これから放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する保護者の方々に向けてお伝えする「初めての児童クラブ」。その4
放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)の運営者と働く職員をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表で「あい和社会保険労務士事務所」の萩原和也です。放課後児童クラブの労務管理や事業運営をサポートする社会保険労務士です。放課後児童クラブを舞台にした(とても長い)人間ドラマ小説「がくどう、 序」が、アマゾン(https://amzn.asia/d/3r2KIzc)で発売中です。「ただ、こどもが好き」だからと児童クラブに就職した新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描くハッピーサクセスストーリーです。お読みいただけたら、アマゾンの販売ページに星を付けていただけますでしょうか。そして感想をネットやSNSに投稿してください! 最終目標は映像化です。学童の世界をもっと世間に知らせたい、それだけが願いです。ぜひドラマ、映画、漫画にしてください!
「初めて学童を利用するのだけれど、大丈夫かしら? どんな困り事にぶつかるのかな?」という不安を持っている保護者さんに向けて児童クラブのあれこれを紹介するシリーズ、4回目を投稿します。
※当面、ブログ投稿をSNSで告知いたしません。外部URLをX(旧ツイッター)に投稿することを繰り返すとアカウントが凍結されるおそれがあるようです。凍結されたら一大事です。
(※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブは、いわゆる学童保育所と、おおむね同じです。)
<保護者会って何するの?>
まず、保護者会(父母会とも)が無い児童クラブも、ごく普通にあります。絶対ではないですが、およその傾向として、「児童クラブ運営を事業の柱としていて各地で児童クラブを運営している企業や団体」が運営するクラブには、保護者会が無いか、保護者を集めての説明会(保護者懇談会)を年に1~2回程度開催する、という傾向があります。一方で、保護者運営から発展した児童クラブや、公営のクラブにおいては、多ければ毎月、少なくても数か月に1回のペースで保護者会が開かれる傾向があります。
また、保護者が運営するスタイルの児童クラブは、保護者会が経営や運営を決める場になるので保護者会は基本的に開催されます。例えれば企業の取締役会のようなものです。保護者会がとても重要になっています。
ということで、一口に保護者会と言っても、いろいろその中身はあります。これが、児童クラブの世界がなかなか分かりにくいことの実態です。A区のクラブで行われている保護者会と、B市にあるクラブで行われている保護者会の内容が全く違う、というのはむしろ当たり前です。なぜなら児童クラブそのものが、地域差、事業者ごとの違いがあまりにも大きいからです。(わたくしはよく例えるのですが、児童クラブの世界は「おすし」と同じ。一般的に学童保育、学童と呼んでいますが、その世界には放課後児童クラブ(それも公営だったり民営だったり)、民間学童保育所、放課後全児童対策事業などいろいろあります。おすしも、回転すしがあればカウンターのおすし、握りずし、いなりずし、ちらしずし、押しずし、いろいろありますよね。そういうことです。)
では、保護者会の内容について、大まかな傾向を紹介しましょう。
・保護者運営由来の法人、団体のクラブで行わる保護者会=回数は多め。土曜の夜に行われることが多い。職員から、児童クラブで過ごすこどもの様子が紹介されたり連絡事項が伝えられたりする。イベント、行事について保護者が関わる場合はその相談がされることも。
・あちこちでクラブを運営している企業や団体が時折開く「保護者懇談会」=年に1回、多くて数回。職員側から簡単にこどもの様子が紹介され、連絡事項が伝えられるぐらい。オンラインでの懇談会も増えている模様。参加する家庭の数は参加しない家庭の数より少ないことも珍しくない模様。
・保護者がクラブ運営を担っているクラブの保護者会=原則、ほぼ毎月開催。出席しないとペナルティ(欠席が多いと来年度の役員のお鉢が回って来る)が科せられることも。クラブの運営方針を保護者と職員が一緒になって話し合う。通常は役員会(おおむね、こどもの学年に応じた保護者から選出されがち。2年生のこどもの保護者が役員になる等)が仕切るが、意欲が薄い役員が仕切る保護者会はグダグダの進行で意見も何も出ず、「参加して何の得がある?」と思われがち。
