今なお残る、土曜日やお盆期間の放課後児童クラブの閉所・休所。それはもう、止めましょう。働く保護者を支える社会インフラですよ。

 放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者をサポートする「運営支援」を行っている「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。放課後児童クラブを舞台に、新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描く、成長ストーリーであり人間ドラマ小説「がくどう、 序」を書きました。アマゾンのみで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc) お読みいただけたら、アマゾンの販売ページに星を付けていただけますでしょうか。そして感想をネットやSNSに投稿してください! 最終目標は映像化です。学童の世界をもっと世間に知らせたい、それだけが願いです。ぜひドラマ、映画、漫画にしてください!
 放課後児童クラブには、決して一部とは言えないそれなりの地域において、土曜日や、夏のお盆期間のクラブ閉所が制度として残っています。公営クラブの中には、年度末の平日を閉所する地域も数は多くはないですが一部実施しています。もう、そういうことは止めましょうというのが、本日の運営支援ブログです。「確実に休める日を無くすのか!」と現場職員には立腹する人がいるかもしれませんが、その怒りは雇い主に向けてください。
 (※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所と同じです。)

<盆期間閉所とは>
 都市部、人口の多い地域の児童クラブではだいぶ減ってきましたが、今もなお、児童クラブで8月の盆期間を閉所、休所する地域があります。8月13日から15日の期間が多いですね。私が個人的趣味で進めている「市区町村データーベース」では盆期間の閉所について確認するようにしていますが、最近に確認した地域では滋賀県米原市や島根県松江市、大阪府松原市、茨城県水戸市、茨城県守谷市が盆期間閉所を設けているようです。(市区町村から委託を受けていない民営クラブでは盆期間も開所していることがあるでしょう)

 なぜ盆期間閉所があるのか、私の見解では大きく2つの理由があります。1つは需給バランスで、要は、盆期間中は児童クラブに登所する児童が大幅に減るからです。帰省、旅行で家族と一緒に過ごすこどもが多いためです。児童クラブを開いても利用する児童がいない、極めて少ないのであれば開ける必要がないでしょう、ということです。
 もう1つは、利用児童が少ないというのでクラブを閉所することによって、児童クラブ職員の休日を確実に確保することができる、という理由です。

 盆期間閉所を今も実施している児童クラブですが、私の感覚では2つの運営主体タイプがあります。保護者運営又は保護者運営を源流とする法人・自治体運営のクラブの中に、比較的目立つと感じます。もう1つは公営クラブですが、公営クラブは盆期間の閉所よりも土曜日と、年度末の平日閉所日を設ける例が目立ちます。
 ここで、なぜ保護者運営系のクラブで盆期間閉所が目立つようになったのか、私の説を紹介します。私自身もこどもが利用していた児童クラブ(地元では学童保育所の呼称ですが)も保護者運営を源流として保護者が役員を務める非営利法人で、実際に盆期間閉所を実施していたので、なぜ盆期間閉所が続いていたのかベテランのクラブ職員にいろいろ聞いたことがベースとなっています。
・クラブが誕生したのは1970年代前半。それから80年代ぐらいまでに特に顕著だったが、盆期間は帰省する入所世帯が圧倒的に多かった。
 →2020年代半ばでも盆期間になるとニュースでは「帰省ラッシュ」という語句が使われます。1970、80年代はもっと帰省が当たり前でした。特に、地方(という言い方は失礼かもしれませんがご容赦を)から都市部に出てきた人たちが故郷に顔を出すということは、今よりうんと多かった時代です。今は帰省もあるでしょうが旅行も多いでしょうね。盆期間は確実に児童クラブの登所児童は減っていたということです。

・(現在もそうですが)とにかく児童クラブで働いてくれる人が少なくて、夏休みはクラブの正規職員は当然、パート職員もそれこそ朝8時から夜6時、7時までの勤務が連日続いていた状況。そんな中で、登所児童が少ない盆期間に児童クラブを閉所することで、まとまった休日が確保できたという利点がありました。
 →より炎暑となった現在も夏休みの児童クラブ勤務は過酷です。そんな状況での盆期間閉所は、働く側にとっての目標、オアシスのようなものです。「あと何日頑張ればお盆休暇だ!」という心の支えになっていました。

・1990年代ぐらいまで、つまり児童クラブがその社会的な役割を正当に評価されつつある過程にあった時代、国庫補助は今よりうんと少なくて、保護者からの利用料が児童クラブ運営の支えでした。常に財政事情は厳しく、児童クラブに入所する児童が少ない年は職員へのボーナスが支給できないということも珍しくなかった時代です。盆期間を閉所することで少なくとも時給制のパート、アルバイトの人件費数万円は抑制できますし、光熱水費も節約できます。財政的事情もまた盆期間閉所を後押ししていました。

