児童クラブに持っていくものはなんですか
児童クラブの事業者ごとに指定されていますから、「利用のしおり」「利用の手引き」などを確認しましょう。新1年生の場合、4月1日の入所前、利用開始前に、児童クラブ利用に関して説明会が開かれる場合がありますので、そういう機会を有効に活用し、所持品の確認をしましょう。
通常は次のようなものがあります。なお、これは朝から児童クラブを利用する「一日利用」の場合を想定しています。
・水分(水筒の場合が多い)
・ハンカチ、ティッシュ。花粉症など鼻水が多い子どもは多めに持たせてください。
・タオル。外遊びをした後、施設内に戻る際は必ず手洗いをします。その手をふくタオルが必要です。
・勉強のための本、ノート、ドリル。宿題があれば宿題。当然、筆記用具も。
・(施設による昼食提供がない場合)弁当
・着替え(低学年のときは、緊張や、あるいはトイレの混雑によって、トイレが間に合わない場合があります。そのような事態に備えておきます)
持ち物には必ず名前を「大きく」記入してください。持ち物でなくても「靴下」にも、名前を目立つように記入してください。児童クラブでは、靴下の忘れ物が大変多いのです。似たような物品や衣服を大勢の子どもたちが使いますから、名前が無いと、家庭に返却しようにも返却できません。
なお児童クラブでは、職員は例外の場合(アナフィラキシーショックに対応したエピペンの緊急使用)をのぞいて医療行為はできません。傷口を消毒するぐらいしかできません。よって、「薬を飲ませる」ことはできませんし、しません。「薬を飲む時間だよ」程度の声がけなら、できる可能性はあります。職員と相談してください。
基本的に、ゲーム類の持ち込みは不可です。カード類は児童クラブ事業者によって扱いが異なりますが、得てして、カードの「取った、取られた」によるトラブルが起きがちです。スマートフォンについては児童クラブ事業者に確認してください。全国的に統一された運営ルールが存在していない児童クラブは全国の市区町村ごとや運営事業者によって、対応やルールはまったく異なります。A市の児童クラブで認められていたことがB市の児童クラブでは禁止、ということが当たり前です。自己判断は絶対に避け、クラブ事業者に必ず確認するようにしてください。
(運営支援による「放課後児童クラブ・学童保育用語の基礎知識」)