・保護者がクラブ運営だけでなく事業者(経営者)でもあるクラブの保護者会=原則、ほぼ毎月開催。クラブの行き先を決める会議なので欠席について委任状の提出が必須など厳格なルールが定められていることも。役員会機能が充実していれば役員会で事前にほぼ議題が審議されて結論が出ていて保護者会は役員会が出した結論を追認するぐらいで保護者会参加者の負担感は減るが、役員会機能がグダグダの場合は1つの議題の結論を出すにも数十分かかる「ロングラン保護者会」となりがち。この場合、児童クラブそのものに嫌気を感じる人もいれば、逆に積極的にクラブ事業経営、運営に関わろうと乗り気になる人も少数ですがいます。わたくしのような人です。
・公営クラブの保護者会=こどもたちの様子や状況を職員から報告を受ける時間もあるが、公営クラブではクラブで使われるお金(おやつ代、教材費など)を保護者会に徴収を委任していることがあるので、そういった事務的な相談に時間が割かれることもある。
運営支援からのお願いとしては、「保護者会、なるべく出ていきましょう」ということです。オンライン開催ならずっと画面の前にいられなくても接続して音声は聞こえるようにしてほしいですね。新しく入る保護者さんがいろいろ意見を述べる機会、またその勇気もなかなかないでしょうが、「大切な自分のこどもが過ごす場所に関して話し合われている内容」については、親として気になりませんか? 我が子が長時間過ごす場所なのです。我が子だけではなくて、こどもたちみんなが過ごす場所です。どういう様子なのかを保護者会で取り上げられることを把握して、疑問があったり改善点に気づいたりしたら、ぜひとも積極的に意見を出してほしいのですね。それが、世界を少しずつ良く変えていくということです。
なお保護者会や保護者懇談会がまったく無いクラブも普通に存在していますし、むしろ「保護者に負担をかける保護者会は一切ありません!」をうたい文句にしているクラブもあります。保護者に負担をかけるような保護者会はわたくし萩原も有害と考えますが、それは保護者会の運営の仕方や保護者会の設置目的がそのクラブの現状にそぐわないだけで、保護者として自分のこどもが過ごす場所に関して情報を収集し、他の保護者と情報を共有して意見を交わし、職員や事業者に対してこどもの育ちや過ごし方に意見を出せる場が保護者の負担に思わせる事業者の方が、わたくしは至らぬ事業者だと考えるものです。保護者に負担を感じさせない保護者会運営は可能です。
<インフルエンザで学級閉鎖。どうなります?>
これも児童クラブの運営事業者や市区町村ごとに対応は異なります。必ず「利用のしおり」「入所案内」など、児童クラブ側から受け取っている資料に目を通してください。学級閉鎖や学年閉鎖、下校繰り上げに関する対応について記載されているでしょう。もしも記載されていなかったら、早めに市役所や役場の児童クラブ担当や児童クラブ運営事業者など、問合せ先として記載されている部署に連絡して、確認してください。
どれだけ違いがあるかと言えば、「学級閉鎖の期間中は、学級閉鎖になっている学年のこどもは、児童クラブに登所できない」としているクラブがある一方で、「学級閉鎖の期間中は、朝からこどもを児童クラブで受け入れる」という、正反対の対応をするクラブもあります。
学級閉鎖や学年閉鎖の意味合いを考えると、対象となるクラスや学年のこどもは外出を控えることが望ましいのだろうとわたくし萩原は考えますが、就労を支えるのも児童クラブの役割にあるとすると、こどもを児童クラブで朝から受け入れることにも理由があるよなぁ、とも思わなくはありません。ここはその地域の方針に従うこととしてください。「こどもを朝から留守番させろっていうんですか!」と、児童クラブに食ってかかられても正直、「そういうルールなので」としか答えようがありません。不満や意見はぜひとも行政にお伝えください。
<こどもが熱を出しましたが微熱で37度です。クラブに登所させてもOK?>
これは春休みや夏休み、土曜日など、朝から児童クラブを利用する必要がある場合に問題となりがちです。現場のホンネは「休ませてください。こどもの体調が悪化するかもしれません。そのときは保護者さんにすぐにお迎えに来てもらう必要があります」ですし、「他のこどもや職員に、何らかの感染症が伝染したら困ってしまいます」です。ですから「絶対に休ませてほしい」のが本音です。37度何分を超えたら登所させないでください、という全国的なルールもありません。ありませんが、「こどもの体調」と「集団生活をする公共の施設であることを考えて、発熱など体調悪化が見られる場合は他のこどもと職員への感染リスクを考えて、クラブは休んでください」というのを、運営支援は強く勧めます。本当は「登所禁止!」と言いたいのですが。
もちろん、児童クラブ事業者が、発熱時などの登所に際しての決まり事やルールを定めている場合は、そのルールに従ってください。仕事を急に休めないという不都合はあるのは理解しますが、「うちだけが良ければOK」とはなりません。他の多くの家庭も利用している公共の施設です。自己の都合を押し通すことで結果的に全体が最悪の不利益を被るという可能性があります。