 ざっとこんなところです。上記の理由は土曜日の閉所についても当てはまります。公営クラブは土曜日閉所がわりと目立つ中でそれより盆期間閉所は目立たないのは、盆期間は平日であって役所、役場は開庁日ですから、クラブを休みにするという考え方がさほど広まることはなかったのでしょう。そういえば土曜日は1992年ごろまで「半ドン」が多かったですね。土曜日の児童クラブ閉所時刻を午後2時や午後3時台にしていた公営クラブが埼玉県内にもありましたが、その名残でしょうか。今はそのようなクラブは民間委託が進んだ結果、姿を消しましたが。

<盆期間閉所は止めよう>
 盆期間に帰省でも旅行でもいいのですが、出かけた際には道の駅やサービスエリア、パーキングエリアに寄ることが多くありませんか? たいてい大混雑ですよね。それはレジャー施設に行っても、人気スポットに行っても同じこと。大勢の利用客、観光客がいて、それらの人たちに向けてのお店で働いている人もまた大勢いるわけですよ。
 第二次産業と第三次産業の就業者数を念のため確認しました。(独立行政法人労働政策研究・研修機構のホームページより資料を抽出)
1985年の第二次産業と第三次産業の就業者数はそれぞれ1,992万人、 3,306万人でした。
2024年の第二次産業と第三次産業の就業者数はそれぞれ1,525万人、 5,064万人でした。
1985年の製造業と「その他」の就業者数は1,453万人、 1,771万人でした。
(飲食店、持ち帰りサービス業は1985年当時の「その他」に含まれていません。1,339万人が就業していた卸・小売りに含まれました)
2024年の製造業と「その他」の就業者数は1,046万人、3,724万人でした。なお卸・小売りは1,045万人でした。

 圧倒的多数の人がいわゆるサービス業に従事しています。盆期間が休みになる業種は、地方出身者が就業することが多かった製造業が圧倒的でしたが、製造業に従事する労働者が着実に減る中で、サービス業とりわけ飲食や持ち帰り販売に従事する人はどんどん増えています。児童クラブを利用する保護者もそれは同じで、昔は盆期間は閉店していたスーパーマーケットも今は普通に営業を続けています。そういうスーパーで働く保護者には児童クラブが必要なのです。

 盆期間において経済活動が続いており、その経済活動を支える人が子育て世帯であることも当然にあります。盆期間に勤め先が仕事を続けている、営業を続けているのに、利用している児童クラブが盆期間閉所になっていると、こどもの安全確保が心配で仕事を休まざるを得ない、という状況が発生します。それはとりもなおさず、時給制で働く人が多い人にとって収入の減少を招きます。盆期間の数日だからと家で留守番を指せつつ、就業時間も少し短くしながら盆期間に働いていた保護者がきっといたでしょう。

 児童クラブは保護者の就労を支える役割を持っています。国庫補助もそれなりに充実してきた現在は、もう盆期間閉所によってその期間の就労を妨げるようなことは、止めましょう。小学生の4人に1人が利用する、小学1年生であれば2人に1人が利用する(それも地域によってはもっと高い割合でこどもが利用している)社会インフラです。社会インフラが「うちはこの期間、休みまっせ」はありえません。電車が盆期間に止まりますか。ガス会社が盆期間にガス漏れ対応を休みますか。

 土曜日も似たようなものですね。土曜日が稼ぎ時の業界に勤めている人に盆期間閉所の不具合の構図は、そっくりそのままあてはまります。

<職員の不平不満は、事業者が解消するべき>
 盆期間(そして土曜日も)閉所を取りやめれば、時給制で働いている人は手取りが増えるでしょうから、もっと稼ぎたい人には歓迎でしょう。
 問題は、極度の人手不足、職員数不足で1人あたりの労働量がキャパオーバーとなっているのが当たり前になっている児童クラブにて、強制的に休みがやってくる期間が消滅したことに伴う、正規・常勤職員の休日数の減少です。また「それほど働きたくない」と思っている時給制職員の不平不満です。

