これから放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する保護者の方々に向けてお伝えする「初めての児童クラブ」。その3

 放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)の運営者と働く職員をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表で「あい和社会保険労務士事務所」の萩原和也です。放課後児童クラブの労務管理や事業運営をサポートする社会保険労務士です。放課後児童クラブを舞台にした(とても長い)人間ドラマ小説「がくどう、 序」が、アマゾン (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)で発売中です。「ただ、こどもが好き」だからと児童クラブに就職した新人職員の苦闘と成長、保護者の子育ての現実を描くハッピーサクセスストーリーです。お読みいただけたら、アマゾンの販売ページに星を付けていただけますでしょうか。そして感想をネットやSNSに投稿してください! 最終目標は映像化です。学童の世界をもっと世間に知らせたい、それだけが願いです。ぜひドラマ、映画、漫画にしてください!
 放課後児童クラブの世界はこれから民間事業者の参入がさらに勢いを増すでしょう。それをうかがわせる報道もありました。民間事業者の放課後児童クラブ業界について運営支援の視点で説明します。
 ※2026年2月25日(水曜日)から27日(金曜日)の運営支援ブログは投稿を行いません。他、予告なく投稿を休む場合があります。ご承知おきください。
 (※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブは、いわゆる学童保育所と、おおむね同じです。)

<児童クラブの職員の仕事>
 放課後児童クラブで働いている職員、スタッフの仕事に関して、ぜひとも知っていただきたいことを記します。
1 こどもを単に見守っている人、預かっている人では、ありませんよ。
 児童クラブの職員の仕事は、「こどもの育成支援」を中核業務に、「保護者の子育て支援」も行います。もちろん児童クラブの日々の業務に関する事務的な仕事もあります。ここで大事なことは「こどもの育成支援」の仕事です。簡単に説明できないほど難しい業務なのですが、なるべく簡単に記しますと、「児童クラブで過ごすこども、又はこどもたちに対して、こどもの成長を支えるためにその時々において必要な援助、支援を行って、こどもが自分自身の力で育っていく過程を支えていく」ということです。
 職員が、こどもに対して、なんでもかんでも「あれをしなさい、これをしなければダメです」といって指示命令を行って常に制御下においておく、ということでは全く違う、ということをぜひご理解ください。もちろん、指示をする場面はありますよ。おやつの前に手を洗うようこどもたちに指示したり、外に遊びに行ったときに勝手に走り出さないように指示したりという、生活の習慣や社会的な規律、あるいはこども自身の生命身体を守ることにつながることについては、職員はこどもに指示したり命令したりします。
 こどもが、その成長に際して必要なこととされている「遊び」についてあれこれ指図したり命令したりは、まともな児童クラブ職員ならしません。例えばですね、こういう話があります。「職員が、これからの外遊びの時間は全員でドッジボールをするとこどもたちに言って聞かせて、みんなでドッジボールをしました。職員からは、こどもたちが楽しんでドッジボールをしているように見えました。さて職員が次の遊びにとりかかるためにこどもたちにドッジボールをやめるよう声を掛けました。するとこどもたちは言いました。ドッジボールは終わり? なら僕たち、これから遊びを始めてもいい?、と。」
 つまり職員に指示されて実施したドッジボールは、職員からすればこどもたちに遊びをさせたという感覚でしたが、こどもたちにとってみては言われた指示に従ったもの、つまり業務命令に従ったようなものであって、こどもたち自身でやりたいと思って行動した「遊び」ではなかった、ということです。
 ここが、児童クラブの本質が現れるところです。これが、こどもたちに「なにして遊ぶ?」と職員が声を掛けたらいろいろな遊びの名前が出てきて収拾がなかなかつきそうにないときに職員が「じゃあまずはドッジボールにする?」とこどもたちに呼びかけて「そうする!」となれば、こどもたちの意志が反映されているので、職員からの一方的な押し付けではありません。その差をしっかり分かっている児童クラブと、そうではない児童クラブにおいては、こどもと職員との関わり方についてもいろいろな面で差が出てくるものです。

 保護者のみなさんは、児童クラブの職員たちが、こどもの主体性、こどもがやりたいと思ったことを上手に児童クラブのスケジュールに反映させているかどうか、ぜひ注意をして観察してください。また時には質問してみてください。育成支援を大事に考えている職員なら「待っていました!」とばかりに、保護者さんに、こどもとの関わり方を丁寧に説明してくれますよ。児童クラブの職員は、優秀であればあるほど、保護者のみなさんに、「わたしたち職員の、こどもとの関わり方」について話をしたくて、ウズウズしているものです。