例えば、「たまたまインフルや新型コロナが流行期に入りだしたころ、こどもがちょっと発熱した。でもまあ見た目は元気で食欲もある。だからクラブには内緒にしておこう」と朝からクラブにこどもを連れて行ったとします。こどもの体調は急激に変化しやすいのです。朝8時に連れて言ったら10時にはどんどん熱が上がってぐったりするようになりました。もうそこでクラブから保護者に「お迎えに来てください」と連絡が入ります。しかもその後、その子と同じ症状がクラブで蔓延してしまい、多くのこどものみならず職員も複数が発症してしまい、出勤できる職員がほとんど減ってしまいました。「従事できる職員が確保できないのでクラブを臨時閉所します」となってしまい、発症していない家庭を含めてそのクラブを利用する全世帯に影響が及んだ、ということが、大いにあり得るのです。
ですから、こどもの体調が悪かったらぜひとも自宅で静養させてくださいね。
なお、こどもの体調の悪化や、負傷などで保護者に早めのお迎え、こどもの引き取りについてクラブから要請があったら、速やかに応じてください。働く側としては大変ですし、わたくしもこどもがそのようになってクラブからお迎え要請の連絡を何度となく受けて「あちゃー」となったことがありましたが、それでも、「大事なこどもの命にかかわること。こどもの命より優先するべきものなど何もない!」と考えて仕事を調整して仕事を早退して迎えに行ったものです。どうか「こどもの命より大事なものはこの世に無い」ということを行動の基準としていただけると、とてもありがたいです。特にインフルエンザは急性脳症という大変危険な状態になることだってあります。至急、医療機関の受診をするようにしてくださいね。
<人づきあいが得意ではありません。他の保護者と仲良くしなければダメ?>
「一期一会」と申しますし「袖振り合うも他生の縁」とも申します。人と知り合うことが自分の世界の広がりのきっかけとなることがありますが、さりとて、人間は十人十色、あまり他人と関わり合いたくない人だっています。ですから児童クラブを利用するようになって同じ学年の保護者や、お迎え時間帯によく顔を合わせる保護者がいるとしても、特段、仲良しにならなきゃいけない、ということはありません。
ただ、無視するのはギスギスしてしまうので、ちょこっと会釈ぐらいは頑張ってしてみましょう。会話は別にしなくてもいいんです。そのぐらいの軽い気持ちで大丈夫です。
児童クラブの職員とは、頑張ってコミュニケーションは取りましょう。それは友達付き合いではなくて、業務上、こどもの様子を保護者に伝えるのは職員の大事な役割ですから、「きょう、うちの子はどうでしたか?」と職員に話しかけてみることは、頑張ってやってみてください。あるいは職員から「きょうは、こんなことがありましたよ」と話しかけられたら、相槌を打つぐらいのことはぜひともやってみてください。職員とは入所前に事前の面談があるかもしれませんが、そのときに「あまり人づきあいが得意じゃないので」と伝えて置けば、職員の方もそれを踏まえた対応をしてくれるでしょう。
<児童クラブ利用にあたって気を付けたいことは?>
持ち物に「名前」を書いてほしいですね。特に男子の、くつ下。他のこどもの靴下と、ごっちゃになることがあるんですよ。ですから新入所のときはできるだけ、散らかりやすいもの、他のこどもと交りそうになりそうなものには名前を書いてください。水筒も、流行のキャラクターの商品で同じ製品を複数のこどもが使っていることがあります。名前が無いと、クラブ側は困ります。
(これは軽い気持ちで読んでね)児童クラブの職員には「臭いで誰の持ち物か判定できる」という特技を持つ人が少なからずいます。保育士さんもそうかもしれませんが。しかし臭いで判定するとしても新入所のこどもの4月においては、職員が「この臭いはあの子だ!」と特定できるだけのデータ蓄積がありません。夏休みを超すぐらいには、匂い判定装置が機能してくるようですね。なお匂い判定装置は奥歯のスイッチを入れると作動すると言われています(嘘)。
とにかく、「持ち物には名前を!」お願いします。
ランドセルに注意です。ランドセルは高い買い物ですし、もしかしたら祖父母から高額なランドセルをプレゼントされているかもしれません。高くなくても大事な大事なものです。そのランドセルの破損を巡って児童クラブでトラブルになることがあります。児童クラブでは個々のこどもに割り当てられたロッカーにランドセルやカバンを入れるのですが、時々、入れ方が浅かかったことなどで落下してしまい破損することがあります。また、これはその後の対応が苦慮するところですがこども同士のトラブルでランドセルが傷つけられてしまうことも、あります。ランドセルはやはり高額ということもあって保護者も当然ながら「全額弁償してください! 新品に替えてください!」と、児童クラブ側や、ランドセルを傷つけたこどもの保護者に強硬に主張されることがあります。破損した後の対応は児童クラブ側のルールや、社会一般に通用する法令に従って対応することになります。ここでは「児童クラブでランドセルが破損することは絶対にない、とはいえない」ということをぜひ覚えておいてください。そしてお子さんには「しっかりロッカーに押し込んでおくのよ」と、教えておいてくださいませ。