 私はその点には明確に考えを持っています。「事業者が知恵と工夫と努力で対応するべきだ」ということです。これ以外にあり得ません。職員が盆期間を働くことになったことで抱く不平や不満は、雇い主である事業者に解決策の実施を求めるべきです。確かに、求人広告をいくら出しても人が集まりません。そんなことは百も承知です。ですが、人がいないから休みの確保で盆期間閉所が必要ですというのは、児童クラブを必要としている保護者に不利益を余儀なくさせることです。ありえません。
 これが、保護者が能動的に選択して利用する民間学童保育所であって、国庫補助を受けていないのであれば、私は盆期間を閉所することに異論はありません。それは事業者の経営方針であり、運営方針です。私が盆期間閉所を取りやめろといっているのは、社会インフラであるがゆえに国庫補助(または自治体からの単独補助も。つまり税金から成る補助金全般)を受けている児童クラブに対してです。社会経済活動を支える役割をもっと重視しなさい、といいたいのです。学習支援、学力増進を掲げている民営クラブでも運営費の補助を行政から受けているクラブであれば、盆期間は開所するべきです。
 盆期間の開所は地域ごとに拠点施設を指定して開所することでも構いません。土曜日だって合同開所しているところは圧倒的多数に及びます。それと同じです。土曜日より開所するクラブが減ってもいいでしょう。その地域の児童クラブがすべて閉所しているという状況だけは絶対に回避するべきだと私は訴えます。

 人が足りないなら人が足りるようにする経営努力をするべきです。やりくりを上手にする、あるいは盆期間に頑張って出勤してくれる職員に特別の手当てを用意するなどして、職員の労に報いる施策を事業者が採用すればいいだけの話です。もちろん必要な予算が足りなければそれは行政相手に交渉を続けて必要な額の補助金を積み増してもらう努力をすることです。ごく少ない額であれば受益者負担を要求するのも私は否定しません。

 児童クラブは社会活動を支える公の利益を実現する1つの重要な社会インフラである。その重要な事業を担っているという公の責任感を、児童クラブの事業者は肝に銘じて、そして自治体もそれに応じた財政支援をするべきです。

<年度末の準備閉所について>
 私に言わせれば、論外。次年度の準備のためクラブを閉所するというのは公営クラブにまだ見られる状況です。これはもう、すべてにおいて事業者の一方的な都合。こどもや子育て世帯の保護者にまったく理由はありません。年度末の準備閉所は直ちに取りやめるべきです。「そんなきれいごとでは現場は回らない。安心してこどもを迎え入れるために準備の時間は必要だ」というのは、理由になりません。圧倒的多数の地域で3月末の平日を開所しているクラブは、では、次年度の準備を手抜きしているとでも言いたいのですか。こどもの安全を確保することに鈍感だと言いたいのですか。単に、自分の仕事をのんびりやりたいだけの要求を、他者に迷惑の形で押し付けないでいただきたい。

<最後に私の経験>
 先に、私のこどもが利用していたクラブが盆期間閉所があったと記しました。それは、のちに私が運営法人のトップになってから改めました。数年かけて実現しました。以前も運営支援ブログに記したと思いますが、改めて簡単に記します。
 盆期間の開所が必要だという意見を常に発信し、理解を広めることに努力した。

監事が独自の活動において(それは監事ですから当然です)埼玉県内の他の地域の児童クラブ運営事業者に訪問調査を繰り返した結果、盆期間閉所を取りやめた地域が多いことが報告され、監事会から盆期間閉所の是非について検討するよう意見がなされた。

労使交渉で盆期間開所について時間をかけて必要性を説明した。

まずは事務局のみ盆期間でも開所することとした。滞納利用料の納付や入退所事務を執り行った。(私は全期間、朝から夜まで事務所に常駐していました。もとより法人代表者で労基法の対象外です)

事前に、夏季特別手当の新設と夏季特別休暇の新設を行い、盆期間に出勤した職員に利益を与える仕組みを整えた。並行して全保護者にアンケートを行い盆期間中の利用ニーズを把握した。

調査結果を基に、エリアごとに開所必要なクラブ数を算出し、テスト開所を行った。

次年度は正式に開所個所数を限定した上での盆期間開所を実現した。

 当初は「盆期間開所だなんて、ありえない」と強い反発がありましたが、時間をかけて丁寧に理解を広めて実現させることができたのは、私にとって数少ない成功事例です。やれば、できるのですよ。たいていのことは。盆期間開所に踏み切りたい、でも不安がある、そんなときには運営支援にご相談ください。

(お知らせ)
<新着情報!> 2025年6月から放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
 弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
 佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
 児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
 もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。(https://dbs.office-iolite.com/)

※新着情報はここまで。「お得情報」が下にあります!

〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
 さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
 この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
☆(お得情報!)
放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)