政党のはなはだしい凋落ぶりです。今回は知名度のある元芸人さんを候補に迎えて1議席を確保したようですが、この政党の党首が7月20日夜のNHKテレビインタビューで、ざっとまとめると「自分たちの政策が有権者に届かなかった」ことが党勢拡大に結び付かない原因だと話していました。ずっと同じ人物が代表を務めている政党ですが、要は、「自分たちは正しいことを訴えている。それを理解しない有権者が残念。だから当選者が増えない」と言っているようなものです。この独善性こそ、とうの昔にこの政党を多くの国民が見限った理由ですが、いまにいたってもそこに気づかない。こういう既成の、批判勢力のだらしなさが、差別や排除を正当化する分かりやすい主張を並べ立てるデマゴーグ(=扇動政治家)たちが人気を集めたアシストをしていることに気づかないのは、日本社会の不幸の1つです。
もう1つは、元俳優が率いる政党です。こちらはテレビ局のインタビューには出ず、自ら発信する動画サイトで選挙に関して発信していました。代表が言うには、今回の選挙の争点をテレビが、メディアがそらした。外国人問題を多く報道することによって有権者の興味関心が別の勢力への関心を高める結果になった、だからメディアが今回の結果をもたらした張本人だ、と激しい口調で批判していました。その他責思考こそ、危険なものです。第三者の意見や批判について、その行動の理由を受け入れて検討することなしに、「利害の調整」である政治などできるはずがないのです。異なる立場の人や勢力の利害の調整を拒否することはすなわち独裁主義です。この、元俳優が率いる政党は独裁思考が極めて濃厚であることが明白となりました。その点では、外国人排斥を訴えた勢力にも共通しますね。
今回の選挙結果をもたらしたことの要因や分析について、多くの専門家からたくさんの発信があるでしょう。それをぜひ参考としたいと考えています。自分なりには、「この何十年にもわたって、政権与党側が、みずからの権力にあぐらをかいた、いい加減な運営をしてきたことへの反撃を受けた」ことが、分かりやすいデマゴーグたちが相次いで当選した結果を招いたと考えています。所得を増やさず支出だけを増やす施策を長年続ければ、そりゃ国民は怒ります。働いても働いても生活が楽にならない、正規職員になりたくても募集は派遣や有期スタッフばかり、正規職員になってもすぐにリストラ、首切りでは、安心して暮らせません。家を買う決心も、こどもをもうけて育てる決心も、そもそも婚姻をして複数人で一緒に暮らそうとも、思えません。
一方で、与党も、規制の野党も、自分たちの所得には甘く、タレントや知名度があるだけの人物がどんどん政治家となってのんきに海外視察などしている現実をたくさん見せられてきました。長年にわたる、政治や社会への不満や恨みを、上手にすくい上げてそれを燃料にして火をたきつけたのが、今回の排外主義的な勢力の台頭でしょう。わたしは「勢力」と記しています。「政党」とは記したくないからです。しかし、もはや現実の政治を考えると、無視できない勢力の政党にまで育ってしまった。これは児童クラブにとっても危機的な状況を招く可能性を私は心配します。いいですか、起こってほしくないひどい事態に立ち向かう想定をするときは、最悪の状況を想定して対応策を講じることです。
その最悪の状況とは、「行き過ぎた日本人優先主義によって、児童クラブが当然ながら帯びている多様性の排除に国家権力が乗り出してくる恐れがある」ということです。「日本人(=日本人という人種)だけを大事にする児童クラブが尊重され、外国人のこどもへの配慮は軽視される可能性がある」ということです。
もっと最悪のことを考えれば、「こどもは家庭で女性が育てればいい。こどもを日中に預かる施設など不要である。もしこどもが日中、過ごす場所が必要なら国家社会に有益なことを学ぶ学習の機会とすればよい。こどもを単に預かるような施設を減らす施策を講じる」として児童クラブの社会的な価値と役割を否定する施策が始まることです。そもそも、育成支援という複雑高度な概念は理解できずに「こどもを預かる」という認識のまま児童クラブのことについて議論が展開されてしまいそうです。
この1~2年で、上記のような最悪の状況に一足飛びに陥ることは、まずは考えにくいのですが、世の中には絶対というものはないこと、政局が不安定となって衆議院選挙がこの1~2年のうちに行われるとしたら、さらにデマゴーグたちが集う勢力が拡大する可能性だってあります。だからこそ、国家百年の計ではないですが、児童クラブで過ごすこどもたちに「法的なものの考え方」を身に着けてもらう仕組みを、直ちに導入してほしいのです。児童クラブで過ごす10歳前後のこどもたちは8年後に有権者となりますから。この10年の間に、日本社会がどのように進んでいくのか、児童クラブが命運の一端を握っているとすら、私は考えます。こどもたちが未来を創るということは児童クラブにはこどもたちが幸せに過ごす時代を創るために成し遂げる役割がある、ということです。
最後に今回の選挙結果ですが、児童クラブに当てはめてみればもう児童クラブはとっくに排他主義、自己優越主義に陥っていると私は考えています。児童クラブ業界で圧倒的に運営クラブ数の多さを誇っている事業者がいくつかあります。そのような事業者の運営クラブすべてとはいえませんが、おそらくは、「こどもたちが自分の頭で考える、他のこどもと意見を交わすことで考え方を積み上げていく」という、法的なものの考え方の形成に重要な時間を確保されることが無く、事業主が用意したプログラムに従うことで、児童クラブでの時間を費やしているという形態が多いでしょう。その仕組みの方が、職員の資質に関係なく実施できるからです。育成支援の理念がわからずともプログラムのマニュアル通りに進行すれば良いだけですからね。
もう、自分自身で感じたことを自分自身でじっくり考え、他人と意見を交わすことで自分の考えをさらに練り上げていくという機会を、児童クラブでは確保できなくなっている可能性がとても高いと考えます。それでは、選挙権を得た時に、さも分かりやすそうな扇動、デマにうっかり乗せられてしまう人間を増やすだけです。ですから、法教育については半ば無理やり、強制的に国や自治体が児童クラブに実施させることを運営支援は願うのです。そもそも職員の権利などまったく無視するような事業者に、法的なものの考え方を大事にしましょうといったところで通じるはずがないのですから。
児童クラブでの法教育の重要性を訴えるのは、今しかありませんよ。
(お知らせ)
<新着情報!> 2025年6月から放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/)
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。(https://dbs.office-iolite.com/)
※新着情報はここまで。「お得情報」が下にあります!
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。
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放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
☆(お得情報!)
(放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!)
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(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)