お迎えが遅くなるとか、急にクラブを休むというときは、必ず連絡をしましょう。連絡アプリを使用するクラブが相当多くなってきましたので連絡も入れやすいですね。お願いですから本当にね、もう絶対にね、休みや遅れの連絡だけは必ずしっかりと、やってください。いつものお迎え時間に親が現れないと、こどもも不安ですよ。連絡さえしてくれれば職員からこどもに「きょう、ちょっとお迎えが遅くなるって連絡があったよ」と声を掛けられます。その声があればこどもは落ち着いて待てます。みなさん、こどものときに、どこかに親が出かけて行ってしまって急に不安になった経験、ありませんか? こどものときに経験、体験した多くのことを大人は忘れがちです。こどもの立場になって、こどもだったときを思い出して行動してくださいね。なお、これはわたくしのとりわけ勝手な感想ですが、こども時代の記憶や体験をとても大事にしている人って児童クラブの運営や状態にかなり興味関心を向けてくれやすい、という印象をわたくしは持っています。
<ひどい、納得できないことがあったらどうすればいい?>
「児童クラブの職員の対応や行動に関して」=「いつ、どこで、誰が、どのように、どんなことをした」という記録をしっかり取って、市区町村の児童クラブ担当に相談してください。相談が電話なら、電話で話した内容もしっかり記録しておきましょう。メールなら文章が残りますね。なお、注意が必要なのは、「児童クラブではない学童保育所」の場合です。つまりいわゆる「民間学童保育所」と呼ばれるジャンルの施設を利用している場合です。その場合、市区町村が管理監督を一切しない、つまりごく一般的な民間施設なので、その場合は運営している事業者の本部の苦情受付窓口に連絡してください。
「他の保護者や、クラブを利用しているこどもに関して」=まずは利用しているクラブの正規職員(常勤職員)に相談してください。ここでいきなり市区町村に伝えてしまっては無駄です。結局、クラブ内で起きたことでかつ健全育成の内容に関することは市区町村では状況を知らないので、対応ができません。まずはクラブに相談してください。その上で、「クラブに相談したけれど、一向に対応してくれない」となれば、「クラブの運営本部や事務局があれば、そこに相談。苦情受付窓口があれば、そこでもOK」ですし、1クラブ1法人のようにクラブ職員がクラブ運営を行っている場合であればその時は市区町村のクラブ担当部署に相談してください。
気になったことは、遠慮なく相談してください。あるいは連絡してください。運営する側からは気づかないことだって多いのです。ただいきなりけんか腰は、お控えくださいね。
「こどもが児童クラブでけが(第三者行為ではない)をしたみたいだ」=これはすぐに運営本部があればそこに伝えてください。けがの状況、こどもから聞いた話もしっかり記録してください。病院やクリニックで診断を受けてください。小学生の場合、医療機関の窓口から「どこでけがをされましたか? 学校ですか?」と聞かれることがあるかもしれません。そのときは「学童です」という言い方はできる限り、避けてください。というのは「学校」と「学童」を医療機関側で混同してしまい学校管理下で起きたけがとして処理される可能性があるからです。これは保険の対応に関係することで、間違ってしまうと事後処理がとてつもなく大変になってしまいます。ですから基本的に「学校ではありません」とお伝えください。「どこでですか?」と聞かれたら「児童クラブです。学校とは違います」と申し添えていただけると心強いです。ただし、放課後の下校中で学校から児童クラブに向かっている間におきたけがで、児童クラブの敷地に入っていない場合は複雑です。その場合の取り扱いは基本的に学校の保険管理下にありますが、念のため、児童クラブ側に事前に確認しておいてください。
「こどもが児童クラブで他のこどもにけがをさせられたみたいだ」=これもすぐに児童クラブ運営本部に連絡してください。夜になって気づいたとしてもすぐに連絡してください。なぜならこどもの記憶はすぐに薄れてしまうのです。今日その日に何があったのかをこどもから聞いておくことが、事態解明に重要です。まず考えられませんが、もしも児童クラブ側が取り合わなかった場合は市区町村の児童クラブ担当に連絡してください。これもめったにないことですが、こどものけがの程度が重い(骨折が疑われる、あるいは医療機関で受診したら骨折だった、というような場合)は、慎重な事後対応が必要です。必ずすぐに児童クラブ側に連絡して対応を求めてください。