2 こどもの異変を察知する。
 こどもが何かに悩んでいる、苦しんでいるときに、それをすばやく察知、気づいて、その解決に取り組むのも児童クラブ職員の仕事です。ごく普通の保護者さんには感じにくいことですが、こどもに対する不適切な監護、養育を行っている家庭は案外と多いのです。保護者にしてみれば「しつけ」「教育」と疑わないことでも、第三者から見ると、一般的に許容される水準を超えた一方的なこどもへの働きかけになっているかもしれません。そうなったときは、児童虐待という、こどもの人権がじゅうりんされる事態になってしまっています。こどもへの虐待や犯罪行為が行われていないかどうかにも、常に留意しています。保護者とこどもの関係だけではなく、こども同士の関係、いわゆる「いじめ」が起きていないかどうかにも留意しています。
 ところが残念ながら、すべての職員や児童クラブ事業者が、こどもの人権をしっかり守ろうと意識して業務に向き合ったり事業をしていたり、ということではないのも現実です。もしも、利用することになった児童クラブで、職員や事業者があまりにもこどもに対する権利に鈍感だったり無意識だったりした場合は、すぐに自治体に相談してください。こどもをずっと怒鳴りつけたり、こどもの自由な行動や発言を一切許容しなかったりという、まるで監獄のような児童クラブも残念ながら、あるようです。そういうクラブを撲滅することができるのは、保護者の力が一番です。

3 保護者の子育てに寄り添い、支える。
 児童クラブで職員たちは、家庭で保護者がこどもに接するようにこどもたちの生活を支えます。児童クラブで職員たちは保護者に(完全ではないにしろ)代わってこどもの育ちを支えます。保護者と一緒に子育てをしているようなものです。これは、育成支援を事業の中核にしている児童クラブであって、最近とみに増えている、学力向上支援や各種の技能、技芸を伸ばすことをアピールする児童クラブは、保護者の代わりというよりも学習塾の先生や、各種レッスンスタジオのトレーナーやインストラクターに近いでしょう。とはいえ、「児童クラブで過ごすこどもの権利をまもる」という基礎、土台では同じです。保護者と一緒に子育てをするということは、保護者と近い距離で、こどもの育ちに関して情報や課題を共有していくことでもあります。ここで、保護者が家庭において子育てに悩んでいるとしたならば、それも共有することで児童クラブ職員が保護者を支えることができます。「子育てはああしなさい、こうしなさい」と職員側が指導したり指示したりするのではなく、一緒に子育ての問題や課題を乗り越えていく、というイメージですね。そのあたり、ぜひともわたくし萩原が児童クラブの様子を描いた「がくどう、 序」(アマゾンでのみ販売中)を手に取っていただければ、感じ取れるはずですので、どうぞよろしくお願いいたします。

<クラブの職員さんたちの資格と、呼び名>
 制度としては、放課後児童クラブで従事する職員は「放課後児童支援員」という資格を持つ人と、その資格を持たない人の2種に区別できます。放課後児童支援員という資格を持つ人は、児童クラブで「放課後児童支援員」という身分で勤務をしますし、その資格を持っていない人は「補助員」という身分で勤務をしています。もしかすると、利用することになった児童クラブで職員さんたちが名札をぶらさげているとしたら、肩書に「放課後児童支援員」と記載されているかもしれませんよ。ただ、この制度上の身分を示す呼び方は実際の現場では使われることは少ないですね。
 放課後児童支援員というのは、都道府県知事が認定する公的な資格です。2015年度から使われ始めた、まだまだ新しい資格です。保育士や教員免許などを持っている人や、一定程度の実務経験を積んだ人がこの資格を得ることができます。地域によって違いはありますが、圧倒的に多くの地域で、児童クラブでこどもを受け入れている時間帯は、放課後児童支援員が最低1人は勤務していることを義務としています。(なお、国レベルではこの資格者の従事を義務とはしていません。以前は義務だったのですが、規制緩和されてしまいました。残念です。)