「こどもが児童クラブの職員によってけがをさせられた。いかがわしい行為を受けた」=警察に知らせてください。110番でもいいです。残念ですが児童クラブ事業者によっては、職員による明らかな犯罪行為であってももみ消そうとした例が実際にあります。そうはさせないために警察に捜査を委ねることが安心です。なお、「かもしれない」という疑問の程度の場合は悩ましいですね。その場合は市区町村の児童クラブ担当に相談するのが良いでしょうし、児童クラブに詳しい弁護士がいれば思い切って相談することも良いでしょう。児童クラブにおける、こどもへの虐待事案は皆無ではありません。「まさか」はいつでもどこでもあるものですが児童クラブも例外ではありません。まずは常に、こどもに、児童クラブについてやさしく尋ね、こどもが児童クラブであったことをこども自らが常に話せるような環境を家庭でこしらえてください。
「児童クラブの運営で困ったことがある。改善してほしいことがある」=これは時間がかかることですが、「どういうことが問題なのか」や「こうなればもっと良くなる」ということを具体的な事例をしっかりと記録して、その記録を積み上げていきながら、地元の市区町村の議員さんに相談するとか、市区町村の担当に相談するとか、「よりよい改善提案」という形で、利用者である保護者からどんどん出していく、意見を広めていくことが大切です。そのために実は保護者会というのは効果があるのですね。1人の保護者よりも保護者会として要望を取りまとめてアピールするほうが、何といっても数は力、です。
また保護者運営系の児童クラブ事業者では、保護者が運営側に参画できる仕組みを設けている場合があります。理事になることを希望する、ということですね。そういう機会があるなら遠慮なく利用して運営側に回って、改善要望を運営を協議する場で検討することが効果的です。またそうして運営側に入ることで初めて見えてくること、分かることができる理由や事情も見えてくることがあるものです。
児童クラブは公的な福祉サービスです。ですが他の公共サービスと違って、その成り立ちの経緯もあって良くも悪くも、利用者である保護者の意見を反映させやすい体質や土壌が地域によってはまだ残っている場合もあります。それは決してすべてにおいて良い具合に影響するものではないのですが、利用者の意見を反映させられる仕組みがあるならそれを利用しない手はありませんよ。その結果、もっと多くの人が受け入れやすい児童クラブに替えていける可能性を試せるのですから。
このシリーズ、これからも不定期に続けていきます。
1回目は2月19日(木曜日)投稿でした。
<児童クラブは、みんな違います>
<児童クラブは何をするところ?>
<勉強はさせないの?>
<遊んでばかりで、バカにならない?>
2回目は2月20日(金曜日)投稿でした。
<児童クラブの開所と閉所の時刻>
<春休みや夏休みの、お昼ご飯は?>
<車を利用する保護者さん、自転車を利用する保護者さんへ>
<利用料の支払いはきっちりと>
3回目は2月24日(火曜日)投稿でした。
<児童クラブの職員の仕事>
<クラブの職員さんたちの資格と、呼び名>
<障がいがあるのですが児童クラブでうまく過ごせますか>
<おやつはどんなものがある?>
<入所さえできれば安心ですよね?>
(お知らせ)
<社会保険労務士事務所を開設しました!>
2025年9月1日付で、わたくし萩原が社会保険労務士となり、同日に「あい和社会保険労務士事務所」を開業しました。放課後児童クラブ(学童保育所)を中心に中小企業の労務サポートを主に手掛けて参ります。なお、放課後児童クラブ(学童保育所)に関して、労働関係の法令や労務管理に関すること、事業に関わるリスクマネジメント、生産性向上に関すること、そしていわゆる日本版DBS制度に関しては、「あい和社会保険労務士事務所」を窓口にして相談や業務の依頼をお受けいたします。「あい和社会保険労務士事務所」HP(https://aiwagakudou.com/aiwa-sr-office/)内の「問い合わせフォーム」から、ご連絡のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」は、引き続き、放課後児童クラブ(学童保育所)の一般的なお困りごとや相談ごとを承ります。児童クラブの有識者として相談したいこと、話を聞いてほしいことがございましたら、「あい和学童クラブ運営法人」の問い合わせフォームからご連絡ください。子育て支援と児童クラブ・学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と児童クラブ・学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)