 さてクラブの職員たちを、どう呼ぶか。これは単純そうで奥深いテーマです。一般的には「先生」の呼称だったり、あだ名(ニックネーム)で呼ぶことが多いようですね。「児童クラブの職員は教員ではない!」として先生呼称を排除している児童クラブ事業者もあります。あるいは児童クラブ事業者でも、呼び方はクラブそれぞれに任せている場合もあります。保護者さんは、児童クラブの職員の呼び方については、それとなくクラブ側に確認しておくと良いでしょう。まあ、別にどう呼んでも何か致命的な問題があるわけではありませんが、大事なことは、こどもたちに、「呼び方ひとつとっても、相手とのコミュニケーションにとって重要な要素になる」ということを、じっくりと分かってもらうことができればよい、ということでしょう。もちろん、社会的な規律の面で、年上の職員に対して呼び捨てをするとか、何か侮蔑的な意味を込めてのよびかけをすることはダメですよ、ということをこどもたちにわかってもらうことは大切です。

 これとはまた違って児童クラブ業界的には「指導員」という呼称が大変多く使われています。市区町村によっては条例や要綱など自治体独自のルールにおいて「学童指導員」「児童クラブ指導員」として指導員呼称を定めている地域もあります。わたくし萩原の持論は、「放課後児童支援員という新たな資格ができたことと、育成支援はこどもの主体的な育ちを支える役割を重視しているので、一方的な関係性を暗示する指導という呼称を使うのは適切ではない。よって指導員という呼称は封印するべきだ」というものです。普通に職員、スタッフでいいですし支援員でいいじゃないですか、とわたくし個人は考えていますが、児童クラブ界隈それも伝統的な児童クラブ界隈に属する人たちは指導員呼称が大好きです。児童クラブの本質を誤解させる要素になりやしませんかね、といつも疑問ですが。
 保護者の皆さんは、利用することになる児童クラブで使われている呼称をそのまま使うことで問題ありませんよ。

<障がいがあるのですが児童クラブでうまく過ごせますか>
 まず、入所を認められたのであれば、児童クラブの事業者も自治体も「児童クラブで過ごせる」ことを認めたことですから、児童クラブで過ごすことが不可能ではありません。問題は、他のこどもと、何か問題を起こすことが無く過ごせるかどうかと、障がいのあるそのこどもに適切な育ちの支えを児童クラブでできるのかどうか、ということになります。
 これは、非常に難しい問題があります。というのは、児童クラブ側になかなかやっかいな課題がありがちだからです。それは「障がいのあるこどもが過ごすのに適切な環境であるかどうか」という環境設定面の問題と、「こどもの障がいに関して正しい知識と理解を持ったうえで適切な援助、支援ができる職員がそのクラブにいるかどうか」という職員スキルの問題が、ともに大きく横たわっているからです。
 具体的には、いわゆる大規模状態、つまりこどもたちでギュウギュウ詰めの状態の児童クラブが大変に多いことです。これは、発達面においていわゆる特性のあるこどもには、過ごす上で過酷な環境となります。特性のあるこどもには、入って来る情報量が多すぎたり、大規模ゆえに管理的なこども集団の運営で分刻みで変わる場面の切り替えに対応できなかったりと、とても厳しい状況になりがちだからです。こどもの人数に比して従事している職員の人数が少ないことも問題です。障がいのあるこどもにはいわゆる「加配職員」に関する予算措置があるので加配職員が担当に就くこともありますが、クラブ全体のこどもの人数が多すぎてとても加配対象のこどもに濃密に関わることができないという状況があります。
 また、加配職員の技能、スキルの問題は、直接に障がいのあるこどもの援助、支援の優劣に関わるので重要です。各種の研修を受けたとしても、それが身につくかどうかの問題があります。熱心でまじめな職員はもちろん多いのですが、そうではない職員もいるのが事実で、ややもすると、「常勤職員や正規職員にはちょっとムリかな、でも加配職員なら」ということで雇用されてしまう加配職員もいるやに聞きます。本来はもっとも育成支援の能力が高い人員が、特別な支援を必要とするこどもの援助、支援に従事してほしいのですが、慢性的な児童クラブの人手不足状態からは、なかなかそうもできない現実です。

 保護者の就労時間の関係で、下校後すぐに放課後等デイサービス、夕刻から夜には児童クラブで過ごすこどもも、珍しくありません。この場合は、障がいのあるこどもは午後6時前後から児童クラブで過ごすことになりがちですが、そのぐらいの時間帯になると、降所するこどももいるので大規模状態が一段落しており、職員数も少なくなっていますが割と落ち着いて過ごせる可能性はあります。ただそうした、放課後等デイサービスと児童クラブの併用ができるかどうかは、それぞれの地域や事業者ごとに異なりますので、事前に確認しておいてくださいね。

 なお児童クラブ側が一番困るのは、「おそらく、この子には何らかの特性がある。でも保護者は何も気にしていないどころか、発達について話を持ち掛けようなら激しく拒否して話に応じようとしない」家庭です。あえて失礼なことを書きますが児童クラブ側は、こどもに発達障害などがあってもなくても何も印象に変わりありませんしその家庭について何らかの印象を持つこともありません。つまり「何も気にしていない。単なるワン・オブ・ゼム」ということです。保護者側は、我が子に障がいがあるという状況に直面した際に、どうしても心理的な抵抗感を持つのはやむをえないところですが児童クラブ側はそうした保護者の混乱や戸惑いもまた、しかと受け止めることを学んでいます。ですので、おこさんの行動や様子に何か気になることが少しでもあるなら、どんどん、児童クラブ側に伝えてください。4月になって実際に通い始める前であればあるほど、現場はありがたいのです。準備や対応の余裕ができますからね。

<おやつはどんなものがある?>
 全部が全部ではありませんが、多くの児童クラブでは、おやつが用意されます。少数派ですが家庭でおやつを用意して事前に1週間分のおやつをクラブに届ける形式のところも、あります。そういう場合をのぞき、おやつ代を徴収されることも多いでしょう。おやつは、こどもの楽しみですが、多くの効果を期待されているのです。おやつを食べる時間が生み出す交流は大切な時間です。人は人と交流することで育っていく生き物ですからね。成長ざかりのこどもに栄養を補給する意味でも重要です。
 まだおやつがない児童クラブは速やかにおやつ提供を実現してほしいですね。

 このおやつですが、どういうものが提供されているのでしょうか。これはもうクラブの持ち味、特色の1つでもありますね。
・手作りおやつ=実施しているところは少ないですし、月に数度ぐらいの頻度が多いでしょう。ですが、わたくしが思うにもっとも児童クラブらしい、おやつです。というか「補食」ですね。児童クラブに職員数の余裕があること、それなりの調理設備が整っていることで実施できます。それが難しいんですね。手作りおやつは、多くのこどもが好きなものを、提供時間に合わせて調理配膳することで、温かいもの冷たいものを、作ってまもないうちに摂食できることがメリットですし、旬に応じた食材を利用でき食育にも有効なこと、安く売っている食材をまとめ買いすることでコストを抑えられることが利点です。
・市販の菓子=スーパーマーケットやお菓子専門店で職員が買ってきます。「うまい棒」や「餅太郎」など、安いけれど楽しめる商品が人気ですね。夏場はアイスなど冷菓。
・配達の菓子=これも市販の菓子ですが、児童クラブ専門のおやつ商品販売配達業者を利用したり、生協や地元のネットスーパーで、ネット注文した菓子を提供します。

 およそほとんどの児童クラブでは、1日のおやつに充てられる費用は数十円~100円程度です。おやつ料金2000円で土曜日込みの25日間のおやつ提供なら1日あたり80円です。ですので、なかなか児童クラブ側が満足できるおやつ購入はできないのが本音のところでしょうか。もっと予算を増やしたいのですが、そうすると保護者が支払う負担が増えます。わたくしは、こどもの成長と活力に欠かせない、児童クラブのおやつに、もっと公費負担が必要であると訴えます。ぜひ国と自治体にはお願いします。昨今の物価高騰でおやつ用意は本当に大変です。物価対策の補助金を活用してくれている自治体もありますので、恒常的に、児童クラブのおやつ料金補助に公費投入をお願いいたします。こどもたちに児童クラブで、おいしくて楽しいおやつを出したいのですよ。保護者さんもぜひ地元の議員さんに働きかけてくださいね。

<入所さえできれば安心ですよね?>
 そう思いたいのですが、現実はシビアかもしれません。児童クラブに入って保護者は「これで安心して仕事を続けられる」と思っても、こどもが「学童に行きたくない」「クラブに行きたくない」「おうちに帰ってきたい」と言い出すことが、あるのです。これを「行き渋り」と運営支援では呼んでいます。理由はいろいろですが、こどもが児童クラブに行きたがらない現象です。これが講じると、「児童クラブに行きたくないが、学校に行くと児童クラブに行かざるを得ない」→「だったら学校にも行きたくない」と、小学校の不登校にもつながりかねません。こどもの行き渋りは大問題です。行き渋りは、そうなってしまったらすぐに解消できるとは限りません。全力を投じて、行き渋りに陥る前の段階で発見して進行を食い止める必要があります。

 行き渋りは、こどもが通う児童クラブが、その子にとって「安心できる居場所」になっていないことです。原因は様々です。嫌なこども(同級生でも、上級生でも)がいる、嫌な職員がいる、過ごしている時間がクソつまらない、大人数で過ごす環境がその子の性格に合わない、ということが単独またはからみあって、「もう学童に行きたくない」というこどもの強い意志を生み出します。
 ですので保護者さんは、4月になっておこさんが児童クラブに通い出したら、必ず、「さりげなく児童クラブの様子や感想」を聞いてください。そこでもし、こどもが「あれはちょっと嫌なんだよ」ということを言っていたら、すぐさま児童クラブに伝えて対応策を一緒に考えてください。また、児童クラブの職員にも、「うちの子、どうでしたか? どんなふうに過ごしていますか?」と、迎えにいくたびに尋ねるか、連絡アプリで質問を投げかけてくださいね。
 絶対に保護者がやってはいけないのは、こどもの気持ちの「封じ込め」です。つまり「どんなに嫌でも学童に行ってくれないと、こっちは働けなくなって困るんだからね。我慢して行くんだよ」は最悪、そこまで言わなくても「学童があるから安心。あんたも学童でちゃんと過ごすんだよ」と、「こどもは必ず児童クラブに行くこと」「こどもが児童クラブに行かないと親としては困る」ということを、こどもに伝え続けることが、ダメなのです。なぜなら、本当はこどもは児童クラブに行かなければ親が困ることを知っているので児童クラブに嫌々でも行こうとしますが、親からの圧力を前にして辛い気持ちをなかなか打ち明けられず、打ち明けたところで「我慢しなさい」と言われて逆に叱られてしまうなどで、限界まで我慢を続けたあげく、ついにはこども自身のメンタル崩壊=行き渋りに行きつくのです。児童クラブにいかせようとしようものなら、こどもは腹痛を訴えたり吐き気を催したりと身体的な症状まで訴えます。
 ここまで来てしまったら、再び児童クラブに通えるようになるには、それなりの長い期間が必要です。それこそ、「せっかく児童クラブに入所できたのに、こどもが嫌がってクラブに行かなくなったから、結局は仕事を貴ラメざるを得なかった」という事態に陥ってしまうかもしれません。(まあこれは、会社に就職したり転職したりして新しく働きだした人にも言えることですね。)
 行き渋りの可能性を常に頭の片隅に入れて、保護者さんは、こどもから丁寧に児童クラブに対する印象や感想を毎日必ず聞くようにしましょう。先んじること、先手必勝ですよ。

 このシリーズ、これからも不定期に続けていきます。
1回目は2月19日(木曜日)投稿でした。
<児童クラブは、みんな違います>
<児童クラブは何をするところ?>
<勉強はさせないの?>
<遊んでばかりで、バカにならない?>
2回目は2月20日(金曜日)投稿でした。
<児童クラブの開所と閉所の時刻>
<春休みや夏休みの、お昼ご飯は?>
<車を利用する保護者さん、自転車を利用する保護者さんへ>
<利用料の支払いはきっちりと>

(お知らせ)
<社会保険労務士事務所を開設しました!>
 2025年9月1日付で、わたくし萩原が社会保険労務士となり、同日に「あい和社会保険労務士事務所」を開業しました。放課後児童クラブ(学童保育所)を中心に中小企業の労務サポートを主に手掛けて参ります。なお、放課後児童クラブ(学童保育所)に関して、労働関係の法令や労務管理に関すること、事業に関わるリスクマネジメント、生産性向上に関すること、そしていわゆる日本版DBS制度に関しては、「あい和社会保険労務士事務所」を窓口にして相談や業務の依頼をお受けいたします。「あい和社会保険労務士事務所」HP(https://aiwagakudou.com/aiwa-sr-office/)内の「問い合わせフォーム」から、ご連絡のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」は、引き続き、放課後児童クラブ(学童保育所)の一般的なお困りごとや相談ごとを承ります。児童クラブの有識者として相談したいこと、話を聞いてほしいことがございましたら、「あい和学童クラブ運営法人」の問い合わせフォームからご連絡ください。子育て支援と児童クラブ・学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と児童クラブ・学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)

投稿者プロフィール

萩原和也